チアシードブラックとホワイトの違いは?健康にいい?食べ過ぎに注意

スーパーフードとして話題のチアシード。別名「栄養素の宝庫」と呼ばれるほど身体にとって素晴らしい働きをしてくれる食品ですよね。

美容や健康維持に効果の高いチアシードですが、その中でも「ブラックチアシード」と呼ばれるものと「ホワイトチアシード」と呼ばれるものとがあることはご存知でしょうか。

今回は、ブラックチアシードとホワイトチアシードの違いを中心に摂取量や健康効果などについて詳しく解説していきます!

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ブラックチアシードとホワイトチアシードの違い

チアシードを愛用しているかたの中には、違いはよく分からないけれどとりあえず…という感覚のかたも多いでしょう。

下記では、ブラックチアシードとホワイトチアシードの違いについて解説していきます。違いを理解したうえで自分の必要とする方を選択してみてくださいね。

特徴

チアシードの特徴とは…?

  • 生の状態でも食べることが可能
  • 1ミリ程度のゴマのような形状だが、水に浸けると膨らみタピオカのような外観ともっちりとした歯ごたえがある
  • 特徴的な味はなく、どのような料理にも合わせやすい

ブラックチアシード・ホワイトチアシードの特徴は共通であると認識してくださいね。

膨張率

ブラックチアシードの膨張率は約8~10倍。それに対してホワイトチアシードの膨張率は約14倍とされています。

したがってホワイトチアシードを食べたときの方がより満腹感を得ることができるでしょう。同じチアシードであるのはずなのに、こんなにも膨張率に差があるなんて驚きですよね。

栄養

商品によって多少差はありますが、ホワイトチアシードの方が「食物繊維」と「オメガ3脂肪酸」の含有量が多いといえます。

ちなみに、オメガ3脂肪酸は体内で作ることができない必須脂肪酸。食事から摂取する必要があるとされアレルギー症状の改善や血液をサラサラにする働きが期待できます。

一方でブラックチアシードには、カルシウム・鉄・マグネシウムがホワイトチアシードより多く含まれています。

自身の体調や期待したい効果でその都度使い分けてみるのもよいかもしれませんね。

値段

通常チアシードと呼ばれているものは実はブラックチアシードを指しています。

…というのもホワイトチアシードはブラックチアシードの品種改良が進んだ結果できたもの。そのためブラックチアシードより手間のかかるホワイトチアシードは値段に関しても高めの設定となっています。

MEMO
チアシードは海外からの輸入品。安全面が気になる場合は一定の基準をクリアした証である「有機JAS」マークの入ったオーガニック商品を選ぶのがおすすめです。

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健康にいい?

健康な人

口に入れるものだから、どのような効果が期待できるのかはきちんと理解しておきたいところ。下記ではチアシードがもたらす効果についてご紹介していきます!

美肌効果

チアシードに含まれているミネラルの一種であるセレンやポリフェノールには強い抗酸化作用があります。抗酸化作用を発揮することによって、シワやシミの改善をはかり美肌効果を期待することができます。

その他にもチアシードにはビタミンが豊富なので、お肌には嬉しい限りですね。

心と消化器系を整える

チアシード含まれているα-リノレン酸には血液をサラサラにする働きがあります。この働きによって心血管疾患、循環器や呼吸器系の初期予防に期待ができるでしょう。

また食物繊維が豊富なチアシードには腸内環境を整える効果も。腸内環境が整うことによって精神面も安定するといわれています。

骨や筋肉

骨の健康には必要不可欠なカルシウム・リン・タンパク質・マグネシウムが豊富なチアシード。

ちなみに約30gのチアシードには1日の推奨カルシウム量の約5分の1が含まれているというから驚きです。乳糖不耐症などの理由で牛乳を飲めないかたにとっても優秀な代用品になりますね。

老化抑制

お肌の老化防止には不可欠なコラーゲンやヒアルロン酸の生成を手助けする効果のあるαーリノレン酸。

肌の代謝を促進させる働きもあるためアンチエイジング対策にはピッタリです。

血糖値

食物繊維が豊富なチアシードには食後の血糖値の上昇をゆるやかにする働きがあります。

血糖値の上昇がおだやかだとインスリンの分泌が抑えられるため結果としては痩せやすい体質にも期待ができますよ。

エネルギーと代謝を促進

鉄・マグネシウム・ミネラル・ビタミンなどの栄養素が豊富なチアシード。

ビタミンやミネラルが豊富なので脂質や糖質もすぐにエネルギーへと変換されます。

乳がんと子宮頸がんを予防する

オメガ3脂肪酸には、乳がんや子宮頸がんの予防に効果的という見解も…。女性特有の癌をチアシードで予防できるのであれば積極的に摂取したいものですね。

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食べ過ぎるとどうなる?

1日の摂取量

1日の摂取量目安は10g(大さじ1)ほど。

10gといっても水分を吸ったチアシードと乾燥状態のチアシードでは見た目では差が歴然ですよね。乾燥状態のチアシードを使う場合には過度の摂取に注意が必要です。

膨張する

チアシードに多く含まれている食物繊維のグルコマンナンは水を吸収して胃の中で膨張します。

水分を吸って膨張したチアシードは約10~14倍にまでなるので1日の摂取量目安である10gでも十分満足できる量となるでしょう。

毎日食べることが大切

いくら健康によいスーパーフードと言っても限度を超えた摂取量は身体にとって悪影響になりかねません。

決まった量を毎日続けることで、さまざまな効果が期待できるのです。

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まとめ

今回はブラックチアシードちホワイトチアシードの違いを中心に摂取量や健康効果について解説しました。

この記事をまとめると

  • ブラックチアシードを改良したものがホワイトチアシードである
  • 味・食感・臭いは変わらない
  • 含有量や膨張率には差があるため利用目的に合わせて使い分ける必要がある
  • 1日の摂取量を守り毎日続けることこそが大事である

さまざまな健康効果が期待できるチアシード。女性にとっては特に嬉しい効果ばかりですよね。自分の体調に合わせて2種類のチアシードを使い分けて「美」と「健康」を手にしてはいかがでしょうか。

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