モッツァレラチーズで食中毒になる?どんな症状が出るの?対策は? |

引用元：北海道モッツァレラチーズ　はやきた | BBマルシェ by 大地を守る会 (bbmarche.jp)

近年チーズが大ブームとなっており、日本でも様々な種類のチーズが販売されていますよね。チーズ専門店なども増えてきて、ナチュラルチーズやプロセスチーズ、チーズを使用したスイーツなど、様々な食品が販売されています。

今回は、そんなチーズの種類の中の一つ「モッツァレラチーズ」について解説していきます。モッツァレラチーズはナチュラルチーズなので加熱処理がされていません。そのため稀に食中毒などに感染する場合があります。

一体どういうことなのでしょうか？そこで今回は、

モッツァレラチーズで食中毒になる？
リステリア感染症ってどんなもの？
安全なモッツァレラチーズの選び方

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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1 モッツァレラチーズで食中毒になる？
2 リステリア感染症ってどんなもの？
3 安全なモッツァレラチーズの選び方
4 まとめ

モッツァレラチーズで食中毒になる？

モッツァレラチーズの食中毒のリスクについて解説していきます。どのような細菌に注意する必要があるのか、食べる際の注意点はあるのか、詳しく見ていきましょう。

リステリア菌に注意

モッツァレラチーズは非熟成タイプのフレッシュチーズのため、加熱処理がされていません。そのため「リステリア菌」と呼ばれる細菌に汚染されている可能性があります。

フレッシュチーズはこんなもの

チーズは主に、プロセスチーズとナチュラルチーズの2種類に分類されます。プロセスチーズは加熱処理などを行い、乳化剤などで固めて作ったチーズの事です。

一方のナチュラルチーズは、生乳をそのまま使用した非加熱のチーズです。生乳に乳酸菌などを加えるとたんぱく質が固まり、ヨーグルトなどで見られるホエイと呼ばれる水分と分離します。

この残ったたんぱく質の部分をそのまま使用したチーズを「フレッシュチーズ」、細菌やカビなどを使用し、発酵・熟成させたチーズを「熟成チーズ」などと呼びます。

食べてはいけない人

リステリア菌による食中毒は、健康な方であればなかなか感染することはありません。しかし、何らかの理由で免疫機能が落ちている方は注意が必要です。具体的には「妊娠中の方」です。

妊娠中は免疫機能が大きく下がるため、ナチュラルチーズを食べるとリステリア菌に感染する恐れがあると厚生労働省から注意喚起が出ています。

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リステリア感染症ってどんなもの？

モッツァレラチーズなどのナチュラルチーズは、リステリア菌による食中毒のリスクがあるということがわかりましたが、具体的にはどのような症状がみられるのでしょうか？リステリア菌について詳しく見ていきましょう。

リステリア感染症とは

リステリア菌の正式な名称は「リステリア・モノサイトゲネス」と呼ばれます。主に河川の水や動物の腸管内など環境中に広く分布する細菌です。日本ではリステリア菌による食中毒は今のところ見られていないようです。

通常、感染しても重症化することはまれですが、妊婦の方や高齢者の方は注意が必要と言われています。また、感染する確率も「100万人あたり0.1～10人」と非常に稀です。

ただし、重症化すると致死率が高く、妊娠中の方は死産などの可能性も高いことから、世界保健機関（ＷＨＯ）においても注意喚起されている細菌です。