カフェに入っていざメニューを見ると、カフェオレにカフェラテ、カフェモカ、カプチーノと、よく似た単語が並んでいて困惑した経験はありませんか?そこで今回は
- 好みのコーヒーは人それぞれ
- 代表的なコーヒーの種類
- そもそもエスプレッソとドリップコーヒーとは
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目次
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好みのコーヒーは人それぞれ
コーヒーの歴史から順番に解説していきますよ。
幅広く嗜好品として親しまれるコーヒー
コーヒーの始まりは1888年、東京に開業した茶館をきっかけに次々と喫茶店がオープンしとことにあります。
ここから日本でのコーヒー文化は確立され始め、人々に広く愛されるようになっていったのです。
その後第二次世界大戦を機にコーヒーは贅沢品とのレッテルを貼られ、輸入停止にまでなりました。
戦後は再びコーヒーが輸入されはじめ、コーヒーブームが湧きおこります。
こうした歴史を経て、コーヒーは現在でも多くの人に愛される身近な嗜好飲料として存在しているのです。
ミルクや砂糖の量で味が大きく変わる
コーヒーを飲むとき、どのような状態で飲むのが好きですか?
ブラックで飲む人、砂糖だけ・ミルクだけ入れる人、両方を入れる人、そのほかのものを入れる人。
人それぞれ、気分に合わせて色々な楽しみ方ができるのがコーヒーのいいところです。
またコーヒーはただミルクを入れればいいというわけではなく、その量によっても味は大きく変わります。
カフェのメニューに並ぶ似たような名前の飲み物には、それぞれ違いがあるのです。
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代表的なコーヒーの種類
よくある代表的なコーヒーを使った飲み物について、その特徴を順番にご紹介します。
カフェオレとは
「カフェオレ」とは、フランス語で「café au lait」
cafeはコーヒー、laitがミルク。つまり「ミルク入りコーヒー」を意味する言葉です。
カフェオレのコーヒーとミルクの割合は1:1が理想。
深めに焙煎したドリップコーヒーと温めたミルクを同量程度合わせれば、カフェオレは完成します。
ミルクのやさしい甘さとまろやかさがコーヒーの苦みを緩和してくれる、誰にでも飲みやすいメニューです。
自宅でカフェオレを作る場合には、コーヒーを濃いめに作るのがポイント。
その半分をミルクが占めるカフェオレでは、ミルク感が勝ってしまうことがあります。
そうならないためにもコーヒーは濃いめに、豆は深煎りがおすすめです。
カフェモカとは
カフェモカとは、チョコレート入りのカフェラテのことを指します。
エスプレッソに温めたミルクを加え、チョコレートシロップを入れるのが一般的。
ミルクのかわりにココアを使うこともあります。
ほろ苦いコーヒーの風味と、チョコレートソースの強い甘みが特徴のカフェモカ。
家庭でもエスプレッソにココアを混ぜるだけなので、簡単に作ることができますね。
またカフェモカはいろいろなトッピングでアレンジしやすいのも特徴的です。
ホイップクリーム以外にもシナモンやマシュマロを浮かべたりと、スイーツのように楽しむこともできますよ。
カフェラテとは
カフェオレがドリップコーヒーをベースにしているのに対し、カフェラテはエスプレッソがベースになっています。
カフェラテに使われるミルクはスチームドミルクといって、泡が立たないように蒸気で温めたミルクです。
エスプレッソ30mlに対してミルクは120ml。
ミルクの割合がとても多いのもカフェオレとは違う点です。
カフェラテは、高圧の水蒸気で一気に抽出したコーヒーにミルクを加えて完成します。
カフェオレに比べるとコーヒーの苦みをじっくりと感じられるのが特徴です。
カプチーノとは
カフェラテと同様にエスプレッソにミルクを加えて作りますが、こちらは泡状のフォームドミルクが使われるため、よりまろやかな味わいに仕上がります。
ミルクの泡に包み込まれたエスプレッソの風味は、カフェラテとは一味違います。
フォームドミルクの泡を利用して表面にデザインを描きながら注ぐスタイルも、カプチーノの特徴ですね。
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そもそもエスプレッソとドリップコーヒーとは
ではエスプレッソとドリップコーヒーにはどのような違いがあるのでしょうか?
味の違い
エスプレッソとは、高圧のお湯を細かく粉砕したコーヒー豆に透過することで抽出を行うものです。
濃厚な味わいで量が少ないのが特徴的です。
ドリップコーヒーとは、コーヒー豆を砕いた粉をフィルターの上に乗せ、上からお湯をそそいで抽出する方法のことを言います。
これは手作業でないとうまく抽出できないので、主にハンドドリップなどと呼ばれます。
ドリッパーを使用することでお湯の透過スピードが遅く、まろやかな味になりやすいと言われています。
栄養成分の違い
コーヒーといえば、一番に思いつくのはカフェインですよね。
カフェインの量をエスプレッソとドリップコーヒーで比べてみると、
- エスプレッソ・・・約212mg
- ドリップコーヒー・・・約60mg
となります。
これは100mlあたりの分量で、その濃さのイメージ通り、エスプレッソのほうがカフェインが多いことがわかります。
ですが実際には、エスプレッソを100ml飲むことはほとんどありません。せいぜい30ml程度のものです。
ではそれぞれを1杯当たりの量に換算してみると、
- エスプレッソ・・・約60mg
- ドリップコーヒー・・・約90mg
エスプレッソのほうがカフェインの量は少ないことがわかりましたね。
とはいえこれは1杯の量。数杯飲んだ時には話は変わってきますので、考えながら飲むようにしてくださいね。
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まとめ
コーヒーを使ったドリンクの違いについて、ご理解いただけましたか?
この記事をまとめると
- コーヒーはミルクや砂糖の量によって味が変わる
- カフェオレ、カフェモカ、カフェラテ、カプチーノには明確な違いがある
- コーヒーにはカフェインが含まれているため、飲み方には注意が必要
カフェインは適量なら体にいいとも言われますが、基本的には摂らないのがベスト。
自分の体調をよく見極めて、飲み方にも工夫が必要ですね。
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