焼肉で欠かせない部位に牛タンがありますが、豚のタンを使った”豚タン”もあります。豚タンは体に悪いと言われることがあるようですが、実際はどうなのでしょうか?そのカロリーや脂質、効能について着目しました。今回は、
- 豚タンに含まれる栄養素
- 豚タンのカロリー&脂質量
- ダイエット中の食べ方
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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豚タンは体に悪い?
タンは焼肉で特に人気の部位ですが、焼肉店で提供されているタンの多くが”牛タン”です。牛タンは牛の舌ですが、豚の舌を使った”豚タン”も存在します。
豚タンは食べたことがない方も多いかもしれませんが、“豚タンは体に悪い”と言われることがあります。果たしてそれは本当なのでしょうか?まずは、豚タンが持つ栄養素について確認してみましょう。
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豚タンに含まれる主な栄養と効能
豚タンは牛タンより低脂肪ですが、同じくらいの量のたんぱく質と脂質を含んでいます。パントテン酸やナイアシン・亜鉛が豊富です。他には、ビタミンB1やB2も含まれています。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- パントテン酸:パントテン酸は、人間の体内で副腎皮質ホルモンの合成に関わります。コエンザイムAと呼ばれる体内の炭水化物、たんぱく質、脂質全ての代謝に関わるパーツの一部として使用されます。ストレス耐性の効果も上げるビタミンです。
- ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。
豚タンは食べると太る?
豚タンにはタンパク質をはじめ、様々な栄養素が含まれていることがわかりましたが、“食べると太る食べ物”と言えます!
その原因は、豚タンに多く含まれている脂質にあります。タンパク質とほぼ同量の脂質が含まれているため、高カロリーの食材なのです。
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豚タンのカロリー&脂質量
豚タン100gあたりに含まれるカロリーと脂質量はこちらです。
- カロリー…約220kcal
- 脂質………約16g
牛タンのカロリーは100gあたり約350kcal、脂質量は約31gなので豚タンの方がどちらも低い数値ではあるものの、豚タンもカロリー・脂質共に高いので、食べ過ぎるともちろん太ってしまいます。
豚タンにダイエット効果はない?
タンは高タンパク質なのでダイエット食品として食べられることもありますが、適量であればダイエット中でも食べることはできます。しかし、脂質も多いのでダイエット中におすすめの食材というわけではありません。
食べ過ぎず、頻度も時々に抑えればダイエット中に食べてもOKです◎
豚タンを食べ過ぎる副作用は?
太る
先ほどお話したように、豚タンは高カロリー・高脂質なので食べ過ぎると太る原因となります。
コレステロール値が高くなる
豚タンには脂質が多く含まれるため、コレステロールが上がりやすくなります。コレステロールは細胞やホルモン・胆汁酸の原料となるものなので体に必要不可欠なものですが、高くなると動脈硬化の原因となります。
動脈硬化は血管が硬くなっている状態で、放置すると脳梗塞や心筋梗塞など命に関わる病気に繋がります。
胃痛・下痢
脂質が多い豚タンは、消化に負担を掛けるため胃痛や下痢といった消化器系のトラブルを起こすことがあります。特に元々お腹が弱い方は要注意です。
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体に悪くない豚タンの食べ方
豚タンを食べたいけれどカロリーや脂質が気になる…!そんな時におすすめの豚タンの食べ方についてご紹介!ダイエット中にどうしても食べたい時や、健康を気にかけたいけれど食べたい時は、下記のポイントに注意しましょう。
- 野菜も一緒に食べる
- 一度にたくさん食べ過ぎない
- お米を控える
豚タンを食べる前にサラダなどで野菜を摂ることにより、脂質の体への吸収を抑えることができます。野菜に含まれる食物繊維には、脂質を排出する働きがあります。そのため、ダイエット中に野菜を食べるのはとても効果的です◎
また、タンはお米と一緒に食べたくなる食べ物ですが、お米も糖質量が多く含まれているので太りやすい食材です。量を抑えることで、血糖値の上昇を抑え、太らないようにしましょう。
まとめ
この記事をまとめると
- 豚タンにはたんぱく質と同じくらいの脂質が含まれている!
- 高カロリー・高脂質なので食べ過ぎは太る原因に…!
- 食べ過ぎるとコレステロール値が上がったり、腹痛の原因となる
- ダイエットには向かないが、野菜を先に食べることで太りにくくはなる
豚タンには脂質がたっぷり含まれるのでダイエット中にはあまり向いていませんが、ご飯の量を減らしたり野菜を先に食べることでカロリーを抑えることができるので、健康を気にかけている方は食べ方に注意してみてください。
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