仏掌芋の特徴・旬の時期まとめ|仏様の手を連想させる形をしたイチョウイモ系山芋

地域の気候や土壌環境によって栽培され続けている伝統野菜は、一般的に流通されている品種よりも歴史があり栄養価も高いものもあることで注目されています。

最近では自治体などで伝統野菜の保存・普及活動にも積極的になってきており、販売も従来のスーパーだけに捉われないことから、都心部などを中心に「未だ知らない野菜」に魅せられ、地方へお出かけの際に立ち寄る「道の駅」や「ネット販売」などを中心に人気が高まってきています。

伝統野菜は限られた地域でのみ栽培されているため出荷量も限定的で、希少性の高いものも多くまさに「知る人ぞ知る」といった野菜です。今回は、山口県の伝統野菜・奈良県認定の大和伝統野菜になっている仏掌芋について詳しく見ていきますよ。

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仏掌芋ってどんなやまいも?  

 読み方 ぶっしょういも
 旬の時期 12月頃~2月頃
 主な生産地 山口県徳地、阿東町・奈良県御所市など
 種類 ヤマノイモ科イチョウイモ群

読み方  

仏掌(ぶっしょう)芋と読みます。漢字の通り「仏様の手」に似た形状なことから、仏掌芋と呼ばれるようになりました。

仏掌芋は一般市場に流通させるために栽培されているものではなく、農家さん達が自給用に栽培してきた山芋と言われています。色々な説があるため、形状で判断されることが多いようです。

特徴(サイズ、味、形状など)

仏掌芋は野球グローブのような広がりの先が指の様に分かれて広がっている形状で、ゴツゴツとした見た目ですが表皮にひげ根などは少ないです。肉質はしっかりとあり、粘り気は自然薯ように強いのが特徴です。またとろろなど生食しても消化に良いので、老若男女問わず食べやすい山芋です。

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仏掌芋の旬の時期と主な生産地  

ここからは仏掌芋の主な生産地や旬の時期について詳しく見ていきます。仏掌芋は特徴的な形状から呼ばれる事や一般市場向けに栽培されていなかった経緯などから、明確になっていない部分もあります。代表的な生産地はありますが、希少性が高く謎に包まれた山芋です。

旬の時期はいつ?

仏掌芋の旬は12月頃~2月頃とされています。長期保管に向く山芋で、そのまま保管することが可能です。温かい季節に保管する際は、新聞紙に包み冷蔵庫などの冷暗所に置くとより良いでしょう。予めとろろ状にすりおろしたり、千切りにして冷凍保存をしておくと調理の際も便利ですよ。

主な生産地はどこ?

仏掌芋は山口県徳地、阿東町・奈良県御所市などで主に栽培されています。共に山口県の伝統野菜・奈良県の大和野菜(伝統野菜)に認定されています。その他の地域でも仏の手のような形状の山芋を仏掌芋と呼んでいることもあるようです。

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仏掌芋の価格相場ってどのくらい?  

ここからは仏掌芋の価格相場について詳しく見ていきます。代表的な生産地の山口県・奈良県内でもあまり流通されていないため、全国的に購入できる機会はあまり無いでしょう。一般流通用に栽培されていなかったため、農家さんの栽培状況によっては偶然的に道の駅などで見つけられる可能性はありそうです。

スーパーだと

一般市場に流通していない品種なため、全国的にスーパーなどで購入することはできないでしょう。生産地周辺の道の駅・野菜マルシェ・農家さん直売所などで購入できる可能性はあります。

また生産地以外でも西日本では土壌環境が仏掌芋の栽培に比較的適しているとされていることなどから、販売されている可能性があるようです。

ネット通販だと

仏掌芋をネット通販などで購入することは可能です。旬を迎える前~旬の時期などに探してみると見つかる可能性はあるでしょう。また山口県のふるさと納税の返礼品にもなっています。

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おすすめの食べ方

ここからは仏掌芋を美味しく頂けるおススメレシピをご紹介しますよ。豊富な栄養素と消化にも良い仏掌芋は滋養強壮効果があるため、昔から農家さんは重宝されていたそうです。現在では認知・普及活動などで和菓子などにも使用されているそうです。

仏掌芋のとろろご飯

粘り気の強い仏掌芋を使ったとろろご飯は、絶品ですよ。簡単なのに元気のでる一品です。

  1. 仏掌芋をとろろ状にすりおろします。
  2. 溶き卵と、醤油・みりん・だし汁をお好みの味付けで混ぜ合わせます。
  3. ご飯に少量ずつかけて頂きます。お好みで刻み海苔や青のりをかけても彩りよく美味しく頂けます。

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まとめ

これまで仏掌芋について詳しく見ていきました。仏掌(ぶっしょう)芋は、特徴的な形状が「仏様の手」に似ていることから仏掌芋と呼ばれるようになりました。仏掌芋は一般市場に流通させるために栽培されているものではなく、農家さん達が自給用に栽培してきた山芋と言われています。

ゴツゴツとした見た目ですが表皮にひげ根などは少なく、肉質はしっかりとあり粘り気は自然薯ように強いのが特徴です。旬は12月頃~2月頃で、長期保管に向く山芋です。主に山口県徳地、阿東町・奈良県御所市などで栽培されていて、共に山口県の伝統野菜・奈良県の大和野菜(伝統野菜)に認定されています。

一般市場に流通されていない品種なため、生産地の道の駅・野菜マルシェ・農家さん直売所・ネット通販・ふるさと納税の返礼品などで探すと良いでしょう。また、西日本では代表的な生産地以外にも栽培されていることがあるようです。是非一度、形状の特徴的な仏掌芋をありがたく頂いてみてくださいね。

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