ブルーチーズが腐るとどうなる?カビ・変色|賞味期限切れ半年は食中毒に?

青カビを入れて熟成させることで出来る「ブルーチーズ」。ツンと鼻をつく刺激臭と味で、好き嫌いがはっきりと分かれる食べ物として有名ですよね。

見た目も味もインパクトのあるブルーチーズは、青カビが目視できるゆえに期限など関係ないと思っているかたも多いのではないでしょうか。

今回は、そんな疑問について詳しく解説していきます!

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ブルーチーズってどんなチーズ?

簡単に説明するとブルーチーズとは、羊乳や牛乳からチーズを製造する工程で青カビを入れて熟成したものを指します。

表面からではなく内側から穴をあけてカビを繁殖させることで、独特の風味と香りを生みだすことができます。一般的なチーズとは違った特有の味と臭いが癖になり熱狂的なブルーチーズファンになってしまうかたもいるほどの食べ物なんですよ。

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ブルーチーズの賞味期限

青カビが生えていることによって期限がないと思われがちですが、ブルーチーズには賞味期限が設けられているんですよ。

未開封

一般的に販売されているブルーチーズの賞味期限は、商品により異なりますが10日~2週間程といわれています。

しかしこの賞味期限は「適切な場所で保管されたもの」が大前提ということを忘れないでくださいね。

開封後

開封後は、1週間を目安に食べきるとよいでしょう。

ブルーチーズの青カビは特殊な働きにより毒をださないため食べられますが、開封後は有害なカビが繁殖していきます。

開封後は期限に関わらず、なるべく早めに消費することが好ましいといえるでしょう。

冷凍

ブルーチーズの種類によって異なりますが、賞味期限は平均で3カ月ほどと言われています。

しかし、一度解凍すると発酵が進んでしまうのでこちらも期限に関わらず早めに消費してくださいね。

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賞味期限切れのブルーチーズはいつまで食べられる?

賞味期限が切れたからといっても、見た目ではいつまで食べられるか判断がしにくいですよね。そんなときには下記を参考にしてみてください。

3カ月以内

マイナス17℃以下で保存してあったブルーチーズであれば、約1カ月程度の期限切れは食べられる場合が多いでしょう。

ですが解凍したときに変色が目立つ、いつもとは違う刺激臭がするなどといった場合には食べることをお勧めしません。

半年

もともとカビが生えているチーズといえど消味期限を半年も過ぎているようであれば、食べないことをお勧めします。

単純に青カビが増えるだけならまだ良いですが、見た目では分からないような人体にとって有害なカビが生えていることもありますよ。

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ブルーチーズが腐るとどうなる?見分け方

カビが生える

ブルーチーズでは特徴的な青カビ以外に、白っぽいフワフワとしたカビが生えている場合には注意が必要です!白っぽいフワフワとしたカビは人体には有害なカビなので絶対に食べないでくださいね。

白っぽいカビが少量であれば、その部分を切り取って食べることもできますが体調面などを考慮し決して無理はしないようにしてください。

臭い匂いがする

傷んでいないブルーチーズにも特有の臭いがありますが、傷んでいくにつれ臭いは変化していきます。

ブルーチーズに鼻を近づけて、鼻をつくような強烈なアンモニア臭がする場合には腐っている可能性が高いといえるでしょう。

ピリピリする

見た目・味ともに問題はないけれど、食べたときに舌にピリピリとした刺激を感じた場合には腐っていると判断してよいでしょう。

食べることは出来ないので早めに処分してくださいね。

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傷んでいても過熱すれば食べられる?

例え加熱調理したとしても傷んでいる部分を完全に払拭できるわけではありません。ブルーチーズは高価なので捨てるのはもったいない…と思うのは分かりますが、無理に食べることで食中毒にかかってしまうリスクもあります。

そのため傷んでいるブルーチーズについては、早めに処分することをお勧めします。

妊婦さんは注意!

妊婦さんには、胎児の発育や影響を考慮して「妊娠中に食べるのは好ましくない食品」というものが存在します。

代表的なものに「マグロ」や「生ハム」が挙げられますが実は「チーズ」もそのうちの1つ。妊娠中はホルモンバランスが崩れやすく精神的にも不安定になりがち…。妊婦さんだけではなく周囲も知識を得ることで不安材料を排除しましょう。

妊婦がチーズを食べないほうがよいとされる理由とは…

  • チーズには、胎児にとって脅威の病原菌となる「リステリア菌」が存在する
  • 早産・流産・死産の危険性がある
  • 新生児に重度の障害が残る場合がある

胎児にとっては脅威でしかない「リステリア菌」ですが、加熱調理をすれば殺菌できるともいわれています。

どうしても食べたい場合には、しっかりと火をとおして食べるようにしてくださいね。

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ブルーチーズを日持ちさせる保存方法

冷蔵保存

チーズの基本保存は”冷蔵保存”です。未開封のブルーチーズでも常温ではなく冷蔵庫に入れて保存をしましょう。

また冷蔵庫の中は乾燥しています。しっかりとラップにくるみ密閉した状態にしないとブルーチーズが乾燥してしまい変色や腐敗が進む原因に…。

ブルーチーズの青カビが他の食品についてしまうのを防ぐためにも、必ず密閉した状態で保存をしましょう。

冷凍保存

期限の短いブルーチーズは冷凍することによって約1カ月期限を延ばすことが可能です。

冷凍する際には、あらかじめ1口大などに切ってからラップなどでくるみ冷凍することをお勧めします。冷凍したブルーチーズは、凍った状態のまま料理に使うこともできるので時短になりますね。

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ブルーチーズの大量消費おすすめレシピ

期限などが迫って大量に消費したいブルーチーズがあるときに、お勧めなレシピをご紹介します。ぜひお試しあれ!

ブルーチーズ×はちみつ

一見合わなそうなブルーチーズとはちみつですが、実は驚くほどに相性抜群です!

パンやホットケーキの上に乗せると主食に、クラッカーの上に乗せるとお酒が進むおつまみになりますよ。ブルーチーズの上に、はちみつをかけるだけなので、包丁やまな板を汚すこともなく簡単に作ることができてしまいます。

そのままおつまみ

塩気の強いブルーチーズは、もちろんそのままおつまみとして食べても最高です!特にワインとの相性は抜群!ワイン好きには堪らない一品なのではないでしょうか。

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まとめ

今回は主に、以外と知られていないブルーチーズ消味期限についてご紹介しました。

この記事をまとめると

  • ブルーチーズの消味期限は未開封品だと10日~2週間ほどである
  • 開封後は1週間で食べきるのを目安に!
  • 冷凍保存することで消味期限を延ばすことが可能である
  • 妊婦さんは、まれに「リステリア感染症」を引き起こす場合も…

以外と消味期限が短いブルーチーズ。冷凍方法などを上手く活用し最後まで美味しく食べきってくださいね。

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