色々な料理に使いやすく、栄養価も高い緑黄色野菜「ブロッコリー」。ブロッコリーは意外とデリケートな野菜なので、適切な保存方法を行わなければ変色してしまいます。今回の記事では、ブロッコリーの変色について、詳しく解説していきます。まずは、記事内容を一覧にしてみました。
- ブロッコリーは変色しやすい野菜
- ブロッコリーの黒い斑点って何?
- ブロッコリーは変色しないように保存が出来るの?
こんな内容となっています。この記事を最後まで読んで、ブロッコリーの変色についてきちんと理解していきましょう。
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目次
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ブロッコリーは色が変わりやすい
ブロッコリーは非常にデリケートな野菜で、見た目の変色がよく起こります。どんな変色が起こって、どんな原因があるのかをざっと見ていきましょう。
紫色のブロッコリー
ブロッコリーは「紫色」に変色したタイプがあります。紫色のブロッコリーはポリフェノールの一種である「アントシアニン」が、表面に出て変色した物になります。寒い地域でブロッコリーを栽培するとこの変色が起きてしまいます。
紫色のブロッコリーは、通常のブロッコリーよりも栄養価が高く、甘みも強くて美味しいので非常におすすめです。ただ、お湯でゆでてしまうと、通常の緑色に戻ってしまうので、その辺りは事前に理解しておきましょう。
茶色のブロッコリー
ブロッコリーは茶色く変色することもあります。理由としては以下の2つが考えられるでしょう。
- 腐ってしまっている
- 茹で過ぎによる変色
まず、ブロッコリーが茶色くなってしまう原因として考えられるのが、「腐り始めてしまったこと」です。茶色k変色したブロッコリーから「酸っぱいにおい」がしたり「ぬるぬるした感触」があると、高確率で腐っています。食べずにすぐに廃棄するようにしてください。
また、ブロッコリーは「長時間加熱してしまうと茶色く変色する性質」があります。これは、ブロッコリーの色素が抜けてしまっただけなので、そのまま食べても問題ないでしょう。
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黒い斑点は危険?
ブロッコリーには茎の部分を中心に「黒い斑点」が現れることもあります。この黒い斑点は食べても大丈夫なのでしょうか?
原因はポリフェノールの酸化
ブロッコリーの茎の部分に現れる黒い斑点は「ポリフェノールが酸化した物」です。ブロッコリーは意外とデリケートな野菜で、寒暖の差が激しいところで育てると、ストレスを感じてポリフェノールが茎の部分に集中してしまうのです。そのポリフェノールの成分が黒い斑点となって、茎の部分に現れます。
なので、特に食べても問題ありません。ただ、市場に出回っているブロッコリーは、見た目などの品質基準を通過しているため、黒い斑点がついている商品はあまりないでしょう。生産者から直接購入した場合にのみ黒い斑点があることがあります。
新鮮なブロッコリーにもある
ブロッコリーの黒い斑点は、新鮮なブロッコリーにもあります。原因としては、ポチフェノールが茎の表面部分に現れただけなので、どんな状態のブロッコリーでも現れることはあるでしょう。ただ、この斑点がついているブロッコリーは寒暖差のストレスがかかっているため、通常のブロッコリーよりも若干品質が落ちます。その辺りだけ注意して食べるようにしましょう。
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変色しない保存方法
ブロッコリーの鮮やかな緑色が変色してしまうと、ちょっともったいないです。そこで、ブロッコリーを変色させずに保存する方法をご紹介しておきます。
適切な保存方法は?
最もおすすめのブロッコリーの保存方法は「冷凍保存」です。どうやって冷凍保存すればいいのか、簡単にまとめてみたので、見ていきましょう。
- ブロッコリーは茎からひと房ずつ包丁で切り取る
- 生のまま3から4個をラップにくるみ、ジップロックに入れる
- そのまま冷凍庫に入れ、保存をする
- ジップロックだけでは保存状態に不安があれば、タッパーなどの固い容器で保存する
こんな感じでただ茎から切り取って、生のままラップにくるんで冷凍庫で保存するだけで簡単に長期の保存が出来るのです。もちろん、保存している間にブロッコリーが腐って変色することもないので、保存にはピッタリでしょう。
茹でた後に保存する方法もありますが、解凍した後にべちゃっとなってしまいがちなので、生のままがおすすめとなっています。
保存期間は?
ブロッコリーを冷凍保存した場合は、「1か月程度」日持ちさせることが可能です。前述した通り、生のままラップにくるんで冷凍庫に入れておきましょう。冷凍した時の状態をそのまま維持することが出来ます。
その他の方法として、ブロッコリーの冷蔵保存がありますが、冷蔵の場合は、4日間くらいしか持たないので、あまりおすすめは出来ません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「ブロッコリーが変色しないようにするには、どうやって保存すればいいのか?」をまとめてきました。最後に記事内容を振り返ってみましょう。
この記事をまとめると
- ブロッコリーは紫色や茶色に変色してしまう事がある
- ブロッコリーの黒い斑点は食べられる確率が高い
- ブロッコリーは冷凍保存することで長期の保存が可能
という内容でした。あなたもご自宅にブロッコリーがあるのであれば、早速冷凍保存を試してみましょう。簡単に長期間の保存が可能です!
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