ブロッコリーの茹で汁は栄養たっぷり!捨てないで再利用しよう

ブロッコリーは茹でて調理するのが一般的ですよね。栄養が豊富な野菜なので茹でるときに、

  • ブロッコリーの茹で汁は捨てても良い?
  • 茹で汁を捨てるのがもったいない
  • 茹で汁って使い道があるの?

こんな疑問を持ちませんか?実は、 ブロッコリーを茹でると茹で汁にたくさんの栄養や旨味成分が溶け出ます。なので、捨ててしまうのはもったいないのです。 この記事では、ブロッコリーの茹で汁の再利用方法をご紹介します!

この記事を読んでわかることはこちらです。

  • ブロッコリーの茹で汁を再利用した方が良い理由
  • ブロッコリーの茹で汁を捨てた方が良い場合
  • ブロッコリーの茹で汁のおすすめの再利用方法

ブロッコリーを茹でた後の汁

ブロッコリーを茹でたら茹で汁を捨ててしまう方が多いと思いますが、こちらでは捨ててしまうのがなぜもったいないのか、理由を2点挙げてご紹介します。

栄養が溶け出している

1つ目の理由として、ブロッコリーを茹でると「茹で汁に栄養が溶け出ている」点が挙げられます。ブロッコリーはビタミンCをはじめ、多くのビタミン・ミネラルを含みますがその多くは「水溶性」です。そのため、ブロッコリーを茹でると多くのビタミンやミネラルがお湯の中に溶け出てしまうのです。多くの家庭ではブロッコリーを小房に切って茹でると思いますが、切ってから茹でるとなおさら栄養素は溶け出やすくなってしまいます。

旨味成分が溶け出している

2つ目の理由は、ブロッコリーを茹でると栄養だけでなく「旨味成分溶け出る」からです。ブロッコリーには、昆布などに含まれている旨み成分である「グルタミン酸」が豊富に含まれています。ブロッコリーを茹でると、茹で汁には旨み成分まで溶け出てしまうのです。つまり、溶け出た旨味を活かして、「だし」のように使うことができます。お味噌汁や煮物の煮汁にしたりなど、たくさんの利用法があります。

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捨てるのはもったいない!

以上前述の2つの理由から、ブロッコリーの茹で汁には「水溶性の栄養素」と「旨味成分」が溶け出ていることがお分かりいただけたと思います。つまり、美味しく栄養素まで入ったブロッコリーの茹で汁は捨てずに有効活用した方が良いのです。

捨てた方が良い場合も

一方で、ブロッコリーの茹で汁は捨てた方が良い場合もあります。それはどのような場合なのか見ていきましょう。

農薬ありの場合は捨てた方が良い

農薬を使用して作られたブロッコリーの場合は、茹で汁はとっておかずに捨てることをおすすめします。農薬が使われていると、ブロッコリーを茹でたときに残留農薬が茹で汁に溶けだすことがります。茹で汁の活用をするのは農薬を使われていないブロッコリーの場合のみに留めましょう。

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ブロッコリーの茹で汁の再利用方法

それでは、ブロッコリーの茹で汁の具体的な活用方法を見ていきましょう!

味噌汁

ブロッコリーの茹で汁には旨味成分である「グルタミン酸」が含まれているのは前述の通りです。この旨味成分を利用して、味噌汁にするのがおすすめです。ブロッコリーを茹でたら、房の部分は別の料理に使い、芯の部分を食べやすく切って味噌汁の実にするのも効率が良いですよ。

ポイント
ブロッコリーが茹で上がったら茹で汁を残してブロッコリーをすくい、そのまま味噌を溶かし入れれば洗い物が少なく済みます。

煮物のだし

味噌汁同様に、ブロッコリーの茹で汁を「だし」として使って煮物を作るのもおすすめします。だしの素や昆布などの節約にもなりますね。使い方は簡単。ブロッコリーの茹で汁を鍋に入れ、好みの具(大根、里芋など)を入れて煮込むだけです。しょうゆ・みりんを加えれば煮物の完成です。

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パスタ

パスタを作るときに、パスタとブロッコリーを一緒に茹でて具材にしてみましょう。ブロッコリーとパスタを一緒に茹でると、ブロッコリーから溶け出る栄養素をパスタが吸ってくれます。茹で上がったブロッコリーはそのままパスタの具材にしてしまえば調理も楽になります。パスタとブロッコリーを一緒に茹でる時は、パスタを先に茹で、茹で上がりの数分前にブロッコリーを追加して茹で上がりの時間を調整すれば、パスタもブロッコリーも両方ザルに開けられて便利です。

ご飯を炊く

ブロッコリーを茹でたものの「煮物や味噌汁に使う予定がない」場合は、茹で汁を使ってご飯を炊いてみましょう。ご飯を洗ったら炊飯器に入れ、規定の量まで茹で汁を入れるだけです。簡単に旨味を逃さずに料理ができます。ご飯ににおいや色が付くのが不安な場合は、混ぜご飯のときに使ってみるのも良いですね。

茹で汁にはにおいがある場合も
ブロッコリーを茹でると、茹で汁のにおいがきになる場合があるかもしれません。それは、ブロッコリーに含まれている辛み成分「イソチオシアネート」が原因です。イソチオシアネートは、茹でると分解され辛味が抑えられますが、分解される過程で成分が空気中に放出されにおいになるのです。そのため、嗅いだり食べたりしても体に害はないのでご安心を。

まとめ

ブロッコリーの茹で汁を捨てるのがもったいない理由、茹で汁の使い方をご紹介してきました。ブロッコリーの茹で汁には「水溶性の栄養素」と「旨味成分」が溶け出ているので、有効活用して使いたいですね。「だし」として、ぜひ様々な料理に活用してみてください。

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