照り焼きやしゃぶしゃぶ、お刺身など、 人気のお魚の一つ、ブリ 。特に冬に食べる寒ブリは、脂が乗っていてとても美味しいです。
美味しいだけじゃなく、良質なタンパク質が摂れたりと栄養も満点。そんなブリですが、ブリの皮ってどうしていますか?
- ブリの皮って食べる?
- ブリの皮の栄養は?
- どんな効能がある?
- お魚の皮は食べていいの?
- 食べるときの注意点
- ブリの皮の食べ方
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目次
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ブリの皮って食べる?
ブリを食べるときに、皮まで食べるかどうか、迷ったことないでしょうか。 「皮は栄養があるから食べたほうがいい」 という声と 「皮は食べたらダメ」 という声、どちらも聞いたことがあります。
ブリの皮には栄養はあるのでしょうか。
刺身では食べないけど…
まず、ブリのお刺身はどうでしょうか。だいたい、お寿司屋さんへ行くと、 ブリの皮は剥いだ状態 で出てきます。
ブリの皮には、びっしりと鱗が付いていて、皮も他のお魚よりも硬めなため、取った方が食べやすいからでしょう。
ブリの皮の栄養成分
では、栄養分はどうでしょう。
ビタミンA | 美肌へと導く。 |
ビタミンB2 | 感染症予防に効果的。 |
DHA・EPA | 善玉コレステロールを増やす。 |
効果効能
栄養があるということはわかりましたが、実際にどのような効果があるのでしょうか。
もう少し詳しく見てみましょう。
皮膚と粘膜の健康維持をサポート する栄養素と言われるくらい、健康には欠かせないビタミンA。不足すると、様々な体の不調が出てきます。
ビタミンAを摂取することで、新しい肌細胞を作り出してくれたり、修復機能が働いてくれるので、 シワ・シミ・くすみ の予防や改善に効果があります。
また、 目の健康をサポート してくれる役割もあり、目の正常な働きを維持するのに欠かせません。
ビタミンB2は、たんぱく質の合成を助け、細胞の再生や皮膚・毛髪・爪などをを作りだすという 全身の成長を促進 する効果があります。
また、粘膜力を高める効果があり、 目や口などの粘膜性の箇所の健康 にも大きく関わります。不足すると起こる代表的な例として、口内炎があげられます。
有害物質の分解を促進する働きもあるため、 高血圧や脳卒中、心臓病などの生活習慣病の予防 としても期待できる栄養素です。
DHA・EPAには、悪玉コレステロールを減少して善玉コレステロールを増やす働きがあります。
そのため、 血中の血液がサラサラ になり、糖尿病・心筋梗塞、脳梗塞・心臓発作といった 成人病予防や症状の緩和 に効果的とされています。
他にも、脳細胞を柔らかくし、情報の伝達性を高め細胞を活性化させるため、 学習能力を向上 してくれます。
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魚の皮は食べてはいけない?
冬の時期ともなれば、あのブリの脂がたっぷりと乗った寒ブリを思い出します。そんな脂は皮にも沢山乗っており、十分に美味しくいただくことができます。
実は、お魚の皮には コラーゲン がたくさん含まれていて、はたまた身よりも栄養が詰まっていたりと、健康や美容への期待から皮を食べる方も少なくないようです。
世間では
以前、某テレビ番組で行われたお魚の皮に関する街頭アンケートの結果では、 食べる派が56票・食べない派が44票 となっていました。
健康のために食べる人・皮が苦手な人・お魚の種類によって違う人・調理方法によって違う人・など理由は様々あるため、このほぼ半々という結果になったのではないでしょうか。
食べ過ぎには注意
たくさんの栄養分が含まれるお魚。さらに、身よりそれらが含まれる皮ならたくさん食べておきたいと思うところですが、食べ過ぎるとデメリットになる可能性があります。
特に、魚の皮の部分に多く含まれるオメガ3脂肪酸は、中性脂肪やコレステロールを減少させる働きがあり、血液をサラサラにしてくれます。
しかし、加熱に弱く過酸化脂質に変化することがあります。これは逆に血液を凝固させ、 食べすぎるとかえって血液がドロドロ になってしまうのです。
また、オメガ3脂肪酸が健康に良いとしても、脂の一種には変わりないので、 摂りするとカロリーの増加 に繋がります。
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ブリの皮を色んな方法で食べる…
では最後に、ブリの皮を美味しく食べられるメニューをご紹介いたします。
【ブリ皮の湯引き】
(引用元:釣りバカ男の手料理)
湯引きした皮をポン酢でいただく簡単料理。ただ、しっかりと鱗を取る必要があるので、鱗処理してあるものがいいです。
【ブリ皮酢みそ和え】
(引用元:楽天レシピ)
湯引きしたブリ皮をネギとウドと一緒に酢味噌でいただきます。ぷりぷりシャキシャキの食感が味わえます。
【ブリの皮サクサク揚げ】
(引用元:cookpad)
カリカリの唐揚げにすると、ビールによく合うおつまみに。お酒で水分を抜き、臭みを取るのがポイントです。
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まとめ
この記事をまとめると
- ブリの皮は食べられる!
- ブリ皮には、ビタミンA・ビタミンB2・DHA・EPAが豊富に含まれている。
- 皮膚と粘膜の健康維持・生活習慣病予防・成人病予防・学習能力向上などの栄養が詰まっている。
- 街頭調査では、食べる派と食べない派ほぼ半々の結果に。
- 皮に含まれるオメガ3脂肪酸は、食べすぎるとかえって血液がドロドロになることがある。
- 脂の一種には変わりないので、摂りするとカロリーの増加の危険も。
- ポン酢や酢味噌和え、唐揚げなど、美味しく食べられるレシピがあります。
いかがでしたか。お魚には日本人の体に良いとされる栄養素がたくさんあるので、食べるときは皮も 無駄なく いただくようにしましょう。
現代では、生き物の食べ過ぎも問題となっていてお魚は 乱獲 という雑な方法が主流です。食べるものの質も悪いと健康にもよくないですし、 命をいただいている ということを忘れないようにしたいですね。
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