ごぼうはきんぴらや煮物など作るときに使われますが、生では食べられるのでしょうか?ごぼうはぬか漬けにして食べることはできるのでしょうか?
今回は
- ごぼうのぬか漬けとは?
- ごぼうのぬか漬けの栄養成分と効果
- ごぼうのぬか漬けの賞味期限はどれくらい?
- ごぼうのぬか漬けの保存方法
これらのテーマでご紹介いたします。
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目次
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ごぼうのぬか漬けとは?
特徴
ごぼうのぬか漬けは、ごぼうをぬか床に漬けた食品です。
ごぼうは冬の定番野菜ですが、春先に出回る新ごぼうもぬか漬けにすると、ぽりぽりと程よい固さで歯ごたえがあり、食感も楽しめるぬか漬けになります。
ごぼうの 歯ごたえもしっかり残っているので食べごたえがあります。
どんな味?まずい?美味しい?
ごぼう本来の味はそのままです。ごぼうのぬか漬けは、作り方もシンプルで、ぬか床に入れるだけなので、それはそれで素朴な味で美味しいのですが、それに酸味と塩味がプラスされています。
ごぼう自体が硬い野菜なので多少長く漬けても酸味や塩味がごぼうの味を消してしまうことはありません。
ごぼう自体の味が強いので、 ごぼうにぬか床の味が軽く味付けされているような味わい です。
生で食べられる?
ごぼうは生で食べられます。長くて太いいわゆる「土ごぼう」も生食は可能ですが、固いのであまり向かないかもしれません。
生食に向いているのは「新ごぼう」「サラダごぼう」「山ごぼう」などです。「新ごぼう」や「サラダごぼう」は完全に成長する前の夏頃に収穫し、あくが少なく繊維が柔らかいため生食にもおすすめです。
ただし、土野菜ならではの「トキソプラズマ」という寄生虫の心配があります。元気な人が感染してもほとんど気付かずに終わることが多いものですが、妊婦さんは注意が必要です。
妊婦さんが感染した場合、流産や死産のリスクが高まるだけではなく、赤ちゃんに障害が残るなど大きな影響が出る危険があります。
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ごぼうのぬか漬けの栄養成分と効果
栄養素
- イヌリン
- セルロース
- リグニン
- カリウム
- マグネシウム
- 銅
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンE
- 食物繊維
- 乳酸菌
- 酵素
- マグネシウム
効果効能
- 食物繊維:食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。
ごぼうは不溶性食物繊維(セルロース・リグニン)、水溶性食物繊維(イヌリン)どちらも含まれていて、便秘改善・予防の効能があります。
不溶性食物繊維は、悪玉菌の発生を抑えて、善玉菌を増やす働きがあり腸内環境を整えます。
水溶性食物繊維は、腸管内でゲルを形成するので便の移動がスムーズになります。また、血糖値の急上昇抑制や免疫力アップの効能もあります。 - 食物繊維と乳酸菌:共に整腸作用があるので胃腸の健康を促し、便秘の解消効果、免疫力のアップなどの作用で、アレルギーの緩和、胃がんや大腸がんのリスク低下にもなります。また、肌荒れや吹き出物の予防や改善に効果があります。
- ビタミンC:ニキビや吹き出物の予防に有効です。
- ビタミンB1:炭水化物からエネルギーを作るのに必要な補酵素となります。そして脳の唯一のエネルギー源でもあるので、効果は体力のみならず、集中力を向上させることもできます。
- 銅:銅は、鉄の吸収や心臓収縮、脳の発育など、さまざまな働きがあるミネラルです。
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マグネシウム:マグネシウムは、全身で酵素のサポート役として働いており、タンパク質の合成やホルモンの分泌などさまざな働きがあります。ナッツや大豆、海藻に多く含まれており、ごぼうにも大豆の半量程度の量が含まれています。
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ごぼうのぬか漬けの賞味期限はどれくらい?
賞味期限切れはいつまで食べられる?
ごぼうの賞味期限は、ごぼうそのものの品質によって違います。賞味期限とは美味しく食べられる期間のことをいいます。
記載されている賞味期限日を過ぎていたとしても、食べる本人が「食べられる」と判断した場合に食べることができます。その際には、臭いと見た目や味などで、食べられるかどうかを判断することが大切です。
一般的に、ぬか漬けは、長くてもぬか床から取り出してから2~3日以内がおいしく食べられる賞味期限の目安です。ぬか床から取り出したぬか漬けは、出来るだけ早く食べきりましょう。
意外と賞味期限が短いのは、 ぬかに含まれる油分と野菜の水分が原因 です。
ぬかの油分が 空気に触れると酸化 し、野菜の水分が多く残ると腐りやすいのです。ぬか漬けを放置していると、酸っぱくなったり、柔らかくなったり、カビが生えることもあります。
腐るとどうなる?
ごぼうのぬか漬けが腐った場合の状態は以下のとおりです。
- 漬けたごぼうがドロっとしている
- 腐敗したような酸っぱいニオイがする(鼻につく感じのニオイ)
- 食材の表面にカビが生えて白くなっている
- 食材の表面がヌルヌルしている
- 舌がピリピリする
- 酸味が強い
- 酸味のほかに苦みも強い
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ごぼうのぬか漬けの保存方法
漬物は保存食だからぬか漬けも保存できるというのが昔は、当たり前のことでしたが、温暖化の影響や家の造りの変化で室内の気温が高くなっています。
そのため、ぬか漬けやぬか床を室内の日の当たらない冷暗所に置くというのがなかなか難しくなっています。
夏場はもちろん、春先でも夏日になることがあり、10月まで残暑が続く昨今では、常温で保存をするというのは難しいです。
もちろん家が涼しい場合は、ぬか床を常温に置いておくこともできますが、真冬の部屋ならともかく、ほぼ1年中冷蔵庫での保存がすすめられています。
空気に触れないようタッパーやジップロックなどに入れて 密封して、冷蔵庫に入れます。 冷蔵庫の野菜室は冷蔵室に比べて温度が高めなので、発酵が進みやすいです。
そのため、ぬか漬けを保存するなら冷蔵室がおすすめです。ぬか漬けを冷蔵保存する場合の目安は、2〜3日です。
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まとめ
この記事をまとめると
- ごぼうのぬか漬けとはごぼうのぬか漬けはごぼうをぬか床に漬けた食品です。
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ごぼうのぬか漬けの栄養成分と効果は以下のとおりです。
食物繊維:便秘改善・予防の効能があります。腸内環境を整えたり、血糖値の急上昇抑制や免疫力アップの効能もあります。食物繊維と乳酸菌:アレルギーの緩和、胃がんや大腸がんのリスク低下にもなります。また、肌荒れや吹き出物の予防や改善に効果があります。
ビタミンC:ニキビや吹き出物の予防に有効です。
ビタミンB1:炭水化物からエネルギーを作るのに必要な補酵素となります。集中力を向上させることもできます。
マグネシウム:マグネシウムは、全身で酵素のサポート役として働いており、タンパク質の合成やホルモンの分泌などさまざな働きがあります。
銅:銅は、鉄の吸収や心臓収縮、脳の発育など、さまざまな働きがあるミネラルです。
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ごぼうのぬか漬けの賞味期限は一般的に、ぬか漬けは、長くてもぬか床から取り出してから2~3日以内です。
ごぼうのぬか漬けは空気に触れないようタッパーやジップロックなどに入れて密封して、冷蔵庫に入れ保存することがすすめられています。
美味しくごぼうのぬか漬けをいただきましょう。
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