ブラウンシュガーは太る?健康にいい?悪い?カロリーは?代用品は?

直接口にする食材の安全性は、重視したいものですよね。日ごろ使う砂糖にもこだわりを持つ方も多いでしょう。

ブラウンシュガーという名前を、健康意識が高い方はよく見聞きしたことがあるのではないでしょうか?

茶色い色の砂糖で、精製された砂糖よりも自然に近い状態となっています。この記事では、そんなブラウンシュガーについて

  • ブラウンシュガーは健康にいい?悪い?
  • 体にどんな影響がある?
  • 代用品は?

をテーマに紹介していきます。ブラウンシュガーについて知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ブラウンシュガーは健康にいい?悪い?

ブラウンシュガーは茶色い砂糖全般のことを指します。深みのある味わいと色合いが魅力でコクがあり、お菓子作りや料理に使われています。

ここでは、そんなブラウンシュガーのカロリー・栄養素・ほかの砂糖との違いを紹介していきます。

100gあたりのカロリーは?

含蜜糖のブラウンシュガー

  • 黒糖・・・354キロカロリー
  • メープルシュガー・・・257キロカロリー
  • パームシュガー・・・375キロカロリー

含蜜糖のブラウンシュガーは精製の際に糖蜜を分離させずに作るため、ミネラルが豊富に含まれているのが特徴です。まろやかな甘みと独特の風味が楽しめます。

分蜜糖のブラウンシュガー

  • 三温糖・・・382キロカロリー
  • きび砂糖・・・396キロカロリー
  • てんさい糖・・・390キロカロリー

分蜜糖は精製の際に糖蜜を分離させて作られています。そのため、ショ糖の純度が高く、風味とコクがあるのが特徴です。

栄養バランスは?

ブラウンシュガーに含まれている主な栄養素は以下の通りです。

  • 炭水化物
  • ナトリウム
  • カリウム
  • カルシウム

ブラウンシュガーの種類によって、ミネラル成分の含有量が変わってきます。ブラウンシュガー単体での栄養価はそれほど高いわけではありません。

他の砂糖と比べてどう違う?

日本では、色が茶色の砂糖全般をブラウンシュガーと呼んでいます。海外では、精製度が低く、糖蜜成分が残っているものを指します。

ほかの砂糖とは作る工程に違いがあります。ブラウンシュガーの一種である三温糖やきび砂糖は、白い砂糖を作る際に取り除かれる糖蜜が含まれています。

そのため、白い砂糖と比べるとコクと風味が強いのが特徴です。

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体にどんな影響がある?

ブラウンシュガーを摂取すると、体にどんな影響があるのでしょうか。ここでは、1日の摂取量や過剰摂取した場合に引き起こされる症状について説明していきます。

1日にどのくらい食べていい?

WHO(世界保健機関)は、1日の砂糖摂取量は1日に摂る総エネルギ量の5パーセント未満を推奨しています。

これは、砂糖25g・スティックシュガー8本分の計算です。ブラウンシュガーはあくまでも砂糖なので、精製されていないからといって多く摂取していいわけではありません。

無糖やノンシュガーも同様です。安心して食べすぎないように気をつけましょう。

毎日食べても大丈夫?

1日の摂取量を守って使用しましょう。砂糖を過剰に摂取すると、さまざま症状が引き起こされます。虫歯は砂糖を栄養源としているため、虫歯になりやすくなるでしょう。

また、砂糖を消化するためには、ビタミンB群やカルシウムが必要です。それらの栄養素が不足すると、イライラや気分の落ち込みを引き起こします。

間食を毎日の習慣にするのはおすすめしません。間食する場合はフルーツや乳製品を食べるようにしましょう。

とはいえ、糖分不足も集中力の低下や筋肉量・基礎代謝の低下を招きます。疲れも感じやすくなるため、バランスよく摂取してください。

太る?

砂糖の摂りすぎは、肥満を引き起こします。そして肥満は高血圧や糖尿病などの生活習慣病の原因となる可能性があります。

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代用品は?

レシピに「ブラウンシュガー」と書かれていても、なにを使ったらいいのかわからないときはありませんか?

ここでは、ブラウンシュガーの代用品になる砂糖を3つ紹介します。

三温糖

三温糖もブラウンシュガーに分類される砂糖の一種です。サトウキビやテンサイを精製する過程で上白糖やグラニュー糖が作られます。

それらの砂糖を作った際に残った液を煮詰めて作られたのが、三温糖です。何度も加熱して作られるため、茶色く色づきます。

再三加熱して作られるので「三温糖」と名づけられました。三温糖は甘みがほかの砂糖と比べて強いのが特徴です。

コクと香ばしさがあるので、和食に使われることが多くあります。

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きび砂糖

ブラウンシュガーは基本的に茶色い砂糖であれば代用が可能です。そのためきび砂糖でも代用できます。三温糖に比べて甘さが控えめなのが特徴です。

さとうきびやてんさいを精製する際の砂糖液をそのまま煮詰めて作られています。

このときほとんど精製せずに作られたものを黒砂糖・あるていど精製されたものをきび砂糖と呼んでいます。

てんさい糖

さとう大根から作られた砂糖をてんさい糖と言います。さとう大根は寒冷地で栽培されており、熱帯地域で育てられるさとうきびから作られる黒糖などと比べると、体を温める効果が期待できると言われています。

精製していないのでミネラルも豊富に含まれており、腸内環境を整えてくれます。さっぱりとした甘みで、どんな料理とも相性がよく、使いやすい砂糖です。

まとめ

ブラウンシュガーの栄養や健康効果・代用品について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ブラウンシュガーは茶色い砂糖全般のことを指し、白い砂糖に比べるとコクと風味が強い。
  • 砂糖を過剰摂取すると、生活習慣病や虫歯を引き起こすが、極端にカットすると疲れやすい身体になる。
  • ブラウンシュガーは、三温糖・きび砂糖・てんさい糖で代用できる。

ブラウンシュガーは白い砂糖に比べるとミネラル成分が多く含まれている砂糖です。摂取量は守りつつ、ブラウンシュガーを日々の生活に取り入れてみませんか?

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