ペットボトルの水は体に悪い?飲み過ぎには注意も、便秘や代謝に効果

みなさんはペットボトルの水を日常的に飲んでいますか?

料理などに使うのは水道水が主だと思いますが、飲む分にはにおいがなく、味もいいペットボトルの水を選ぶ方も多いでしょう。

しかし、ペットボトルの水は体に悪いという話も聞きます。

本当のところはどうなのでしょうか?そこで今回は、

  • ペットボトルの水の種類と製法
  • ペットボトルの水は体に悪い?
  • ペットボトルの水を飲むメリット

についてご紹介します。

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ペットボトルの水の種類と製法

ペットボトルの水には種類があることをご存じでしょうか?

種類によって安全基準のチェック項目や製法に違いがあります。

ここでは、種類や製法、価格や栄養などについて詳しく解説します。

種類

ペットボトルの水は「ミネラルウォーター」の名称で販売されているのですが、 ミネラルをウォーターはさらに4種類に分けることができます。 

  • ナチュラルウォーター特定の水源から採水される地下水。ナチュラルミネラルウォーターより溶け込んでいるミネラルが少ない。
  • ナチュラルミネラルウォーター鉱化した特定の水源から採水される地下水。鉱化とは、水が地下に浸透していく過程で、地中の鉱物のミネラル分が溶け込むこと。水本来の味がすると言われている。
  • ミネラルウォーターナチュラルミネラルウォーターを原水とし、人工的にミネラル成分を添加したもの。
  • ボトルウォーター上記3種類以外の水で、飲み水の基準を満たしているもの。水道水はこれにあたる。

製法

  • ナチュラルウォーターろ過・沈殿・加熱殺菌処理をする。
  • ナチュラルミネラルウォーターナチュラルウォーターと同じ。
  • ミネラルウォーターろ過・沈殿・加熱殺菌処理の他、オゾン殺菌・紫外線殺菌なども行われることもある。ナチュラルミネラルウォーターのミネラルを調整、抜気、他水源の水との混合などを行い、成分を調整する。

ペットボトルの水の安全項目は14種類、水道水の安全項目は水道法に基づく50種類です。

ペットボトルの水は、塩素での殺菌をしないため雑菌が繁殖し、腐る可能性があります。

価格や栄養

 ペットボトルの水は、500mlで100円前後  水道水は500mlで0.1円ほど になっています。

また、ペットボトルの水にはミネラルが含まれていますが、水道水は水源、地域によってミネラル含有量に差が出ます。

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ペットボトルの水は体に悪い?

ペットボトルの飲み物は、ペットボトルに使われている成分が染み出て体に悪いという話を聞いたことがあるかもしれません。

また、毎日飲むことを想定していないため、体に悪影響があるといわれることもあります。

実際のところ、ペットボトルの水は体に悪いのでしょうか?

ミネラル補給で体に良い

ペットボトルの水の良いところは、自分で好みの水を選べることです。

 ミネラルの摂取量が気になるときはミネラルが多く含まれているものを選べますし、気分によって変えることもできる でしょう。

ミネラルの含有量が多いので、不足しがちな栄養素を補え、体にもいい影響があります。

飲みすぎると悪影響も

 体質に合わない方や飲みなれていない方は下痢を起こすことがあります。 

硬度が高いミネラルウォーターには、マグネシウムも多く含まれており、初めて硬水を飲んだり大量に飲んでしまうと胃腸の働きが活性化しすぎるためです。

また、腎機能障害がある方や、臓器が未熟な乳児には、ミネラルのろ過が臓器の負担になります。

腎機能障害がある方は、硬度の高いミネラルウォーターを飲む前に医師に相談を、乳児にはミネラルウォーターやミネラルウォーターで作ったミルクを与えないようにしてください。

アンモチンは人体に害なし

ペットボトルを作る際の触媒として使われる 「アンモチン」には発がん性 があります。

ペットボトルに入っている飲料水にアンモチンが溶け出していることはわかっていますが、ごく微量であるため、人体に影響があるという証拠はまだないそうです。

周囲の温度が高いとアンモチンの浸出量は増えるので、保存する場合は冷暗所に置くのがいいでしょう。

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ペットボトルの水を飲むメリット

飲みすぎは良くないといいましたが、適切な量を飲むことでメリットもあります。

硬度や種類によって含まれているミネラルは若干異なりますが、主なミネラルの効果についてご紹介します。

便秘解消に

マグネシウムが含まれているため、 腸の蠕動運動が活発になり、便秘の解消 につながります。

代謝アップに

ナトリウム、カリウム、マグネシウムには、 血流を改善する効果や筋肉の収縮を助ける効果 があります。

血流が改善することで新陳代謝が促され、肌のターンオーバーも早くなり肌荒れ予防にもなるでしょう。

また、むくみの解消にも効果が期待できます。

骨を丈夫に

カルシウムは、 骨を丈夫にしたり血液凝固作用 があります。

日本人の食生活ではカルシウムが不足しがちと言われていますので、手軽に補給できる方法の一つとして取り入れてみてもいいでしょう。

まとめ

今回は、ペットボトルの水が体に悪いのかについて詳しくご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 水の種類はナチュラル、ナチュラルミネラル、ミネラル、ボトルの4種類
  • ミネラルの補給に◎
  • 硬水の飲みすぎは下痢を起こすことも
  • ペットボトルの水は飲んでも体に悪くはない

持ち歩きや保存に便利なペットボトルの水は、現状では体に悪いわけではないことがわかりました。

飲みすぎには注意が必要だと思いますが、適量であれば不足しがちなミネラルを摂取できるので、上手く取り入れていきたいところですね。

この記事を参考にペットボトルの水を選んで、自分の合うものを見つけてみてくださいね。

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