ボイルホタテで食中毒になる危険性は?保存方法や解凍方法も解説

貝の中でも食卓に手軽に高級感を与えてくれるのがホタテですが、スーパーで売られているボイルホタテは貝柱のみでそのまま調理するタイプが多く、鮮度が心配ですよね。そこで今回は、

  • ボイルホタテの保存方法
  • ボイルホタテの調理法
  • もし食中毒になったら?

こちらについて紹介していきます。

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ボイルホタテの保存方法

スーパーで購入することができるボイルホタテには、生食用と冷凍用の2種類があります。生食用のものはあまり日持ちしませんので、すぐに食べられない場合は正しい方法で保存しましょう。

生食用ボイルホタテの保存方法

生食用ボイルホタテは既に火が通っているので、そのまま食べることができますが、冷凍保存も可能です。

冷凍保存する場合

  • ホタテは1つずつラップに包んでから、冷凍保存用袋に入れてください。ベビーホタテの場合は、1回に使う分だけでを小分けにして包んでも大丈夫です

冷凍ボイルホタテの保存方法

既に冷凍してあるものに関しては、特別な保存方法はありません。自宅で冷凍保存するのとは違い、水揚げされたばかりの新鮮なものを下処理し、加熱しているためです。

袋に消費期限などの記載がある場合は、その日までに食べ切るようにしましょう。

保存する上での注意点

生食用を冷凍保存する場合は、冷凍焼けに気を付けてください。ボイルホタテを1つずつラップに包む際、できるだけ空気を抜いて包むようにしましょう。密封することで冷凍焼けを防ぐことができます。

もし、賞味期限が切れたら

賞味期限が切れてしまった場合、翌日くらいであれば、再加熱で問題なく食べられます。この時、中心温度が75度を超して1分以上加熱する必要がありますので、鍋やソテーにする方法で調理するようにしてください。

ボイルホタテの状態を見て、見た目の変化があったり、変な匂いがするようであれば食べないようにしましょう。

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ボイルホタテの調理方法

料理

生食用のボイルホタテは、そのまま食べることができるので、サラダやお刺身として楽しめます。冷凍したボイルホタテの場合は半解凍の状態や凍ったまま調理することができます。

解凍方法

解凍方法は、調理の仕方によって変わりますので、こちらを目安にしてください。

炒め物の場合:冷蔵庫に移し「半解凍」の状態にしてからフライパンなどで加熱調理

煮込み料理の場合:凍ったまま鍋に入れて加熱すればOK

サラダのように冷たい状態で食べる場合は、冷蔵庫でじっくりと全解凍しましょう。

解凍する上での注意点

ボイルホタテの解凍には電子レンジは使わないようにしてください。電子レンジで解凍すると、ドリップと呼ばれる食品中の旨み成分が出やすくなります。

冷蔵庫でじっくりと解凍したり、凍ったまま煮込むことで、美味しさを逃さずに食べることができます。

おすすめ料理①

冷凍ホタテを使って、ホタテのバター醤油焼きが簡単に作れます。解凍したら、水気をキッチンペーパーで拭きとり、バターを熱したフライパンに並べます。

蓋をして中火で3分焼きひっくり返してまた3分焼きます。最後に醤油をホタテにまんべんなく絡ませたら完成です。フライパンに蓋をして蒸し焼きにすることでふっくらと焼き上がりますよ。

おすすめ料理②

一手間加えたホタテの中華風マヨサラダがおすすめです。薄切りにしたきゅうりをボウルに入れて、塩を加えて揉み3分置いたら水気を絞ります。

ボウルにしょうゆ、マヨネーズ、ごま油、塩胡椒を混ぜます。最後に汁を切ったツナの水煮缶とホタテ、きゅうりと和えたら完成です。

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もし食中毒になったら

下痢・腹痛

 ホタテなどの二枚貝にはノロウィルスなどの菌によって食中毒を起こす危険性があります。 食中毒や子どもやお年寄りは重症化しやすく、命に関わる可能性もあるので、すぐに病院で受診するようにしましょう。

食中毒の症状は?

ホタテによる食中毒は腸炎ビブリオやノロウィルスなどによる菌によって発症します。

主な症状

  • 腸炎ビブリオ:激しい腹痛や下痢、発熱、嘔吐など

  • ノロウィルス:突発に起こる嘔吐、腹痛、水溶性の下痢など

発症までの時間は?

発症期間は菌によって異なり、また胃液の濃度や状態によって個人差もあります。

発症期間の目安

  • 腸炎ビブリオ:潜伏期間8~12時間前後
  • ノロウィルス:1~2日程度

対処方法は?

体内に入った菌を殺す方法はありませんので、早く体の外に出すことが大切です。すぐに受診できず、嘔吐や下痢、腹痛がひどい場合は応急処置で対処するようにしましょう。

  1. 水分補給…下痢や嘔吐によって体の水分を消費しています。こまめに水分補給をし、脱水症状を防ぐ必要があります。
  2. 吐きやすい体勢にする…嘔吐がひどい時や、子ども、お年寄りは吐いたものを喉に詰まらせてしまう心配があります。
  3. 栄養をとる…症状が落ち着いている場合は、消化に良いものを摂って栄養補給するようにしましょう。
  4. 市販薬を安易に服用しない…下手に下痢止めを飲んでしまうと、体内に菌を留めてしまう危険性があります。

まとめ

「ボイルホタテで食中毒になる危険性は?保存方法や解凍方法も解説」について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 生食用ボイルホタテは冷凍保存できる
  • 調理法によって解凍方法を分けることで旨味を逃さない
  • 食中毒の危険性も0ではないので注意が必要

日本で販売されているホタテには、食品衛生法がしっかりと定められているので安全に食べることができます。ですが、時間が経つとその危険性は高くなりますので、保存方法には十分注意をするようにしてくださいね。

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