ブルーベリーというと、多くの方が濃い紫色の、ころんとした見た目もかわいい、あの果物を思い浮かべるのではないでしょうか。かくいう筆者もその一人。ですが、実はこのブルーベリー、日本で栽培されているものだけでも、なんと100種類以上!今日はその中でも果実のおいしさで人気のブルーベリーを、
- ブルーベリーで甘い品種TOP3!
- グロリアの育て方、食べ方
- ベッキーブルーの育て方、食べ方
- パウダーブルーの育て方、食べ方
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目次
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ブルーベリーで甘い品種TOP3!
品種が多いとご紹介したブルーベリー、大きさも味わいも多種多様。今回は甘さ、味の良さで人気の品種、TOP3をご紹介します。
第3位:グロリア
甘味が強く酸味が少ないグロリアは、ラビットアイ系の品種でもトップクラスの食味を誇る と言われています。実の大きさも特徴で、100円玉サイズのものも 珍しくありません。樹勢がよく、比較的育てやすいことでも人気の品種です。
第2位:ベッキーブルー
こちらもラビットアイ系の品種、ベッキーブルー。 甘味と酸味のバランスが良く、食感の良さにも定評があります。大粒でまんまると言ってもいい見た目のかわいさも魅力のひとつ。 見て楽しい、食べておいしい品種です。
第1位:パウダーブルー
これぞブルーベリーというべき可憐な見た目と、パキッと心地良い食感。さらに香り高く甘味が強いパウダーブルーが第1位にランクイン。 こちらもラビットアイ系の品種になります。名前の由来は、果皮にブルームと呼ばれる、白い粉のような果紛が多くつくことから。 果実の品質を保ってくれる、膜のような役割を担うブルームの多さは、新鮮で栄養がぎゅっと詰まっている証拠。 第1位に選ばれるのも納得ですね。
ラビットアイ系は、主に温暖な地域で育つブルーベリーの品種。樹勢が強く、糖度が高いのが特徴です。ただ、皮が硬く種が大きいため、舌にざらつきが残りやすく、食味がやや劣るものが多いと言われています。
対して、寒冷地域で多く栽培されるハイブッシュ系の品種は、ラビットアイ系に比べると酸味が強いものの、舌触りや食感はなめらかで優れた品種が多いのが特徴です。
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グロリアの育て方、食べ方
(画像はお借りしました。引用:【公式】苗木部 by 花ひろばオンライン 本店様)
ここからは、TOP3にランクインした品種、それぞれについて詳しくご紹介していきます。まず第3位に選ばれたグロリアの育て方、おいしい食べ方について見ていきましょう。
正しい育て方
ラビットアイ系を育てる上で最大のメリットは、土壌適応性が高く樹勢の強い品種であること。そのため、果樹栽培初心者にもおすすめの品種となっています。ですが、グロリアに限って言えば、結実性が他と比べて低く、収穫は少ない品種となります。
ブルーベリーはそもそも自家結実性が弱く、1本では実をつけにくいことも特徴。ラビットアイ系であれば、同じラビットアイ系の別品種と、ハイブッシュ系であれば、やはり同じハイブッシュ系の別品種と、併せて2種類以上を近くに植えてあげることがポイントです。
このグロリアは、そのラビットアイ系の中でも特に結実性が弱い品種のため、実の収穫を目的として育てるなら、土の酸度や水はけに気をつけてあげましょう。
栽培適地:東北から沖縄(寒さに弱い)
日照条件:日なた(耐陰性がやや弱い)
土壌酸度:弱酸性(中性では木の元気が無くなることも)
その他:耐寒性はやや弱いが耐暑性、耐乾性は強い
おいしい食べ方
実は硬めですが、大粒で甘味が強いグロリアは、まずは生でそのまま食べてみてください。特に完熟した実の食味は抜群です!また、ジャムにしてもおいしくいただけます。酸味が少ないので、レモン汁を加えてあげると味が締まって色味も鮮やかに仕上がります。
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ベッキーブルーの育て方、食べ方
(画像はお借りしました。引用:【公式】苗木部 by 花ひろばオンライン 本店様)
続いて第2位にランクインしたベッキーブルーについて、詳しく見ていきましょう。
正しい育て方
ベッキーブルーの特徴は収穫量の多さ、グロリアと比較すると豊産と言ってもいいでしょう。ラビットアイ系の品種ならではの樹勢の強さと手のかからなさで、初心者にもおすすめの品種となっています。
栽培適地:東北から沖縄
日照条件:日なた(耐陰性がやや弱い)
土壌酸度:弱酸性(グロリアほど神経質ではない)
その他:豊産性が高い、耐寒性にはやや弱いが、耐暑性、耐乾性は強い
おいしい食べ方
甘味の強いラビットアイ系の品種の中でもトップクラスの甘さを誇るベッキーブルー、皮や種も目立たず、食味の良さもトップクラスです。「甘いブルーベリーを育てたいのならこれ!」とおすすめされる苗木屋さんも。熟したら、まずはそのまま、甘さと舌触りの良さを味わってみてください。
もちろん、ジャムにしてもおいしくいただけます。また、まん丸とした形がかわいらしいので、タルトやケーキのトッピングにもおすすめです。
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パウダーブルーの育て方、食べ方
(画像はお借りしました。引用:【公式】苗木部 by 花ひろばオンライン 本店様)
ではいよいよ、第1位に選ばれた品種、パウダーブルーについて詳しく見ていきましょう。
正しい育て方
実のおいしさだけでなく、清楚で可憐な印象を受ける花や葉の美しさにも定評があるパウダーブルーは、観賞用としても人気の品種です。その繊細な見た目とは裏腹に、 樹勢が強く、病気にも強いため育てやすいのが特徴。豊産性に富み、裂果も少なく、収穫時期も長いパウダーブルー、果実を楽しむにはうってつけの品種 です。
栽培適地:東北から沖縄
日照条件:日なた(耐陰性がやや弱い)
土壌酸度:弱酸性(グロリアほど神経質ではない)
その他:豊産性に富む、耐寒性はやや弱いが、耐暑性、耐乾性、耐病性は強い
おいしい食べ方
甘さだけでいうとベッキーブルーの方が甘く感じる、という方が多いかもしれません。ですが、果実の締まり、甘味と酸味のバランスが良く、何と言っても香り高いのがパウダーブルーの特徴。そのまま食べると、ブルーベリーならではの甘酸っぱさとフルーティーな香りが存分に楽しめます。
ですが、生で食べるときにはしっかりと熟させておくことがポイント!他の品種に比べて酸味がやや強いので、未熟果では食べにくい印象を持たれるかもしれません。 8月上旬から下旬にかけて収穫期を迎えますが、終わり頃に進むにつれ、甘味が増しておいしくなります。
酸味が強いものは、ジャムやソース、ゼリーなどに加工するのがおすすめ!酸味が味のアクセントになり、香り高く仕上がります。
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まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- ブルーベリーのラビットアイ系品種は甘味が強いのが特徴!中でもグロリア、ベッキーブルー、パウダーブルーはおいしさトップクラス!
- 自家結実性が低いブルーベリー、同じ系統の別品種とあわせて2種類以上で植えてあげよう
- グロリアは他の品種に比べて結実性がやや低いので、実を楽しみたい場合は土壌や水はけにも気をつけて!
- 甘さはトップクラスのベッキーブルー!甘いブルーベリーを楽しみたいのならこれ!
- 花の美しさにも定評があるパウダーブルーは観賞用にも!甘味と酸味のバランスが良く、香り高い品種!病気に強く豊産性に富み、収穫時期も長く楽しめるので初心者にもおすすめ!
普段、何気なく食べていたブルーベリー、こんなにたくさんの品種があったなんてびっくりです。上手に育てれば、ベランダでプランター栽培もできるそうですよ!自分のおうちで獲れたブルーベリーを朝食に、なんてステキですよね。ぜひ挑戦してみられてはいかがでしょうか?
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