皆さんはビーツという野菜をご存知ですか?レストランなどでは食べたことがある人が多いと思いますが、実際に家でビーツを調理したことがあるという人は少ないのではないでしょうか。
ビーツは非常に優秀な栄養素を豊富に含む野菜で、ぜひ毎日の食生活に取り入れていただきたい野菜でもあります!
今回の記事では、
- ビーツはどんな野菜?
- ビーツは皮ごと食べることができる?
- 栄養素を保ったまま調理する方法
- ビーツに期待できる栄養効果
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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ビーツってどんな野菜?
ビーツはヒユ科フダンソウ属の根菜で、赤紫・黄・白など様々な色の品種があります。素朴な味わいが特徴で、ビーツの鮮やかな赤紫色から受ける印象とは違うと感じる人もいます。
ビーツは砂糖の原料になる甜菜の仲間でショ糖を含み、野菜の中では甘い部類に入ります。ビーツを生で食べると特有の風味が強く感じられるので、苦手な場合は加熱して食べるのをおすすめします。
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皮ごと食べても大丈夫?
ビーツは皮ごと食べても問題ないのですが、食感が固めなので皮を剥いて食べるのがおすすめです。ですがここで注意していただきたいのは「皮ごと下ごしらえをする」ということです。
ビーツには非常に優秀な栄養素が豊富に含まれているのですが、皮を剥いてから調理してしまうと栄養素や色、旨味が流れ出てしまうためとってももったいないのです!せっかくの豊富な栄養素やビーツ特有の赤紫色がなくなってしまうのはもったいないですよね!
なのでビーツは皮ごと下ごしらえをして最後に皮を剥くようにした方が良いでしょう。
ビーツの下処理方法
では皮ごと下ごしらえをする方法について解説していきます。ビーツの下ごしらえ方法はボイルする方法とローストする方法があります。
<ボイルする時の手順>
- 茎と根を残してきてからよく洗う
- 鍋に水を入れてレモン汁か酢を少しだけ入れる
- ビーツを入れて30分~1時間程度程度ボイルする
- 少し硬いくらい(竹串で刺した時に少し硬さを感じるくらい)で火を止めて、鍋に入れたまま冷やす
- 冷めたら取り出して皮を剥いていく
<ローストする時の手順>
- 茎と根を少し残して切ってからよく洗う
- アルミホイルに包んで180℃のオーブンで70分ほどローストする
- 取り出して冷ます
- 冷めたら皮を剥いていく
このようにすることでビーツの栄養価を全て残しながら、とても甘くなったビーツを食べることができます!このようなひと工夫をするだけで栄養価が天と地ほど変わるので、ぜひ意識して下処理をしてみてくださいね!
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ビーツは栄養がすごいスーパーフード!
ビーツには非常に優秀な栄養素が豊富に含まれていて、別名「奇跡の野菜」と言われているんです!
カリウム・鉄・リン・ナトリウム・マグネシウム・カルシウムといった必須ミネラルや、ビタミン類・ビオチン・葉酸・ベタイン・食物繊維・ポリフェノール・硝酸イオンなど、実に豊富です。美容や健康、ダイエットやスポーツをする人にもおすすめのスーパーフードなんですね!
ビーツに期待できる効能をいくつか紹介しますね。
むくみ解消
ビーツには、カリウムがレタスやトマトの2倍以上も含まれています。カリウムには、体内の余分な塩分を排出して血圧が上がるのを防ぐ働きがあります。塩分の摂り過ぎによる高血圧やむくみの予防、改善に効果が期待できます。
動脈硬化の予防
ビーツが健康意識の高い人に注目される理由のひとつとして、NOを体内で生み出す働きがあります。
ビーツに含まれる硝酸塩が体内に入ると硝酸イオンとなりNO(一酸化窒素)へと変換される仕組みです。NOは血液の流れを良くすると共に、血管を緩めて拡張させます。血圧が高く血管が硬くなる状態が続くと動脈硬化を引き起こす恐れがありますが、NOの血管を緩めて拡張させる働きは血圧を下げ、動脈硬化の予防へと繋げます。
ガン予防
ビーツには強い抗酸化力があり、ヨーロッパではガンの治療薬として使われてきました。ビーツには次のようなガン予防の効果がある成分が含まれています。
強い抗酸化力を持ち、肝臓に脂肪が溜まるのを防ぐ働きを持つベタイン 細胞に酸素を届けるヘモグロビンの再生を促進する鉄分血管を健やかにする働きをもつ硝酸塩 抗酸化力が強く体内の活性酸素を取り除く働きのあるベタシアニン
腸内環境の改善
ビーツには食物繊維や天然のオリゴ糖・ラフィノースが含まれています。腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を抑えるだけでなく、老廃物やコレステロールを体外へ排出します。便秘や下痢などにお悩みの場合は腸内を整える効果が期待できます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- ビーツは奇跡の野菜と言われるほど栄養価が高い野菜
- 皮ごと食べても問題ないが皮が固いので剥いて食べた方が良い
- 皮を剥くのは下処理をした後の方が栄養価が保たれた状態で料理することができるのでおすすめ
- ビーツの下処理方法はボイルかローストがおすすめ
- ビーツにはむくみの解消効果、がんの予防効果、動脈硬化の予防効果など様々な効果を期待することができる
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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