ビーツが土臭い?カビ臭い?まずい?嫌い?臭み取りの方法・アレンジは?

鮮やかな赤色が特徴的な野菜であるビーツをご存知ですか?今回は、

  • ビーツとは
  • ビーツのカロリーは?
  • ビーツの健康効果は??
についてご紹介させていただきます。

スポンサードリンク

ビーツの特徴

そもそもビーツとは一体どんな野菜なのでしょうか?

ビーツとは

ビーツとは、地中海沿岸地方原産のアカザ科のサトウダイコンの一種のことを言います。ビーツは見た目が大根やカブと似ているので、大根やカブの仲間だと思われがちですが、実はホウレン草と同じ科に属します。ビーツの和名では、「火焔菜(カエンサイ)」と言います。ビーツの旬は6月~7月・11月〜12月頃になります。3月と8月の下旬に種を蒔くと、なんとわずか2〜3ヶ月で収穫ができます。ビーツは最近ではカルディや成城石井などの海外輸入スーパーで缶詰でも購入できるので、一年中いつでも入手することが可能です。

栄養素・カロリー

ビーツにとくに豊富に含まれている栄養素はポリフェノールと硝酸イオンですが、その他にも、カリウムや鉄・葉酸・ベタインなどが含まれています。カリウムはナトリウムを排出して血圧を下げてくれる作用があり、鉄は酸素を全身に供給する作用があります。また、葉酸はDNAの合成などにかかわる作用があり、妊娠・授乳期の女性にはとくに必要とされている栄養素です、ベタインは肌や髪の健康にかかわるアミノ酸の一種になります。ビーツのカロリーは100gあたり41kcalになります。

健康効果

  • 高血圧やむくみの予防・・・ビーツに豊富に含まれるカリウムには余分な塩分を排出してくれる働きがあるため、高血圧やむくみの予防効果があると言われています。
  • 骨の形成やリラックス効果・・・ビーツにはカルシウムやマグネシウムが含まれているため、骨や歯の形成に作用すると言われています。カルシウムにはそれだけでなく、神経を安定させる効果もあります。そのため心を落ち着かせてイライラを解消してくれるリラックス効果も期待されています。
  • 血流・冷え性の改善・・・ビーツに豊富に含まれている葉酸は、造血ビタミンとも呼ばれています。そのため血流の改善にも役立ちます。また、身体を温める効果があるビタミンB3もビーツには含まれているため、血流を良くしたり冷え性を改善したりしてくれることが期待されています。

スポンサードリンク

ビーツが土臭い・カビ臭い理由

ビーツが土臭いような臭いがする原因はなんなのでしょうか?

独特の臭みがある

ビーツの独特な臭みの原因は、ビーツに含まれる「ゲオスミンいう臭い成分によるものです。この成分は、雨上がりの土やカビに含まれる臭いの成分と同じと言われています。

部位によって違う

ビーツで土臭いのは実の部分で、ビーツの葉や茎は比較的癖がなくおいしく食べることができます。ただ、茎と葉にはシュウ酸のえぐみが少しありますので、茹でて絞ってから食べた方が食べやすいです。

腐っている場合の見分け方

ビーツは鮮やかな赤色をしています。しかし、傷み始めるとその鮮やかな赤色が徐々に茶色へと変色してしまいます。また、水分が抜けてぶよぶよしてしたり柔らかくふにゃふにゃしてきたり乾燥してしわしわになったりぬるぬるして水気が出てきたりした場合も腐っている可能性が高いです。このような状態になってしまったら、残念ですが食べずに廃棄するようにしましょう。

スポンサードリンク

ビーツの臭み取りの方法

ここからは「ビーツの臭みの取り方」について記載させていただきます。

皮を剥いて下茹で

ビーツの泥臭さを軽減させて甘みを引き出すためには下ごしらえが必要です。ビーツの下ごしらえは、ビーツをまるごとお鍋に入れて弱火で10分程煮ることです。ビーツは煮ると柔らかくなるので、その後の調理もしやすくなります。

お酢を使う

お酢を使うことでビーツがより鮮やかになります。塩を使うと逆にビーツの色味を減退させてしまうので、最後の仕上げに少々入れる程度にしましょう。

カレーやスープなどに入れる

ビーツの栄養素を抜けなく摂りたいという場合には、ビーツに含まれるビタミン類やカリウムは水へ溶けだしやすいので、ゆで汁ごと飲めるスープにしたりカレーに入れるのもおすすめです。

スポンサードリンク

美味しい食べ方・アレンジ

ビーツのおいしい食べ方も気になるところですよね!以下でご紹介させていただきます。

ポタージュに

お鍋にバターとニンニク・生ハムなどと一緒にビーツを入れて炒め、そこに水とコンソメを加えて煮込んで作るビーツのポタージュもおすすめです。やわらかくなったら牛乳を加えてミキサーへ入れ、出来上がったものをお鍋で温めれば完成です。

ボルシチに

ビーツやいろいろな野菜をたっぷり入れて作るボルシチは食べごたえがあっておすすめです。やわらかいお肉もとってもおいしいです。お鍋に豚肉とたっぷりの水を入れて強火にかけ、ゆで汁をキッチンペーパーでこして別の容器にとっておき、別鍋に牛肉の煮汁と水・固形スープの素を入れてそこに野菜を加えて煮込み、調味料・豚肉・ビーツを入れれば完成です。

サラダ・ピクルスに

ビーツを使ったポテトサラダもおすすめです。甘みのあるビーツとマヨネーズの酸味がよく合います。火を通したビーツとじゃがいもをボウルに入れて、調味料を加えて混ぜれば完成です。サラダだけでなくビーツのピクルスもおすすめです。ワインと相性抜群なので、ワインが好きな方はぜひ使ってみてください♪

スポンサードリンク

まとめ

この記事をまとめると

  • ビーツとは、地中海沿岸地方原産のアカザ科のサトウダイコンの一種のことを言う。
  • ビーツのカロリーは100gあたり41kcalである。
  • ビーツには、高血圧やむくみの予防・骨の形成やリラックス効果・血流・冷え性の改善などの健康効果があると言われている。