ビーフシチューの保存期間、保存方法別の比較、長持ちさせる方法は?

ビーフシチューのような煮込み料理は「大量に作る」のが一般的です。そのため、少人数の家族であれば、高確率で保存することになります。その場合怖いのが「食中毒」などの病気です。そこで今回は、ビーフシチューの保存方法について、詳しく解説していきます。先に記事内容をまとめておきましょう。

  • ビーフシチューはどれくらい日持ちする物なのか?
  • ビーフシチューを長持ちさせるにはどうすればいいのか?
  • 食中毒にならないようにするにはどうすればいいのか?

こんな感じで、ビーフシチューの保存方法について徹底解説します。この記事をしっかり読んで、ビーフシチューで食中毒にならないようにしていきましょう。

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どのくらい日持ちする?

ビーフシチューを作り過ぎてしまい、食べきれない分を保存しておくとき、どれくらい日持ちするのでしょうか?いくつかのパターンに分けてご紹介しておきます。

常温の場合

まず、常温保存の場合ですが、この場合「その日のうちに食べきる事」が絶対です。ビーフシチューなどの鍋料理を作った際、そのまま常温保存してしまうと「ウェルシュ菌」と呼ばれる食中毒の原因菌が繁殖します。しかも、常温であればかなりのペースで繁殖してしまうので、食中毒の危険性はかなり高まるでしょう。

ちなみに、ウェルシュ菌は加熱しても死なない菌なのでご注意ください。

冷蔵の場合

殆どの方は、残ったビーフシチューは「冷蔵庫で保存」されるのではないでしょうか?この場合も、実はあまり日持ちせず2日から3日程度で食べきられることをおすすめします。ウェルシュ菌は冷蔵庫に入れて保存している間も、「活動を休むだけ」で減る事はありません。

そして、常温に戻すことで再び活性化します。つまり、冷蔵庫で保存をしたからと言って、決して安全ではないのです。とはいえ、常温で保存するよりはかなりいいでしょう。

冷凍の場合

3つ目のパターンとしては「冷凍保存」があります。作り過ぎたビーフシチューを出来るだけ長持ちさせたいのであれば、冷凍保存をしましょう。冷凍保存をすれば、1カ月から2か月程度は保存をすることが可能です。ちょっと手間はかかりますが、長期間の保存には冷凍保存しかないのです。

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長持ちする冷蔵の方法

とはいえ、作り過ぎたビーフシチューを冷凍するのって結構手間です。そこでここでは「出来るだけ長持ちするように冷蔵庫で保存する方法」をご紹介しておきます。

容器はどんなものがいい

冷蔵庫で保存する際に、最もダメなのは「鍋ごと冷蔵してしまうこと」です。鍋は簡易的なふたでしか密閉されていません。そのため、空気とシチューが触れる面が広くなってしまい、酸化が進んでしまうのです。そのため、冷蔵保存する際は「密閉性のあるタッパー容器」などで保存しましょう。

温め方のコツ

冷蔵したビーフシチューは、レンジでチンして加熱するか、再び鍋に移してコンロで加熱しましょう。温めることでビーフシチューの中のウェルシュ菌は再び増殖をやめます。完全に菌が死滅するわけではありませんが、より食中毒は発生しにくくなるでしょう。

腐るとどうなる?

ビーフシチューが腐ってしまった時は、こんな感じの症状が現れます。

  • すっぱい匂いがする
  • 粘りが出てくる
  • しろっぽいカビが繁殖する
  • 味やにおいが変わってしまい違和感が出る

正しく冷蔵保存をしていた場合でも、こういったような変化が起こってしまうと、腐っている可能性は高いです。なるべく食べることをやめ、すぐに廃棄しましょう。出来るだけ早く食べきることで、腐らせることを防げます。

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食中毒に注意

ビーフシチューのような鍋料理は「食中毒」に注意しなければいけません。前述している通り、加熱しても雑菌は消えないからです。

ウェルシュ菌に注意

最初に記載した通り、全ての食材には「ウェルシュ菌」という食中毒の原因菌が存在しています。そして、ウェルシュ菌は、常温の状態で爆発的に増殖し続けるのです。ウェルシュ菌を原因とする食中毒は、1年間に1,000件以上は発生しているとされ、かなり危険なのです。

出来るだけウェルシュ菌の食中毒を防ぐため、加熱をして食べることは必須です。

再加熱後もう一度保存してもいい?

もし、冷凍保存したビーフシチューを解凍した場合、再度冷凍することは好ましくありません。なぜなら、解凍をした段階でビーフシチューはかなり劣化してしまうからです。再度冷凍をすると、またその状態から劣化します。そして次に食べる時にはかなり品質が悪くなっているでしょう。

気をつけたいポイントは?

極力劣化をさせずにビーフシチューを食べたいのであれば、小分けにして保存する事がおすすめです。1回分くらいの量毎に分けて冷凍しておけば、不要な解凍処理を行わなくて済むため、劣化を防げます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は「ビーフシチューの保存方法」について詳しく解説してきました。最後に記事内容を振り返ります。

この記事をまとめると

  • ビーフシチューは冷凍保存が最もおすすめ
  • ビーフシチューは常温で放置した場合食中毒になりやすい
  • 一度解凍したビーフシチューは再び冷凍しない方がいい

こういった内容でした。もしあなたがビーフシチューを作り過ぎてしまった場合は、こんなことに気を付けて正しく保存してみましょう。

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