ビビンバの茶色いものの正体は?健康にいい?どんな料理に使える?

ビビンバの上に乗っている茶色いものの正体は一体なんなのでしょうか?このように聞かれてすぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。

今回は、

  • ビビンバの上に乗っている茶色いものは一体何?
  • ゼンマイは健康にいいの?悪いの?
  • ビビンバ以外に使い道はあるの?
についてご紹介させていただきます。この記事を読んで興味を持たれた方は、ビビンバ以外の料理にもこの「謎の茶色い物体」を使ってみてください。

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ビビンバの茶色いものの正体

ビビンバの上に乗っている謎の茶色い食材。独特な食感と見た目で、「野菜なの?キノコなの?」と思われがちですが、一体この謎の茶色い食材はなんなのでしょうか?

名前はゼンマイ

ビビンバの茶色いものには、「ゼンマイ」という名前があります。このゼンマイは、4〜5月ごろの春に出回る春の山菜の一種です。生息地は北海道から沖縄まで全国に分布していますが、その中でも高知県は乾ゼンマイの産地として知られています。

どんなもの?

ゼンマイは、春に出回る山菜の一種として古くから日本で親しまれています。先端の穂先が産毛に包まれており、渦巻き状の若い芽を食します。その芽の部分には雄雌があり、食用になるのは主に雌のゼンマイです。雄のゼンマイは若葉が玉状になっていて穂先全体が綿毛で包まれているため食用として出回ることは稀です。

栄養・カロリーは?

ゼンマイの100グラム当たりのカロリーは29キロカロリーです。栄養素としては、ビタミンKやビタミンB群の葉酸・βカルテン・カリウムなどを多く含み、また、不溶性の食物繊維に富んでいます。

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健康にいい?悪い?

ゼンマイには果たしてどんな栄養素が含まれているのでしょうか?健康にいいのか悪いのか、気になるところですよね。ここからは、ゼンマイの栄養素や効果などについて解説してさせていただきます。

健康にいい?

ゼンマイには、豊富な不溶性食物繊維がたくさん含まれています。不溶性食物繊維は、胃や腸の中で水分を吸収して大きく膨らむため、それによって腸の働きが活発になります。なので便秘解消につながりお腹がすっきりします。さらに、身体に有害な物質を吸着してくれて、便と一緒に排出してくれるのです。その他にも、

  • ガン・老化予防
  • 風邪予防
  • 免疫力アップ
  • デトックス効果
  • 美肌効果
などなど、身体に嬉しい効果がたくさんあります。

1日にどのくらい?

豊富に食物繊維が含まれているので積極的に取りたいゼンマイですが、食物繊維の摂取量は1日当たり30グラムから50グラムです。そのためゼンマイもそのことを考慮して1日の摂取量を考えましょう。

毎日食べても大丈夫?

食物繊維は摂りすぎると下痢を起こしやすくなったり、かえって便秘が悪化してしまうことがあるので、毎日過剰に摂りすぎることはおすすめしません。

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他にどんな料理に使える?

「ゼンマイ」というと、ビビンバの上に乗っているというイメージしかありませんが、他には一体どんな料理に使えるのでしょうか?他にも利用できる料理があればぜひ覚えて作ってみたいところですよね。

ナムル

ひき肉と、ゼンマイと同じく春に旬を迎えるたけのこを使ってナムルを作れば、たけのことひき肉を加えたことによってボリューム感が増すため、おかずとして存在感のあるナムルの完成です。

炒め物

もやしと牛肉・キムチと一緒にゼンマイを炒めれば、ビビンバのような味付けのボリューミーなご飯のお供が完成♪炒めるだけなので忙しい時にもおすすめですよ。

炊き込みご飯

ゼンマイと油揚げ・にんじんやごぼうなどを一緒に出汁で濃いめの味付けに煮て炊き立てのお米に混ぜ込めば、「ゼンマイの炊き込みご飯」の完成。独特な食感が良いアクセントになっていて、とっても美味しいですよ!

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まとめ

ビビンバの上に乗っているあの「謎の茶色い物体」の正体は、ゼンマイという春に出回る山菜であることがわかりましたね。栄養価も高く、炒め物や炊き込みご飯など、ビビンバ以外のお料理にも使えて実はとっても便利な食材であることもわかりました。この記事を読んで少しでも「ゼンマイ」に興味を持たれた方は、ぜひゼンマイを購入していろいろな料理に使ってみてはいかがでしょうか。

この記事をまとめると

  • ビビンバの茶色いものの正体は、「ゼンマイ」という4〜5月ごろの春に出回る春の山菜の一種。北海道から沖縄まで全国に分布しており、古くから日本で親しまれている。主に食される芽の部分には雄雌があり、雄のゼンマイは若葉が玉状になっていて穂先全体が綿毛で包まれているため食用として出回ることは稀で、主に雌のゼンマイが食用とされている。
  • 不溶性食物繊維が豊富に含まれているため便秘解消の効果がある。その他にもガン・老化予防・風邪予防・免疫力アップ・デトックス効果・美肌効果などの嬉しい効果がある。しかし食物繊維が豊富だからと言って食べすぎてしまうと、かえって便秘になったり、下痢を引き起こしてしまう可能性がある。
  • ビビンバ以外に使われているイメージがあまりないゼンマイだが、ビビンバ以外にも、たけのことひき肉と炒めればボリューミーなナムルに、油揚げやにんじん・ごぼうなどと一緒に出汁で似てご飯に混ぜれば炊き込みご飯に、お肉ともやしとキムチと一緒に炒めればボリュームのある炒め物になったりと、使い道はたくさんある。