何かとバタバタする朝にお弁当を作るのは大変ですよね。「お弁当のご飯を前日に詰めてしまえば楽なのにな~」と思ったことはありませんか?お弁当のご飯を前日に詰めるのはアリなのでしょうか?
今回は
- お弁当のご飯を前日から詰めても大丈夫?
- 夜炊いたご飯を保温のままお弁当に入れるのはアリ?
- お弁当のご飯はいつ入れるのがいい?
- 夏のお弁当の注意点
これらのテーマでご紹介いたします
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目次
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お弁当のご飯を前日から詰めても大丈夫?
腐りやすい
お弁当のご飯を前日の夜に炊いて詰めても大丈夫ですが、必ず冷蔵庫や冷凍庫で保存することが大切です。そして、食べる時に電子レンジで温めてから食べてください。
1番おすすめなのは、夜炊いたご飯をすぐに冷凍保存することです。そして翌朝お弁当に詰めるときに、 再加熱して冷めてから入れます。
冷蔵保存するよりも、冷凍保存の方が温めた時にふっくらで美味しいです。
冷蔵または冷凍したご飯は、必ず 再加熱し冷ましてからお弁当に詰めるという工程 こそが、細菌の繁殖を防ぐために重要なことになります。
パサパサになりやすい
前日に炊いたご飯は冷蔵保存できますが、なるべく冷蔵庫で保存しない方が良いです。これにはデンプンの「ベータ化」という現象が関係しています。
お米に含まれるデンプンは、もともと硬くて水に溶けにくく、消化しにくい状態(ベータ)です。水を加えて加熱すると、水分を吸って柔らかくなり、粘り気が出ます。
これをアルファ化(糊化)と言い、アルファ化したデンプンは味も美味しく、消化・吸収しやすいです。
しかし、冷めるに従ってだんだん水分が抜け、デンプンは元のベータ状態に戻ってしまいます。すると 味も悪く消化・吸収しにくく、パサパサのごはんになってしまう のです。
ベータ状態に戻ってしまったごはんは、再加熱しても炊きたての美味しさを取り戻すことができないのです。
やはり、おいしくお弁当のご飯を入れたいのであれば、 朝炊いたご飯を冷まして詰めるのが一番おいしい ですよ。
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夜炊いたご飯を保温のままお弁当に入れるのはアリ?
夜炊いたご飯を翌日まで保存する方法
夜炊いたご飯を翌日まで保存する方法は、炊きたての状態でふんわりラップしておき、粗熱が取れたらすぐ冷凍するということです。
粗熱を取らないと霜の原因になったり庫内の温度が上がって他の食材の劣化につながったりするので必ず 粗熱を取ってから冷凍しましょう。
お茶碗1杯くらいに小分けし、平たくして急速冷凍すると美味しく解凍しやすいです。
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お弁当のご飯はいつ入れるのがいい?
どれくらい冷ます?
お弁当のご飯はどれくらい冷ましたらいいか、目安がわかりませんよね。蓋に水滴がつかない程度と考えると、常温まで冷ませばいいでしょう。
手をかざしてみて、温かさを感じない程度、湯気や熱気が上がってこない程度まで冷ましておけばよいのではないでしょうか。
お弁当を作る時、ご飯は特に冷めにくいので、 最初にお弁当箱に盛ってしまうことをおすすめします。
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夏のお弁当の注意点
温度の違うおかずを入れない
お弁当には、温度の違うおかずを入れないようにしましょう。食中毒菌が繁殖しやすい温度帯が続くことによって、食中毒になってしまいます。
いくら冬場でも、温かいおかずと冷たいおかずを同じ容器に入れてふたをすれば、 菌が一番好きな温度帯になってしまいます。 特に夏場ならなおさらですので注意しましょう。
保冷剤を入れる
お弁当に保冷剤を入れればお弁当を冷やすことができて、腐りにくくすることが出来ます。 暑くて湿度が高くなってくると、菌が活発化して、どんどん増えてしまう のです。
「冷たい空気は下、暖かい空気は上にいく」ので保冷剤はお弁当の上に置くのがおすすめです。保冷剤の冷気が下に下がっていくので、全体的に冷やすことができます。
猛暑日などは、お弁当の側面にも追加して入れるといいでしょう。
高い室温で長時間お米を水に浸していると、あまりおいしくなくなったり変色してしまったり腐敗してしまったりしまうことがあります。
1.お米を研いだら内側の釜ごと冷蔵庫に入れる
2.朝、早炊きモード(20~30分くらいで炊けます)で炊飯する
この方法ですと、冷蔵庫の中でお米の中にもしっかり水分が入っていますから朝起きてすぐに炊飯の早炊きスイッチを押したら良いだけです。
おかずや朝の用意をしている間にご飯が炊けるので、炊きたてご飯をお弁当箱に入れられるし安全です。必ずお弁当に入れたご飯は、しっかりと熱を冷ますことを忘れないようにしてください。
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まとめ
この記事をまとめると
- お弁当のご飯を前日から詰めても大丈夫ですが、冷蔵庫か冷凍庫で保存することが大切です。
- 夜炊いたご飯は、冷蔵庫か冷凍庫で保存しておき、当日再加熱し、冷ましてからお弁当に入れましょう。
- お弁当のご飯は、当日の朝炊いてお弁当箱に入れてしっかり冷ますのが一番おいしいです。
- 夏のお弁当の注意点は、温度の違うおかずを入れないことと、保冷剤を入れて暑くて湿度が高くなってくると、菌が活発化して、どんどん増えてしまうのを防ぐことです。
お弁当は安全に食べれるようにしたいですね。
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