紅あずまの焼き芋はねっとり系?ホクホク系?どうしてサツマイモの食感は違うの?

だんだん外が秋めいてきて、夏の終わりを感じる時期になりましたね。皆さんは秋といえば一番に思い浮かぶのが焼き芋ではないでしょうか?焼き芋と言っても今はたくさんの種類のサツマイモがありますので、それぞれの特徴を生かした調理法で食べるのが一番だと言われています。

さつまいもの中には蜜がたくさん入っているものがあれば、ほくほくとした食感が特徴的なタイプのサツマイモなどたくさんのバリエーションがあります。

今回の記事ではさつまいもの中でも「紅まずま」とはどのような種類なのかについて解説していきたいと思います。

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紅あずまはホクホク系の代表

紅あずまはホクホク系のサツマイモの代表的な存在です。昔から日本人に親しまれてきた品種で、品種を気にせずに食べていた焼き芋はほとんどの場合が紅あずまであることが多いです。非常に馴染み深いさつまいものひとつで、オーソドックスな味わいをもちます。特に関東地方では人気の高いさつまいもです。

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主な産地

革の色がとても綺麗で形がその安い関東85号というサツマイモと、大きく育ちやすいさつまいものコガネセンチを組み合わせてできたのか紅あずまです。茨城県や千葉県などの関東を中心に東日本で多く栽培されています。

加熱すると糖度が40度近くにもなる

紅あずまは生の状態だと糖度が14度前後ですが、加熱処理を行うと38度前後まであがります。一番甘さの強いさつまいもで有名な「安納芋」が糖度40度なので、引けを取らない甘さですね!

粉質の繊維

サツマイモの繊維には粉質の繊維と粘質の繊維の2種類があります。粉質の繊維のさつま芋はホクホクとした食感が特徴で、糖質がやや低めな特徴を持ちます。一方で粘質の繊維を持つさつまいもは蜜がたっぷりと称されるような、ねっとりとした食感が特徴で、粉質のさつまいもに比べて糖質が高めです。

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紅あずまの旬は?

紅あずまは、12月~2月頃までが食べごろの旬なのですが、貯蔵性があまり良くないため、旬を過ぎるとあまり出回らなくなってしまいますので、手に入る時に購入しておくのをお勧めします。

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紅あずまのカロリー

紅あずまはとても甘いのでカロリーが高い印象があるかもしれませんが、文部科学省が公表しているさつまいものカロリーを参考にすると、100gあたり163kcalと実はご飯一杯ぶんよりも少ないと言われています。

最近ではさつまいもダイエットというダイエット方法も出てきているくらい、サツマイモはヘルシーな食品なんですね。いつも食べているご飯などの炭水化物の代わりにさつまいもに置き換えて食べる方法らしいです。

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紅はるか・紅まさりとはちがうもの?

さつまいもの名前は非常によく似たものが多く、「紅はるか」「紅まさり」という品種があります。これらの違いも比較してみましょう。

甘味が強いのは?

紅あずま・紅はるか・紅まさりのなかで最も甘味が強いのは紅はるかです。紅はるかは実はさつまいもの中で最も糖度が高いと言われることもあるのです。甘いさつまいもが好きな人は紅はるかを選ぶと良いでしょう。紅まさりと紅あずまはそれに比べて少し甘さは控えめですが、糖質が抑えめなので非常にヘルシーです。

水分量

3種類の品種を大きく違う点は水分量でしょう。紅あずまはサラサラとした粉質の舌触りが特徴で、ホクホクなさつまいもを食べることができます。一方で紅はるかは粘質のさつまいもなのでねっとり、クリーミーな味わいが楽しめます。

もう一つの紅まさりはこの3種類の中ではダントツに水分量が多く、まるで芋羊羹を食べているようなねっとり感を持っており、そのままでも十分にスイーツとして成り立つくらい水分量が多いです。

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紅あずまをたべると得られる効果とは?

では最後に紅あずまに含まれる栄養素について解説していきたいと思います。

高血圧やむくみを改善してくれる

高血圧やむくみの原因になるのがナトリウムという、いわゆる塩分の過剰摂取です。紅あずまなどのさつまいもには、ナトリウム量を調節してくれるカリウムという成分が豊富に含まれています。

便秘改善効果が期待できる

さつまいもはたくさんの食物繊維が含まれている食材です。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があるのですが、さつまいもはどちらもバランスよく含まれているということが強みです。これらの2種類の食物繊維はどちらかに偏ってしまうと、むしろ便秘や下痢を引き起こしてしまう可能性もあるのです。

紅あずまに含まれている食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれているので紅あずまを食べるだけで便秘改善効果が期待できます。

美肌効果

先ほども紹介しましたがさつまいもには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を綺麗に整えてくれるので、便秘からくる肌荒れなどを防いでくれます。さらにさつまいもはりんごの約5倍のビタミンCが含まれているので、体の内側から美肌をサポートしてくれます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?紅あずまは非常にポピュラーな品種で、秋になるとどのスーパーでも販売されていると言っても過言ではありません。非常に手に入りやすいだけでなく栄養価や効果が高いのでぜひ今年の秋は紅あずまを食べてみてくださいね!

この記事をまとめると

  • 紅あずまは関東で人気があるホクホク系のサツマイモ
  • 紅はるかや紅まさりなど名前が似ている品種があるが全く別物
  • さつまいもを食べることで高血圧や便秘の改善が期待できる

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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