ビーツの保存方法と保存期間は?冷凍などで保存する際の長期保存のコツ

スーパーフードと呼ばれるほど栄養価の高いビーツ。生でも加熱しても美味しく食べられる野菜ですが、最適な保存方法がわからないという人も多いのではないでしょうか。冷蔵・冷凍保存向きの野菜なのか、生のままと調理済みではどちらが長期保存できるのか気になりますよね。この記事では、

  • ビーツの保存について
  • 長期保存のコツ
  • ビーツ水煮で保存する
  • ビーツを酢漬けで保存
  • ビーツを冷凍で保存する

これらのテーマについてご紹介いたします。

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ビーツの保存について

ビーツはヒユ科フダンソウ属の野菜で、砂糖の原料となる甜菜の仲間です。鮮やかな赤紫色をした丸い根の部分を食用としますが、茎や葉の部分も食べることができます。ここでは、ビーツの基本的な保存方法と保存出来る日数について紹介します。

基本は冷蔵庫

ビーツは寒さに強く、暑さや乾燥に弱い野菜です。そのため、夏場に常温で保存すると傷んでしまい長持ちしません。ビーツの保存の基本は冷蔵庫の野菜室に入れることです。

どれくらい日持ちする?

冷蔵庫の野菜室に入れたビーツの保存期間は、葉は約3日、根の部分は約1週間です。切り口からビーツに含まれるポリフェノールが流出して傷み始めるので、なるべく早めに食べ切るようにしましょう。

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長期保存のコツ

ビーツは冷涼な気候を好み収穫してから長期間貯蔵できるため、寒冷地で重宝されてきた野菜です。ひと手間加えることで鮮度や栄養分をキープ出来ます。ここでは、長期保存のコツを紹介します。

根と葉を分ける

葉付きのビーツをそのまま保存すると時間が経つにつれ水分が抜け、根から葉に向けて栄養分が流れてしまいます。保存する時は、葉と根の部分は切り分けましょう。

新聞紙で包む

新聞紙には吸水性があり、水分を保つ効果があります。葉と根を分けて湿らした新聞紙に包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。湿らせた新聞紙で包むとビーツの水分が適度に残り、乾燥を防ぎます。なお、新聞紙がない場合はコピー用紙やクラフト紙の袋でも代用できます。キッチンペーパーを複数枚重ねて使ってもOKです。

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ビーツ水煮で保存する

ビーツは加熱するとより甘みが増し、特有の土臭さが消えます。ビーツを水煮にしておけば長期保存が可能で、サラダや煮込み料理に手軽に使えます。

水煮は1週間以上日持ちする

水煮は冷蔵庫で1週間以上保存できます。茹で汁に酢と白ワインを加えて漬け汁を作って浸しておくと鮮やかな色味のまま保存もきくようになります。

水煮の作り方

ビーツの水煮は次のように簡単に作れます。

水煮の作り方
  • よく水洗いしたビーツを皮つきのまま鍋にいれ、ビーツが浸かるくらいの水を入れる
  • 鍋を火にかけ、沸騰したら弱火にして蓋をせずに約40分ほど茹でる
  • 茹で上がったら火を消して、そのまま冷めるまで待つ
  • 冷めたら皮を剥き、適当な大きさにカットして保存容器に入れる
  • 茹で汁に白ワインと塩を加えて沸騰させてから保存容器に注ぐ
  • 粗熱が取れたら酢を加えて冷蔵庫で保存する
白ワインと塩、酢を加えると色を鮮やかになり保存期間を延ばせます。

ビーツの皮をむいたりカットする時に、手やまな板が赤紫色になってなかなか落ちない場合があります。調理用の手ぶくろを使ったり、まな板にキッチンペーパーを重ねたものを敷くなどして工夫すると後片付けが楽です。

(参考:シェフごはん・ビーツの水煮)

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ビーツを酢漬けで保存

ビーツの酢漬けは美味しいだけではなく、長期の保存も可能です。ビーツを酢漬けにしておけば長期保存できます

酢漬けは数か月日持ち

酢には防腐効果があり、腐敗菌の繁殖を防いだり食中毒の原因菌を死滅させる働きがあります。抗酸性も強く、高い保存性があります。こうした酢の特徴を利用した酢漬けは、数か月の保存が可能になります。

酢漬けの作り方

ビーツを茹でる工程は水煮と同じで、保存前に浸す液を酢に変えるだけで酢漬けになります。

ビーツを冷凍で保存する

 

ビーツは冷凍保存も可能です。生のままでも加熱してからでもOK。加熱してから保存した方が調理するときに便利です。解凍するとベチャっとした食感になるので、スープなどの煮込み料理に使うのがおすすめです。

3か月程度持つ

冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存しておけば、約3か月ほど保存できます。袋に入れる時は生でも加熱したものも皮をむいておきましょう。

冷凍保存の方法

生のまま保存する場合は皮をむいてから適当な大きさにカット、冷凍用保存袋に入れてから保存します。加熱した場合の保存方法はコチラです。

茹でてから保存する方法
  • よく水洗いしたビーツを皮つきのまま鍋にいれ、ビーツが浸かるくらいの水を入れる
  • 鍋を火にかけ、沸騰したら弱火にして蓋をせずに約40分ほど茹でる
  • 茹で上がったら火を消して、そのまま冷めるまで待つ
  • 冷めたら皮を剥き、適当な大きさにカットして冷凍用保存袋に入れる
  • 冷凍庫で保存する

ビーツをローストしてから冷凍保存することもできます。

ローストしてから保存する方法
  • よく水洗いしたビーツを皮がついたままアルミホイルで包む
  • 180℃のオーブンで約40分ほどローストする
  • 冷めたら皮を剥き、適当な大きさにカットして冷凍用保存袋に入れる
  • 冷凍庫で保存する
袋に入れたらなるべく薄く平らにして冷凍庫へ入れます。アルミトレイに乗せて保存すると冷えやすくなります。

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まとめ

ビーツの保存方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • ビーツは寒さに強く暑さや乾燥に弱いので保存は基本は冷蔵庫、保存期間は葉は約3日・根の部分は約1週間が目安
  • 長期保存のコツは、根と葉を分けて新聞紙に包んで保存
  • ビーツ水煮で保存すれば1週間以上日持ちする
  • ビーツを酢漬けで保存すれば数か月日持ちする
  • ビーツを冷凍で保存すれば3か月程度持つ

ビーツはまだあまり馴染みのない野菜ですが、健康や美容に良い効果が期待できます。色味もきれいなので料理に加えれば見た目が華やかになりますよ。保存もきくのでぜひお試しください。

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