ローストビーフを安い肉で柔らかく作る方法を伝授!失敗しやすい理由

ローストビーフはご家庭でも作れるメニューが多く公開され、パーティーメニューでよく登場するようになりました。こだわりの牛肉で作ったローストビーフは絶品ですが、良い牛肉はどうしても値段が張りますよね。

そこで今回は、ローストビーフを安いお肉で柔らかく作る方法について紹介していきます。ちょっとしたポイントを意識するだけで、柔らかく美味しいローストビーフが楽しめますよ♪今回紹介していくテーマは、

  • ローストビーフとは?
  • やすいお肉でも美味しく作る方法
  • 失敗してしまう理由は?

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね♪

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ローストビーフとは?

まずはローストビーフとはどんな料理なのか紹介していきます。どこの料理なのか、お肉なのに中身が赤くて食べられるの?など、ローストビーフにまつわる疑問について解説していきます。

どこの料理?

ローストビーフは伝統的なイギリス料理の一つです。イギリスでは古くから、1週間の労働を労って日曜日のランチは少し贅沢をする習慣があるそうです。

このランチのことをサンデーローストと呼び、ローストビーフはサンデーローストのメインディッシュとして古くから楽しまれてきました

イギリスのサンデーローストではローストビーフと共に、ヨークシャープディングと呼ばれるシュークリームの皮だけのような食べ物も一緒に添えて食べます。日本には江戸時代に伝わったそうです。

生でも大丈夫?

ローストビーフといえば、断面がバラ色のように鮮やかな赤色であることが特徴の一つですよね。ローストビーフの赤色は生焼けなのではないか?と心配される方も多いですが、正しく調理されていれば安心して食べられます

牛肉の中心部分が赤色なのは、「ロゼ」と呼ばれる焼き加減の状態で、生焼けとは全く別物です。ロゼはお肉のタンパク質のみが固まり、血は固まっていないという状態です。

ローストビーフに使用される一般的な部位はもも肉などの筋肉部分で、これらの部位の内部には細菌や寄生虫などがいないとされています。そのため、表面を焼くことで細菌が死滅するので、中心部分はロゼでも安心して食べられるとされています。

ポイント!

  • 牛のもも肉やロース肉といった「体の外側」の部位は細菌のリスクなどは少ないですが、内臓肉であるレバーやハツ、タンなどの部位は注意が必要です。内臓肉は豚肉や鶏肉同様、細菌に侵されている可能性が高いですので、中心部分までしっかりと過熱して食べましょう。

どんなお肉を使うの?

ローストビーフで使用する牛肉の部位は、脂身が少ない赤身肉が適しているといわれています。定番はもも肉ですが、ランプやサーロインなどを使用しても美味しく作れます。好みによって使い分けてもいいですね。

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やすいお肉でも美味しく作る方法

スーパーの安いお肉を使用して美味しくローストビーフを作るにはどうしたらよいのでしょうか?柔らかく作るコツやレシピを紹介していきます。

材料

材料

  • 牛もも肉ブロック
  • 塩・コショウ
  • 砂糖
  • 醤油
  • ワサビ

砂糖と醤油、ワサビはローストビーフのタレ用の材料ですから、無くても大丈夫です。好みの味付けで召し上がりましょう。

手順

ローストビーフを安いお肉で柔らかく作るレシピ
  1. 牛もも肉のブロックに塩胡椒をまんべんなくふりかけ、なじませます。
  2. 水分が出てくるのでキッチンペーパーなどでふき取ります。
  3. フォークで全体をまんべんなく刺します。側面からもしっかりと。
  4. フライパンに油を敷いて、全面こんがりと焼き上げます。
  5. 焼き色がついたら蓋をして10分放置します。
  6. 鉄串などがあれば中心部分に刺して15秒くらい放置し、唇で温度を確かめて火の通りをチェックします。「温かく」感じればOKです。「熱く」感じる場合は加熱しすぎ、「冷たく」感じれば加熱不足です。
  7. フライパンから取り出してアルミホイルで包み、冷蔵庫で完全に冷やします。
  8. お肉を焼いたフライパンに調味料を入れ、ツケダレを作ります。
  9. 冷えた牛肉を薄くスライスして盛り付け完成です。

行程自体は「焼く→放置→冷やす」だけなので、意外と簡単ですよ♪

柔らかくするコツ

スーパーの安い牛もも肉で柔らかく作るコツは、先ほどの手順でも説明した通り「フォークでよく刺す」ことです。フォークで刺すことによりお肉の焼き縮みを防ぐことができ、柔らかい仕上がりになります。

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失敗してしまう理由は?

ローストビーフは一見簡単そうに見えて、意外と失敗することもある料理です。失敗しないように作るにはどうしたらよいのか、詳しく見ていきましょう。

生焼けに

ローストビーフの加熱具合を判断するためには、焼いた後にしっかりと中心温度を確認することです。手順の部分でも紹介しましたが、鉄串を刺してチェックする方法が一番です。温度計などがあれば尚良いでしょう。無ければフォークなどでも判断できるかもしれません。

硬くなる

ローストビーフが固くなってしまう原因は、切り方や焼き加減によるものです。ローストビーフは中心温度を50~60℃程度でコントロールすると、「ロゼ」と呼ばれる良い加熱状態になります。

不安だからと言って良く焼きすぎてしまうと、加熱しすぎて硬くなってしまいます。また、切り方も重要で、肉の筋に対して垂直に切り目を入れるようにしましょう。筋に沿って切ってしまうと、噛み切れず硬く感じます。

まとめ

今回は、ローストビーフを安いお肉で美味しく作るコツについて紹介していきました。

この記事をまとめると

  • ローストビーフはイギリスの料理!
  • 中心部分は赤くても、しっかり加熱されているので安心して食べられる!
  • 安いお肉で柔らかく作るには、全面をフォークでブスブス念入りに刺すこと!

最後までご覧いただきありがとうございました♪

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