木の年輪にも似た見た目のバームクーヘンは「夫婦の年輪を刻む」ということで、結婚式の引き出物の定番でもありますよね。日本人にも馴染みある、このお菓子。実はバウムクーヘンという表記もあるのです。そして2つには違いがあるらしいのです。そこで今回は、
- バウムクーヘンとは?
- バームクーヘンの定義?
- バウムクーヘンとバームクーヘン2つの違い
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目次
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バウムクーヘンとバームクーヘンの違いは?
バウムクーヘンとバームクーヘンだとカタカナでの表記の問題かなと思われる方も多いと思いますが、実はちょっとした違いがあります。まずはそれぞれの定義から見ていきましょう。
バウムクーヘンの定義
そもそも「バウムクーヘン」とは、1807年にドイツで生まれた焼き菓子です。バウムクーヘンの定義としては
- 油脂はバターしか使用しない
- ベーキングパウダーを使用しない
- バター、小麦、砂糖1に対して卵を2とすること
- 添加物を使用しない
本国ドイツでは以上の4点を厳守しなければバウムクーヘンの販売をすることができません。日本のように一般大衆に馴染みある商品ではなく、高級なお菓子として位置づけられています。また、誰でも簡単に作れるものではなく、職人さんがひとつずつ手作りしていることも特徴の一つです。
「ドイツ国立菓子協会」という団体が認めるもののみがバウムクーヘンを名乗ることを許されています。
バームクーヘンの定義
一方、バームクーヘンの定義とは何なのでしょうか?実は「定義がない」ことがバームクーヘンの定義です!材料や作り方、焼き方にも規定がなく、それぞれの店舗や職人さんが自由にアレンジして作ったものです。
日本でバームクーヘンが広まるきっかけとなったのがカール・ユーハイムという菓子職人の存在です。1919年に彼がバウムクーヘンを日本人の口に合うようにアレンジして持ち込んだことから、洋菓子店へ広がりをみせました。
バウムクーヘンとバームクーヘン2つの違い
厳密なルールがあるバウムクーヘンと、自由形のバームクーヘン。本場ドイツのバウムクーヘンは、ずっしりと重たい仕上がりであるのに対し、日本で販売されているバームクーヘンは、ふわふわとしたものや、オリジナルの味がついていたり、しっとりとしていたり等バリエーションがかなりあります。
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どっちが美味しい?
ドイツでバウムクーヘンは高級品
本国ドイツでは先述のバウムクーヘンの定義を厳守しなければバウムクーヘンの販売をすることができません。また、修行を重ねた職人さんのみが一つ一つ手作りをしているお菓子でもあります。
こうしたことから、日本のように一般大衆に馴染みある商品ではなく、高級なお菓子として位置づけられています。
テレビで紹介された時は?
バウムクーヘンとバームクーヘンの違いについては「マツコの知らない世界」でも特集され紹介されていました。
バウムクーヘン愛あふれるゲストが力説する前に、数々のバームクーヘンを美味しそうに頬張っていたマツコさんでした。一方で、ゲスト本命のバウムクーヘンが登場すると「納得」の表情で、やはり美味しそうにバウムクーヘンを召し上がっていました。
どっちが美味しいとかはない
作り方に厳密なルールがあるバウムクーヘンと、自由形のバームクーヘン。本場ドイツのバウムクーヘンは、ずっしりと重たい仕上がりであるのに対し、日本で販売されているバームクーヘンは、ふわふわとしたものや、オリジナルの味がついていたり、しっとりとしていたり等バリエーションがあるという違いはあります。
一言で言えば、伝統的菓子と新作揃いの菓子というところでしょうか。ですから、両者それぞれの美味しさがあり、どちらが美味しいというような評価ではありません。先述のマツコさんの反応がいい例だとおもいます。
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まとめ
「バウムクーヘンとバームクーヘンの違い」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- バウムクーヘンはドイツにおいて材料や作り方に厳格なるルールがある
- バームクーヘンは規定なく自由に作ることができるのでバリエーション豊か
- どちらもそれぞれの美味しさがあり奥深いスイーツとしても楽しめる
そもそも「バウムクーヘン」という表記すら知らなかった筆者にとっては、この2つの違い、特にバウムクーヘンの定義については衝撃すら覚えました。背景を知るとさらに奥深く味わうことができそうですね。皆さんも是非、どちらの表記かチェックしてご賞味ください。
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