バウムクーヘンはドイツ発祥の伝統的な焼き菓子で、日本では縁起が良いとしてお祝いのときにプレゼントされることが多い食べ物です。ただ、ホールでいただいても食べ切れなかった場合、「常温のままで置いておいていいの?」「冷蔵がいいの?それとも冷凍?」と保存方法に迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は、
- バウムクーヘンは保存が難しい?
- 腐るとどうなる?
- 実は冷凍保存がおすすめ!
- 長持ちさせる保存方法
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目次
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バウムクーヘンは保存が難しい?
しっとりふわふわした食感のバウムクーヘンは、子どもから大人まで大人気のスイーツ。お気に入りのバウムクーヘンはおいしさをできるだけキープさせたいですよね。保存方法として浮かぶのは常温保存ですが、冷蔵庫での保存も適しているのでしょうか。
冷蔵庫ではパサパサになる
バウムクーヘンに最も適しているのは18度~24度の冷暗所です。この場合の「冷暗所」は冷蔵庫の冷蔵室ではありません。冷蔵庫の庫内温度は2~5度。野菜室でも8~10度くらいのため、バウムクーヘンには低すぎるのです。また、冷蔵庫の中は乾燥しやすく、ラップでしっかりくるんでいたとしても乾燥が進んでパサパサしてしまいます。
バウムクーヘンの日持ちはどれくらい?
バウムクーヘンのおいしさがいつまで続くのかは気になるところですが、使われている材料や保存方法によって日持ちが変わってくるようです。
日持ち期間
お店(商品)によって日持ちする期間が異なり、1日~1ヶ月と幅があります。製造方法や包装状態によっても異なりますので、購入時点で確認しておきましょう。また、手作りのものも冷蔵保存で3~4日を目安に食べ切りましょう。
冷凍した場合の日持ち期間は、2~4週間が目安です。1ヶ月以上冷凍しても腐るわけではありませんが、冷凍やけや臭いうつりで味が劣化していきますので、最長でも1ヶ月と覚えておきましょう!
腐るとどうなるの?
腐ってしまうと、臭い・見た目・味に変化が現れるようです。
バウムクーヘンが腐ると
- 変な臭いや酸っぱい臭いがする(ただし、アルコール臭であれば保存料なので食べても問題ありません)
- カビが生えている
- 粘り気がある
- すっぱい味がする
といった場合は口にするのはやめておきましょう。元々は甘いお菓子ですので、ちょっとでも違和感を感じた時は傷んでいる可能性が高いです。腹痛や嘔吐の危険もあるので、食べずに処分しましょう。
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バウムクーヘンを長持ちさせる方法
おいしいバウムクーヘンを長持ちさせるにはどのように保存するのが良いのでしょうか。おすすめの保存方法をご紹介します。
冷凍保存がおすすめ!
実はバウムクーヘンは冷凍保存ができます。ホールで購入したり消費期限内に食べ切れない場合などにご活用ください。
冷凍保存の5つのポイント
- 消費期限内に冷凍する
- 1切れずつラップに包む
- 密閉できる袋に入れる
- 臭いの強いものを一緒に入れない
- 早めに食べ切る
家庭用冷凍庫の場合、扉の開け閉めにより温度変化が起こり結露が発生しやすく、その水分でカビが生えたり劣化してしまいます。食べるまでなるべく一定の温度で保存しましょう。解凍せずにそのまま食べても、シャリシャリとして不思議な食感になり新感覚スイーツとなり楽しめますが、解凍は自然解凍か電子レンジで解凍する方法が挙げられます。
自然解凍の場合は、冷凍庫から冷蔵庫へ移し30~1時間ほど置いて解凍します。電子レンジ(600W)で解凍する場合は、保存袋から出し、1切れなら10秒ほど、厚さがあれば20程解凍しましょう。その後10分くらい置いておくと余熱で中までふんわり食感が戻ります。
未開封の場合
未開封のバウムクーヘンの保存方法をご紹介します。
保存方法5つのポイント
- 基本的には常温保存でOK
- 直射日光を避ける
- 風通しの良い場所
- 温度が一定
- 夏は冷蔵庫へ
チョコレートや砂糖で周りをコーティングされているバウムクーヘンの場合は、周りが溶けて食感が変わってしまうので、暑い夏場は冷蔵庫へ入れましょう。
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開封済の場合
開封後は空気に触れることで劣化してしまうため、冷蔵庫に入れておくのがおすすめです。
詳しくはこの記事をチェック!
- リストを使っても1切れずつラップする
- 密閉する
- 臭いの強いものを一緒に入れない
- 早めに食べ切る
乾燥するとパサパサになってしまうため、また、臭い移りを防ぐことにもなるのでラップや保存袋で密閉するといいですね。
冷えて少し固くなることが気になるという方は、食べる30分くらい前に冷蔵庫から出して常温に戻しておくと元のしっとり感のバウムクーヘンを召し上がれます。
保存の時のポイント
まずは商品のパッケージに記載されている賞味期限をしっかり確認しましょう。
そして冷蔵または冷凍保存の場合は、「1回に食べ切れる量に切り分ける」ことと「できるだけ空気に触れさせない」ことが重要です。特に冷凍保存する際、空気が入ると空気中の水分が結晶となり、それがバウムクーヘンに付着して味を落としてしまいます。また、空気にさらされると、食材から水分が抜けて乾燥してしまいます。
それらを防ぐためにも、保存する際には、ラップはバウムクーヘンにぴったり密着させて包み、さらにフリーザーバッグに入れておくと安心です。フリーザーバッグに入れておけば、冷凍庫内の食品のにおい移りも軽減されます。
ぜひフリーザーバッグを活用しましょう!
保存方法
バウムクーヘンは25℃以下(製造メーカーによって異なります)での保存が適切ですので、常温保存が可能です。ただ、真夏の場合は周りの砂糖が溶けてしまうため、冷蔵庫で保存した方がいいかもしれません。
購入したバウムクーヘンは未開封であれば常温保存でOKですが、手作りや開封後の場合はそのままでは乾燥して硬くなってしまうため、ラップをかけるなどして保存するといいでしょう。できればラップで包んでジッパー付きの保存袋等に入れて保存すると乾燥を防げます。
冷凍する場合は、未開封ならそのまま冷凍庫へ。手作りのものや開封後の場合はラップに包んでジップロック等に入れて冷凍しましょう。食べるときは、冷凍庫から冷蔵庫へ移して解凍し、30分~1時間程常温に置いてから食べましょう。解凍せずに食べてもOKです。常温保存とはまた違う食感が楽しめるので、おすすめの食べ方です◎
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まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 冷蔵庫での保存は温度が低すぎてパサパサになりやすい
- バウムクーヘンの日持ちは商品によって異なるが、大体常温で3~4日、冷凍だと2~4週間が目安
- 実は冷凍保存がおすすめ。解凍せずに食べると新食感スイーツにも
- 「1回で食べ切れる量にする」「できるだけ空気に触れない」状態で保存することがポイント
適切な方法で保存を行い、お気に入りのバウムクーヘンを長く楽しみたいですね。