バターの1日の摂取量は何グラム?体に悪い?危険性・食べ過ぎで腹痛に?

みなさんは、バターは体に悪いというイメージがありますか?実はバターは摂りすぎないすれば体への害は少なく、脂溶性の栄養素がとれる食品なのです。

今回は

  • バターってどんな食べ物?
  • バターと栄養と効果
  • バターのカロリーや脂質量は?
  • バターは体に悪いといわれる3つ
  • バターを食べすぎると腹痛になる?
  • バターの1日の摂取量は何g?
についてご紹介していきます。

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バターってどんな食べ物?

バターは、牛乳から分離したクリームを練って固めた食品です。 

バターの歴史

バターの発祥は、ヨーロッパです。歴史が長いヨーロッパでは発酵バターが主流です。ヨーロッパでは、紀元前からバターが利用されていたといわれています。古来のバターの技術は未熟だったため、自然と発酵が進んでしまっていました。そのため、ヨーロッパでは発酵バターが主流なのです。

一方、日本のバターは4~6世紀ころに中国から入ってきたといわれています。まだまだ歴史は浅く、そのころには技術が進歩していたため、発酵させないバターが輸入されそのまま広まったといわれています。

発酵バターとは?

発酵バターとは、バターの原料となるクリームを乳酸菌によって半日以上発酵させた食品です。非発酵バターよりも、発酵バターは発酵特有の風味が増し、コクが深い味わいになります。

そのままパンに塗って召し上がるのも美味しいですが、焼き菓子にするとバターの香り、味、風味が引き立ちます

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バターの栄養と効果  

バターに含まれる栄養素  

バターの成分は、80%以上が乳脂肪です。乳脂肪が主成分のバターには、脂溶性のビタミンA、ビタミンE、ビタミンDが豊富に含まれています。中でもビタミンAは、天然油脂中に含有されるものでは多く含まれ、牛乳の13倍以上です。

また、バターの全体の70%を占める脂肪酸は、主に短鎖脂肪酸のパルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸です。これらは、酸化されにくく加熱にも強く、消化されやすいです。

効果・効能

バターの効果効能についてご紹介します。

  • ビタミンA・・・視力の低下予防、皮膚や粘膜の健康維持、免疫強化をする。
  • ビタミンD・・・カルシウムの吸収を助ける。
  • ビタミンE・・・抗酸化作用が強く、細胞の老化予防効果がある。
  • 中鎖脂肪酸・・・脳の活性化をする。

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バターのカロリーや脂質量は?  

バターのカロリー

バターのカロリーは以下になります。

  • 小さじ1杯(約4g)・・・30kcal
  • 10g・・・・・・・・75kcal
  • 大さじ1杯(12g)・・・89kcal

バターの脂質

バターの脂質は以下になります。

  • 小さじ1杯(約4g)・・・3.24kcal
  • 10g・・・・・・・・8.1kcal
  • 大さじ1杯(12g)・・・9.72g

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バターは体に悪い?と言われる理由3つ  

バターの飽和脂肪酸  

バターは、「動物性油脂」です。そのため、悪玉コレステロールを増加させる飽和脂肪酸が含まれています。そのため、バターの摂りすぎは悪玉コレステロール値が上昇し、動脈硬化になる可能性があります。

しかし、バターは乳脂肪が80%以上、水分17パーセント以下となるため、質の良い油脂です。消化しやすく、胃もたれを起こしにくいのが特徴です。食べすぎに注意し、適度な摂取であれば問題がないといえます。

脂質が高く太る  

バターは、太るというイメージがありますね。バターは油脂のため脂質が多くエネルギーが高いです。バターが好きな人は、たっぷりつけがちですが、大さじ1杯で89kcalあります。そのため、大さじ2杯摂ってしまうとご飯1杯分のカロリー摂取になってしまうのです。しかし、摂りすぎて太るのは他の油脂でも同じです。バターは、オリーブオイルとカロリーはほとんど変わりません。

1日大さじ1杯までなどと決め、摂りすぎないようにすると、肥満のリスクは大きくならないです。

塩分が多い

バターには有塩バターと無塩バターがあります。有塩バターの塩分は、100gあたりの食塩相当量が1.5~1.6gあり、食塩小さじ1/3程度です。

塩分が気になる方は、無塩バターを選ぶようにすれば塩分は0になります。

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バターを食べ過ぎると腹痛になる?

下痢・腹痛

バターは油脂の中では消化が良いとされていますが、食べすぎてしまうと油脂のため消化不良を起こし、下痢を引き起こす可能性があります。

また、牛乳などの乳製品を飲んで下痢になる方がいます。その症状を乳糖不耐症といいます。乳糖不耐症は、乳糖がいつまでも体の中に残っていると消化不良が引き起こされ、下痢になります。しかし、バターは、乳糖が少ないためあまり関係がありません。

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バターの1日の摂取量は何g?

バターは1日大さじ1杯(約12g)を目安にするといいかと思います。摂りすぎてしまうと、肥満や動脈硬化の原因になるので注意しましょう

まとめ

今回は、バターについてご紹介しました。

この記事をまとめると

  • 発酵バターは、コクが深く、発酵特有の風味がある。お菓子などにおすすめ。
  • 高脂質で、脂溶性ビタミンのビタミンA、E、Dが豊富に含まれている。
  • バターは摂りすぎなければ、身体に悪くない。
  • 1日大さじ1杯に留めておく。

いかがでしょうか?バターは体に悪いというイメージがあった方もいたかと思います。しかし、バターは摂りすぎなければ体への影響は少なくなります。バターの香りと風味を活かして上手に取り入れていきましょう。

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