つくね芋の保存方法は?生で食べられる?おすすめのレシピも

丸いゴツゴツしたゲンコツのような形をしているつくね芋。とろろにするとネバネバした食感が楽しめます。

そんなつくね芋について「つくね芋の保存方法は?」「生で食べられるの?」「どんなレシピがある?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで、今回は以下のことについて解説します。

  • つくね芋は粘り気が強く疲労回復に効果が◎
  • つくね芋は常温保存か冷凍保存を。
  • 消化にいいので、生でも食べられる。
  • おすすめレシピ、鉄板焼きや揚げもの、スープを紹介。

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つくね芋ってどんなもの?

つくね芋は大和芋とも呼ばれ、長芋の仲間です。長芋よりも粘り気が強いのが特徴で、お箸で持ち上げられるほど粘りが強い。そんなつくね芋の栄養価や保存方法、冷凍保存できることについて解説します。

栄養価

つくね芋は栄養満点。と言うのも、ビタミンB1やC、カルシウム、カリウム、食物繊維が豊富に含まれているためです。

特につくね芋の食物繊維はムチンと呼ばれており、つくね芋がネバネバしているのはこの食物繊維の働きです。疲労回復に効果があり、タンパク質の吸収を助けてくれるのでエネルギー補給に役立ちます。

ムチンは血糖値の急激な上昇も抑えてくれ、つくね芋は健康維持にはぴったりの食材です。

保存方法は?

つくね芋は常温保存がおすすめです。なぜなら、つくね芋は寒さに弱いためです。

新聞紙で包んだつくね芋をビニール袋に入れ、風通しが良く、直射日光の当たらない場所に保管するといいでしょう。この場合、1ヶ月ほど保存できます

また、おがくずやもみ殻が手に入る方は積極的に活用してください。おがくずやもみ殻に入れて適当な湿度を保てると、2〜3ヶ月保存可能です。つくね芋の保存は丁寧な温度と湿度の管理が必要と言えます。

冷凍保存できる?

つくね芋は冷凍保存も可能です。冷凍保存する方法は2つあります。

  1. 食べやすい大きさに切って冷凍保存
  2. すりおろして冷凍保存

まず、食べやすい大きさに切ってから冷凍保存する方法があります。このとき、切ったつくね芋を重ならないようにぴったりラップに包むのがコツです。

解凍後は煮物や揚げ物、炒め物など火を通して調理してください。

すりおろしてから冷凍する場合は、密封できる袋に入れて保存しましょう。解凍すればそのままソバやご飯にかけて食べられるので、毎回すりおろす手間が省けます。

冷凍の場合の保存期間は1ヶ月程度です。調理法に合わせて上手に冷凍保存してくださいね。

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生で食べられる?

料理

つくね芋は長芋と同じように生で食べられます。しかし、お腹を壊さないか心配になる方もいるでしょう。

そこで、つくね芋は生で食べられること、とろろにする食べ方、自然薯との違いについて解説します。

生で食べる

つくね芋は生で食べられます。これは、生のまま食べても消化にいいためです。食べやすい大きさに切って、そのままポン酢や醤油をかけても美味しく食べられます。

また、サラダや、酢の物にしてもシャキシャキとした食感がアクセントになりますよ。新鮮なつくね芋が手に入ったら、ぜひ生のままでも楽しんでくださいね。

とろろにして

つくね芋を生で食べるなら、やはりとろろは外せません。これは、つくね芋の粘り気を存分に味わえるためです。

すりおろす前にアクを取るために、酢を入れた水に1〜2時間浸けておくことがおすすめです。こうすることで、すりおろした後の変色を防げます

先述した通り、すりおろしたら冷凍保存もできるので、たくさん手に入った場合はとろろにしてから冷凍保存するといいでしょう。

自然薯との違いは?

自然薯とつくね芋は非常に似ていますが、多少違いがあります。この2つが似ているのは、同じヤマノイモ科の芋であるためです。

自然薯とつくね芋の大きな違いは見た目です。つくね芋が丸い形をしているのに対して、自然薯は細長い形をしています。

また、自然薯は山で自然に育ったものを採取する天然物があり、希少価値が高いので非常に高価になっています。

近年、栽培される自然薯も増えてきましたが、畑で栽培されているつくね芋に比べると店頭に並ぶことは少ないと言えます。どちらも長芋より粘り気が強く、濃厚なので見かけたらぜひ試してみてくださいね。

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おすすめレシピは?

レシピ

つくね芋はとろろにするだけでなく、さまざまなレシピで調理できます。そこで、つくね芋の鉄板焼きや揚げもの、スープのレシピについて解説します。

鉄板焼き

つくね芋の鉄板焼きはとろろにしたつくね芋を焼くだけなのでとても簡単です。

  1. すり下ろしたつくね芋にめんつゆやだし、醤油、塩などで味をつける。
  2. フライパンできつね色になるまで焼く。

とろろとは違った、フワッとモチッとした食感を楽しめますよ。

揚げものに

つくね芋は粘り気が強く、形を保ってくれるので揚げものにもぴったり。

上記の鉄板焼きのようにすりおろしたつくね芋に味をつけたら、中温の油できつね色になるまで揚げるだけです。このとき、海苔を巻くと磯辺揚げにもなるので、ぜひ試してみてくださいね。

スープ

つくね芋はスープにすると、和風や洋風、中華風にもアレンジできます

すりおろして味付けしたつくね芋と片栗粉を混ぜ、スプーンですくい、お好みのスープに落として火を通しましょう。モチッとした食感が楽しめ、スープにボリュームが出ます。

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まとめ

つくね芋は栄養満点ですりおろした後でも冷凍保存できるんですね。

この記事をまとめると

  • つくね芋のネバネバ成分であるムチンには疲労回復に効果がある。
  • 寒さに弱いので、つくね芋は常温保存か冷凍保存がおすすめ。
  • 生でも食べられ、消化にいい食材。
  • 鉄板焼きや揚げもの、スープにするとおいしく食べられる◎

長芋とは違った食感を楽しめるつくね芋を上手に保存して、いろんなレシピを試してみてくださいね。

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