バスクチーズケーキは、スペインのバスク地方の料理店で提供されるチーズケーキを指す用語です。表面のコゲが絶妙に香ばしく、中のしっとりとしたチーズケーキと相まって絶品ですよね♪
しかし表面が真っ黒に焦げている見た目を見ると、「体に悪いのでは?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか?焦げと聞くと、ガンのリスクが高まる有害物質が含まれているなど、体に悪いというイメージが強いですよね。
バスクチーズケーキの焦げた部分は食べても体に悪影響はないのでしょうか?そこで今回は、
- バスクチーズケーキとは?
- バスクチーズケーキの焦げは体に悪い?
- バスクチーズケーキの美味しい作り方
これらのテーマでバスクチーズケーキの「焦げの部分」について紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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バスクチーズケーキとは?
バスクチーズケーキとはどのようなチーズケーキなのでしょうか?通常のチーズケーキとの違いなどについて紹介していきます。
バスク地方のチーズケーキのこと?
バスクチーズケーキの由来について説明するためには、スペインのバスク地方について紹介する必要があります。
バスク地方にある料理店「ラ・ビーニャ」で、「タルタ・デ・ケソ」と呼ばれるメニューが提供されており、このメニューこそバスクチーズケーキの原点なのです。そのため、バスク地方でバスクチーズケーキと呼ばれる商品は提供されていません。
日本の洋菓子店で、現地バスク地方のチーズケーキを再現したものを「バスク風チーズケーキ」として提供されたことがきっかけで、そこから次第にバスクチーズケーキという名前が浸透しました。
焦げが特徴
バスクチーズケーキの特徴と言えば表面の焦げですよね。通常のチーズケーキを焼く温度よりも高い温度で焼き上げることで、表面は黒く焦げ、中はしっとりとろけるような食感になります。
「ベイクドチーズケーキとレアチーズケーキの良いとこ取りをしたようなスイーツ」と言われています。
なぜ焦がすの?
バスクチーズケーキの特徴というと、一見失敗したのでは?と思うほどに思える黒い焦げです。しかしあの焦げこそがバスクチーズケーキの一番の良さなのです。
通常のチーズケーキは「湯煎焼き」と呼ばれる蒸し焼きのような製法で作られますが、バスクチーズケーキはそのままオーブンで焼き上げます。そのため表面の砂糖が焦げ、あの香ばしい風味が表現できるようになるのです。
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バスクチーズケーキの焦げは体に悪い?
バスクチーズケーキの表面の黒い焦げ部分は、体に悪影響はないのでしょうか?通常の焦げとの違いなどについて触れながら詳しく紹介していきます。
むしろおいしさの決め手
こんなに黒く焦げたチーズケーキ、食べても大丈夫?と思うかもしれませんが、この焦げ部分(正確には焦げでは無いが。後述します)こそがバスクチーズケーキの美味しさの決め手なのです。
通常のチーズケーキとは焼成の仕方が違うバスクチーズケーキは、香ばしい風味と中のしっとり感が特徴のスイーツなのです。
この程度の焦げは体に影響を与えない
バスクチーズケーキの表面が黒く焦げる現象は「キャラメル化」である、と言われています。キャラメル化とは、糖類が引き起こす酸化反応などにより生じる現象です。
焦げとキャラメル化は違う、キャラメル化によって変化したものを食べても体に悪影響はないなど、様々な情報がありますが、実際のところ食品の茶色化・焦げなどのメカニズムはまだ解明されていない部分が多いです。
砂糖からできるカラメルも焦げと同じであるといった情報もあり、正直どの情報が正しいのかは不明です。一般的にはメイラード反応によるものが焦げで、キャラメル化は焦げでは無いと言われているようです。
- メイラード反応:糖+アミノ酸による化学反応。高温になると活発に反応が起きる。
- キャラメル化:糖のみの化学反応。こちらも高温で活発に反応が起きる
意外と難しい焦げの調節
バスクチーズケーキは表面の焦げ部分が特徴ですが、この絶妙な具合を出すことが意外に難しいと言われています。焼く際は、天板をオーブンの中段から上段辺りで焼くと良いと言われています。
使用する材料はすぐに火が通るものばかりのため、焼き加減は表面の焦げを目安に判断すると良いそうですよ。
焦げすぎくらいが美味しい
レシピ通り作っても、使用するオーブンなどによっても焼き加減が変わるものです。45分焼くって書いてあったから、と目を離しているすきにかなり黒焦げになってしまった・・・という方も多いのではないでしょうか。
しかしバスクチーズケーキは、思いのほか焦げてしまっても大丈夫です。茶色を通り越して黒くなっていても美味しく食べることができますよ。
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バスクチーズケーキの美味しい作り方
バスクチーズケーキをご家庭で作る場合のレシピについて紹介していきます。今回は、「FOODIE(フ―ディー)」さんのレシピを参考に紹介していきます。
材料
材料は5つだけととてもシンプルです。今回は、18㎝の丸型容器で作る想定で紹介していきます。
- クリームチーズ 500g
- グラニュー糖 150g
- 溶き卵(Lサイズ) 4個分(約240g)
- 薄力粉 大さじ2
- 生クリーム(乳脂肪分47%) 400ml
このようにとてもシンプルです。生クリームとクリームチーズはなかなか常備していない場合も多いでしょうが、他の材料は基本的にご家庭にあるという方も多いのではないでしょうか。
作り方手順
作り方の手順を紹介していきます。
- 卵・生クリームを室温に戻し、オーブンは220℃で予熱する。
- 型にオーブンシートを敷く。オーブンシートは水で濡らして絞ると良い。
- クリームチーズを滑らかにする。電子レンジで200w1分~1分30秒程度加熱すると良い。
- グラニュー糖を一気に加えて混ぜる。
- 溶いた卵を数回に分けて混ぜる。均一になるまで。
- 薄力粉を一気に加える。
- 生クリームを少しずつ加えて混ぜる
- 型に流し込んで220℃の余熱したオーブンで45分程度焼く
- 焦げ具合を途中で確認し、いい具合になったらオーブンから取り出し粗熱をとる
基本的には材料を混ぜて、型に流し込んで焼くだけなので、思っていたよりも簡単な印象を持たれるかもしれませんね。
まとめ
今回は、バスクチーズケーキの焦げの部分の安全性や、具体的なレシピなどについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- バスクチーズケーキの焦げはキャラメル化によるもの
- 焦げやキャラメル化のメカニズムは解明されていない部分が多い
- 体に悪いかどうか不明だが、食べ過ぎなければ安全ではないかという情報が多い
いかがでしたか?バスクチーズケーキについて少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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