みなさんはエビはお好きですか?
近年スーパーに並ぶ人気のエビがバナメイエビです。エビのお刺身にしたいけど、衛生面や安全性が心配という方も多いのではないでしょうか?今回は、
-
バナメイエビは生で食べられる?
-
エビの生食がお勧めできない人
-
エビを生で食べる危険性
これらのテーマについて解説します。
スポンサードリンク
目次
|
|
バナメイエビは生で食べられる?
生食用・刺身用と書いていれば大丈夫
基本的には生食用・刺身用と書いてあるものは生で食べても健康に害を及ぼすことはありません。
養殖が進めば生食用がふえるかも
生食用のバナメイエビは養殖でとれたものです。
スーパーに並ぶバナメイエビは加熱用の割合が多いですが、バナメイエビの養殖が増えれば生食用のバナメイエビも増えるでしょう。
白姫えびは刺身で食べられる
国内に出回っているバナメイエビは輸入物が多い中、白姫エビはニッスイが陸上で養殖した国産のバナメイエビで生食可能です。
スポンサードリンク
エビの生食がお勧めできない人
3歳未満の子ども
子供に生のエビを与えるのは3歳をすぎてからにしましょう。
- 胃腸が生ものを消化できる様になるのが3歳頃です。
- 3歳頃になると奥歯がしっかりと生え揃い噛み切る力がつきます。
生のエビをあげる際は以下のことに注意しましょう
- 体調が良いときに与える
- 平日の昼間に与える
- エビ入りのお煎餅を少量ずつあげてみてアレルギーでないことを確かめてから与える
まず平日の昼間に与えてみることで、万が一体調が悪化しても病院へ連れて行くことができます。
妊婦
妊娠すると免疫力が落ちるので、食中毒菌に感染しやすくなります。
一部の菌はお腹の中の赤ちゃんにも影響を及ぼすことがあります。
妊娠したら、生のエビだけでなくお寿司などの生魚は極力避けて加熱したものを食べる様にしましょう。高齢者
スポンサードリンク
エビを生で食べる危険性
アレルギー反応
生食用のエビを選んでも、人によっては危険です。急にアレルギーを発症することがあります。
このトロポミオシンは、エビのほかにもカニやタコ、イカや貝類にも含まれています。
甲殻アレルギーが一括りにされていると言っても、エビだけアレルギーでカニは大丈夫という方や、逆に全部ダメという方もいます。
エビ・カニ・タコ・イカ・貝類を食べて以下の症状が出たことがある方は、一度細かく検査してみることをオススメします。甲殻アレルギーの主な症状
- 蕁麻疹
- 呼吸困難
- まぶたのはれ
- 嘔吐
- 喉のかゆみ
エビアレルギーと診断されたら、生のエビはもちろん加熱されたエビも食べるのを避けるようにしましょう。
エビアレルギーの方が避けるべきなのはエビだけではありません。おかしや調味料の原材料にエビが使用されていることもあります。また、しらすなどには小さなエビが混ざっていることもありますし、エビを餌にしている魚類でもアレルギーを起こすことがあります。普段の食生活のリスクを把握しておきましょう。
食中毒症状
エビに付着していたり、適切に保管をしていないと食中毒菌によって、食中毒の症状を起こすこともあります。
エビによる食中毒の原因菌は主に2つです。
・腸炎ビブリオ菌
・コレラ菌
それぞれ詳しく見ていきましょう。
腸炎ビブリオ菌
海中に存在する食中毒菌です。
・海水程度の濃度の塩水があると繁殖しやすくなる
・潜伏期間は5~92時間
・下痢・強い腹痛・嘔吐などの症状がでる
コレラ菌
コレラ菌に汚染された水・食べ物を摂取することで感染します。
・主な症状は下痢
・重症化すると10Lを超える白い水の便がでることもある
・感染期間の水様便の排便量が体重の2倍を超えることもある
日本国内では二次感染はほとんど報告されておらず、旅行者が現地で感染したり、輸入食材に付着していた菌での感染が主な症例です。
では、もしエビを食べて食中毒の症状が出たらどうしたら良いでしょうか。
・水分をとる
・安静にする
・無理のない範囲で食事をとる
・寝るときは横向きに
食中毒になったら下痢や嘔吐などで脱水症状になる可能性があります。少しずつ水分をとり、よく休みましょう。
寝るときは、万が一嘔吐したときに吐瀉物で軌道が塞がれない様に横向きで寝ましょう。
自分で判断したり、ネットの情報を鵜呑みにするのは危険です。可能な限り早めに病院を受診しましょう。・調理前、食事前には手洗い
・生のバナメイエビを野菜・果物に触れない様にする
・しっかり加熱する
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたか?今回はバナメイエビを生で食べれるか?、どんなリスクがあるのか、などについてご紹介しました。
この記事をまとめると
- バナメイエビは生食用・刺身用を選べば生でも食べられる
- 養殖されたバナメイエビは寄生虫や食中毒のリスクが低い
- 3歳以下の子供・妊婦・高齢者は生のエビを食べるのは避けた方が良い
- 生のエビでアレルギー症状を発症する人がいる
- 生のエビで食中毒の症状をおこすことがある
エビのお寿司やお刺身が大好きという方も多いでしょう。
エビに限った話ではありませんが、生ものは誤った知識で保管・調理すると大変危険です。
家族や自分のために、正しい知識をもって食事を楽しむ様にしましょう。
スポンサードリンク