もうすぐクリスマスですね。クリスマスと言えばクリスマスケーキを召し上がるご家庭も多いかと思います。
しかし中には一歳を迎えたばかりのお子さんにケーキや生クリームを与えても良いのかと悩む親御さんもいるのではないでしょうか? そこで今回は…
- 生クリームは何歳から食べられる?
- 生クリームの代用品・作り方
- 赤ちゃん用ケーキのポイント
今週末のクリスマスを前に、是非一読ください。
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目次
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生クリームは何歳から食べられる?
生クリームは何歳頃位から口にして良いものなのでしょうか?
何歳から与えてよい?
生クリームはいつから?という明確な回答はありませんが、生クリームは1歳を過ぎてからと覚えておくといいかもしれません。
というのも、生クリームは牛乳の脂肪分ですので、生クリーム=油 と考えることができますね。生クリームも少し風味付けで混ぜる程度であれば、離乳後期からほんの少し、たまに使うのであれば使用上問題はありません。
サラダ油などの油分は離乳後期(9か月頃~)から小さじ1杯ほど使う分には構わないとされていますが、生クリームは小さじ1杯では足りないのが実情です。
上記でも述べた通り生クリームは牛乳の脂肪分です、多量の油は赤ちゃんの胃腸に負担をかけますので1歳を過ぎてから多くても大さじ1杯までを目安にできたらいいでしょう。
食べられる量は?
上記でも述べた通り生後9か月以降小さじ1杯程度、調味料の意味合いとしてスタートし、生クリームを食べさせ始める目安である1歳頃から大さじ1杯程度の量、ショートケーキだと一口、二口程度でしょう。
生クリームのアレルギー品目
アレルギー成分品目(28種)
卵、乳成分、小麦、えび、かに、そば、落花生、アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン
現在日本では28品目がアレルギー成分品目として取り扱われています。
生クリームは乳成分の分類でクリームに属し、生クリームや植物性生クリームにはアレルギー成分品目である「乳成分、大豆」が含まれています。
動物性脂肪の生クリームと植物性脂肪の生クリームの違いは?
【動物性脂肪の生クリーム】
動物性生クリームは生乳から乳脂肪を取り出したものです。 乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)において「生乳、牛乳又は特別牛乳から乳脂肪分以外の成分を除去し、乳脂肪分を18.0%以上にしたもの」と定義されています。
【植物性脂肪の生クリーム】
植物性脂肪の生クリームは植物性油脂であるコーン油や綿実油、大豆油、ヤシ油などの植物油に乳化剤などを加えて、加工した製品のことを指します。これらは「生クリーム」と表記することはできず、代わりにパッケージに『〇〇フレッシュ』や『〇〇ホイップ』などと書かれていることが多いです。
生乳や牛乳を原料としている場合は生クリーム、植物性の原料を使用している場合はホイップクリームと覚えておくとわかりやすいですね!
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生クリームの代用品・作り方
乳幼児にはまだ生クリームは早いわと思われる親御さんも多いかと思います。そんな時は少し手間はかかりますが安心のクリームを手作りしましょう!
水切りヨーグルト
水切りヨーグルトを使うとカロリー控えめで体にやさしい本物そっくりのクリームを作ることができます!
- まず水切りヨーグルトを作ります!ボウルにザルをのせてキッチンペーパーを敷き、ヨーグルト入れてラップをします
- ふんわりした水切りヨーグルトを作る場合は冷蔵庫で1~2時間水切り、しっかりした水切りヨーグルトを作る場合は冷蔵庫で3~4時間水切り、かための水切りヨーグルトを作る場合は冷蔵庫で一晩水切りします
- お好みに水切りしたヨーグルトをボウルに入れ、お好みの分量の砂糖を入れてゴムべらで混ぜて完成です
豆乳ホイップ
豆乳ホイップは乳成分の代わりに大豆成分と植物性油脂を使用したラクトースフリー製品です。乳製品にアレルギーがある方は安心して食べられますが、大豆製品アレルギーの方は使用禁忌です。
乳成分は使用していませんが、油脂は使用しているので乳幼児への食べさせすぎには気を付けましょう。
さつまいもをクリーム状にする
離乳食にも用いられるさつまいもをクリーム状にしてケーキに使用すると美味しいですよ!
- さつまいもは皮をむき適当な大きさに切り、少し柔らかめに茹でます
- 水を捨て更に弱火で水分を飛ばしマッシャーなどで潰します。滑らかにしたい時はフードプロセッサーにかけるか裏ごしして下さい
- 砂糖(使用できる場合は+牛乳)よく混ぜながら練るようにし、お好みの固さまで火(弱火)を通します
- 冷めたら出来上がりです
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赤ちゃん用ケーキのポイント
赤ちゃん用のケーキを作る上でのポイントについて整理したいと思います。
赤ちゃん用ケーキのポイント
- 内臓の機能が未熟なのでバターなど油分のあるものは少なめ、または控えましょう
- 「甘さ」は依存性の強い食材なので砂糖の使用はできるだけ少めにして、甘さを控えましょう
- 一歳未満の「蜂蜜」や「黒砂糖」の使用は乳児ボツリヌス症にかかることがあるので使用不可です
- アレルギーがある子は食材を厳選して使用する
特に乳児ボツリヌス症は本当に怖いです。一歳未満に与えることはしないでください!
誕生日ケーキを手作りする時
- 生クリームではなく水切りヨーグルトクリームやさつまいもクリームなどクリームを手作りする
- ケーキのスポンジ部分を食パンや赤ちゃん用ビスケットなどで代用する
- アレルギーがある子は食材を厳選して使用し、対応する
バースデーケーキやクリスマスケーキと言われますが、ケーキである必要は全く無く、赤ちゃんのその時の成長に合わせた食べ物を使用してあげてください。
まとめ
この記事をまとめると
- 生クリームはいつからという明確な回答はありませんが、生クリームは1歳を過ぎてからと覚えておくといいでしょう
- サラダ油などの油分は離乳後期(9か月頃~)から小さじ1杯ほど、1歳を過ぎてから多くても大さじ1杯までを目安とします
- 生クリームは乳成分の分類でクリームに属し、生クリームや植物性生クリームにはアレルギー成分品目である「乳成分、大豆」が含まれています
- 生乳や牛乳を原料としている場合は生クリーム、植物性の原料を使用している場合はホイップクリームと覚えておくとわかりやすいです
- 生クリームの代替品として水切りヨーグルトやさつまいもをクリーム状にしたもの、大豆アレルギーが無ければ豆乳ホイップなどがおすすめです
- ケーキである必要は全く無く、赤ちゃんのその時の成長に合わせた食べ物を使用してあげてください
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