鴨肉の冷凍保存方法|スーパーの商品は?解凍方法は?賞味期限は?期限切れは?

鴨肉は、レストランなどで食べられる肉というイメージでしたが、最近はスーパーや通販で比較的手に入りやすい肉になってきました。

鴨肉が出てくると途端にごちそう感が出るので、記念日やお祝いの時のお肉にぴったりです。

そんな鴨肉ですが、塊で買ったときに全部使わず残ることもあるでしょう。

それは冷凍保存できるのでしょうか?そこで今回は、

  • 鴨肉の特徴

  • 鴨肉の賞味期限・日持ち

  • 鴨肉の保存方法【冷蔵・冷凍】

  • 鴨肉の解凍方法・美味しい食べ方

についてご紹介します。

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鴨肉の特徴

鴨肉と言えば池などにいるカモの肉?と疑問に思うかもしれませんね。

ここでは、鴨肉とは何か、味や鴨肉の効能について解説します。

鴨肉とは?

「鴨肉」とは、明確に種が特定されているわけではありません。

  • 野生の鴨である「マガモ」
  • アヒルとマガモの交配種である「アイガモ」
  • マガモを家畜化した「アヒル」
  • 雁を家畜化した「ガチョウ」

以上のの4種類のいずれかの肉を指します。

 日本で流通する鴨肉のほとんどはアイガモ ですが、脂が強いものはアヒルだったりもします。

マガモは、狩猟解禁になる11月から2月の間のみ食べられる高級食材です。

味の特徴

  • 胸肉(ロース肉):柔らかく脂の甘みが特徴。
  • もも肉:脂肪が厚くこってりと濃厚な味わい。赤みが強く少し硬め。
  • ささみ:柔らかくさっぱりしている。

健康効果

鴨肉には、

  • ビタミンB群

  • ミネラル

  • 不飽和脂肪酸

などが豊富に含まれています。

 肌の新陳代謝が上がり、ターンオーバーが促されて美肌効果や、免疫力UP、髪・爪のツヤUP、血中のコレステロールを下げるなどの効果 が期待できます。

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鴨肉の賞味期限・日持ち

鴨肉の冷蔵・冷凍保存での賞味期限の目安や、腐った時の見分け方などについてご紹介します。

賞味期限の目安

 鴨肉の常温保存はNGです。買ってきたらすぐに冷蔵庫か冷凍保存しましょう。 
  • 冷蔵:2~3日
  • 冷凍:約1カ月

トレーにそのままの状態で保存するのではなく、下処理をしてから保存しましょう。

保存方法については後述します。

賞味期限切れは使える?

賞味期限切れは食べない方がいいですが、

  • 大幅に賞味期限を過ぎていない
  • 正しく保存していた

というような状況であれば、肉の状態次第では食べても大丈夫です。

では、どんな状態だと食べられないのでしょうか?

腐るとどうなる?

  • 異臭がする
  • 灰色・緑がかった色になる
  • 表面がぬるぬるしている・糸を引く

見た目に変化がなくても、腐っていると酸っぱかったりアンモニア臭がしたりします。

気付かずに焼いてしまってもその臭いは消えませんので、食べると口の中で異臭が広がります。

こういった状態になると食べられません。

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鴨肉の保存方法【冷蔵・冷凍】

買ってきた鴨肉をそのまま置いておくと傷むのが早くなります。

せっかくの鴨肉、きちんとした処理してから保存しましょう。

保存前の下処理が大事

 必ずやっておきたいのは、パックから出して水分をふき取ることです。 

空気に触れると酸化するので、水分をふき取ったあとは、ラップでぴっちり包み、保存袋に入れておきましょう。

冷蔵保存の手順

冷蔵保存する場合は、上記の下処理後、 チルド室かパーシャル室で保存 します。

鴨肉の上に保冷剤を乗せるとなお良しです。

切り身は、塊肉より酸化しやすいので、手順を守って素早く処理しましょう。

冷凍保存の手順・ポイント

 鴨肉をすぐに使う予定ではないなら、冷凍保存がおすすめです。 

ポイントは、氷水にくぐらせて「グレーズ」と呼ばれる薄い氷の膜を作ることです。

トレーから出した肉の水分を取った後、一度氷水にくぐらせます。

グレーズができたらラップでぴっちり包み、フリーザーバッグにいれて急速冷凍しましょう。

グレーズを作ってから冷凍することで、水分が逃げたり冷凍焼けをするのを防いでくれます。

下味をつけて冷凍すると便利

 カットされた鴨肉を買ったときは、下味をつけてから冷凍保存しておくと便利です。 

漬けダレに鴨肉を入れてからフリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。

味が浸透してよりおいしくなります。

また、肉の解凍時に出るドリップも防げますし、冷凍したまま調理できるのでおすすめです。

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鴨肉の解凍方法・美味しい食べ方

肉類の解凍時に注意したいのがドリップです。

ドリップが多いと臭いや味も気になりますので、上手に解凍してなるべくドリップが出ないようにしましょう。

おすすめ料理もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

上手な解凍方法

基本は、 冷蔵庫での自然解凍 です。

5~6時間ほどかかると思いますので、夜使うつもりなら昼前には冷蔵庫に移しておきましょう。

急いでいる時は流水解凍でもOKです。ある程度ドリップは減らせます。

焼き方のポイント

焼き方のポイントは3つです。

  1. 鴨肉は常温に戻しておく
  2. ドリップなどの水分はふき取っておく
  3. 弱火でじっくり焼く

特に、火加減は鴨肉料理にとって重要ですので、強火で一気に焼くのは避けましょう。

ローストに

まずは定番のローストです。

オーブンと予熱調理でしっとりした食感と脂の甘みを楽しめるので、初めて食べる方はまず試してみてほしいメニューです。

詳しくはこの記事をチェック!

鴨鍋に

鴨肉と相性がいいのが鍋料理です。鴨肉は最後に入れるのがポイントです。

鴨肉の脂がたっぷり出た出汁で食べるシメは格別です。

詳しくはこの記事をチェック!

鴨せいろに

さらっと作れるものなら鴨せいろがおすすめです。

鶏肉や豚肉でもまた違った味でおいしいので、それぞれ作ってみんなで食べ比べするのも楽しいかもしれません。

詳しくはこの記事をチェック!

まとめ

今回は、鴨肉の特徴や保存方法などについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 日本で流通している鴨には「アイガモ」がほとんど

  • 冷蔵保存前に必ずトレーから出して水分を取る

  • 冷凍保存は「グレーズ」を付けると鮮度キープ

鴨肉を買ってきたら、まずは下処理です。

正しく保存しておいしい鴨肉を楽しんでくださいね。

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