サーモンを購入するとき、値段の違うアトランティックサーモンとトラウトサーモンを見かけた経験がある方もいるでしょう。
「アトランティックサーモンとトラウトサーモンの違いは?」「生で食べられるの?」「どんなレシピがある?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで、今回は以下のことについて解説します。
- アトランティックサーモンはサケの1種、トラウトサーモンはマスの1種
- アトランティックサーモンもトラウトサーモンも生食できる
- サーモンを活用した、刺身や塩焼き、ムニエル、ホイル焼きを紹介
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目次
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アトランティックサーモンってどんなサーモン?
アトランティックサーモンは正真正銘のサーモン、サケ科タイセイヨウサケ属の魚です。
トラウトサーモンに比べると、脂が乗っていて質が良く、値段も高価と言えます。それでは、アトランティックサーモンについて解説します。
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特徴
アトランティックサーモンは、ノルウェーなど北欧を中心に養殖されているサケ科タイセイヨウサケ属の魚です。脂の乗りがよく、脂の量は16%前後とも言われています。
身の色が淡いオレンジ色をしているのも特徴で、トラウトサーモンより色はやや薄いです。国内では空輸されたノルウェー産のアトランティックサーモンが最も出回っています。
どんな味?
アトランティックサーモンの味の特徴はなんといってもその濃厚さ。質の良い脂の甘みと柔らかい食感を楽しめます。
アトランティックサーモンの質が良いのは、水温の低い北欧で育てられているためです。素材の質を追求する飲食店ではよく使われており、刺身や寿司のネタとして人気になっています。
旬の時期
アトランティックサーモンの旬の時期は1年中と言えます。これは、アトランティックサーモンは1年を通して養殖されているためです。
1年のうち、いつ食べても味の良いアトランティックサーモンを楽しめます。
カロリーは?太る?
アトランティックサーモンのカロリーは高いので、食べすぎると太ると言えます。なぜなら、アトランティックサーモンはカロリーだけに限らず、栄養価が非常に高いためです。
例えば、100gあたりに含まれるカロリーは237kcalになっています。糖質は少ないですが、カロリーだけで言えばダイエット向きではないので、アトランティックサーモンの食べ過ぎには注意しましょう。
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トラウトサーモンってどんなサーモン?
トラウトサーモンはサケではなく、マスの一種です。これは商品名なので、トラウトサーモンという魚は存在しないんですよ。それでは、トラウトサーモンについて解説します。
特徴
トラウトサーモンは品種改良されたニジマスを海水で養殖したもののことです。見た目は赤に近い濃いオレンジ色が特徴です。
トラウトサーモンはほとんどが日本で消費されており、価格競争が国内でしか起こらないので、安価で手に入れられます。
どんな味?まずいって本当?
トラウトサーモンは脂も十分に乗っていますが、アトランティックサーモンに比べるとあっさりとした味わいです。しかし、もともと味の良いニジマスを改良した品種なので、味はおいしいと言えます。
コストパフォーマンスがよく、食べ応えがありさっぱりとした脂は日本人好みで、スーパーや回転寿司でよく消費されています。
生で食べられる?
トラウトサーモンは生で食べられます。なぜなら、トラウトサーモンは完全養殖されており、寄生虫やアニサキスの心配が極めて少ないためです。
むしろ、身の色の鮮やかさを活かして刺身や寿司などにされることが多く、生食で見た目の美しさが楽しまれています。
旬の時期
トラウトサーモンの旬は6〜8月ごろです。これは、ニジマスの稚魚を食べ頃になるまで育てるために8ヶ月間かかるためです。
普通の鮭よりも小さいのが特徴で、旬の時期には30〜40cmほどの体長になります。
カロリーは?ダイエットに効果的?
ダイエット中なら、アトランティックサーモンよりトラウトサーモンのほうがおすすめです。
なぜなら、トラウトサーモンのほうが低カロリーであるためです。トラウトサーモンは100gあたり189kclとなっています。
アトランティックサーモンよりもカロリーは低いとは言え、バター焼きなどの調理法によってはカロリー過多になるため、食べ過ぎには注意が必要です。
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トラウトサーモンは生で刺身・そのまま食べられる?
トラウトサーモンは先述した通り、生のまま刺身で食べられます。チリ産のトラウトサーモンは日本企業が参入しているため、日本人好みの味とも言われています。
スーパーでトラウトサーモンを見かけたら、産地ごとに食べ比べてみるのも面白いかもしれませんね。
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アトランティックサーモン・トラウトサーモンが含む主な栄養
アトランティックサーモンやトラウトサーモンは栄養が豊富です。というのも、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)がたくさん含まれているためです。
DHAは脳や神経、母乳に存在し、子供の発育に重要な栄養素です。また、EPAは血液をサラサラにする効果があります。
アトランティックサーモンやトラウトサーモンは家族で摂りたい栄養が豊富に含まれている魚ですね。
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アトランティックサーモン・トラウトサーモンのレシピ
アトランティックサーモンやトラウトサーモンはさまざまなレシピで楽しめます。そこで、刺身や塩焼き、ムニエル、ホイル焼きのレシピについて解説します。
刺身
サーモンは刺身にすると手軽でおいしく楽しめます。
しっかりとした食感を楽しみたい方はトラウトサーモン、とろけるように柔らかく、脂の甘みを楽しみたい方はアトランティックサーモンを選ぶといいでしょう。
塩焼き
サーモンを塩焼きにすると、濃厚な脂と塩気がよく合います。脂が重すぎると感じる方はレモンを添えるとさっぱり食べられますよ。
ムニエル
サーモンはムニエルにすると、カリッとした外側の食感とフワッとした身が楽しめます。焼く前に余計な小麦粉をしっかりはたき落とすと、衣が剥がれないきれいなムニエルになるでしょう。
ホイル焼き
サーモンのホイル焼きは蒸し焼き状態になるので、サーモンのふっくらとした身を味わえます。野菜やきのこも一緒にホイルに包めば、ボリュームのあるメイン料理が簡単に作れますよ。
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まとめ
同じサーモンと名前が付いていてもさまざまな違いがあるんですね。
この記事をまとめると
- アトランティックサーモンとトラウトサーモンはそれぞれサケとマスの1種
- アトランティックサーモンもトラウトサーモンも生食できる
- 刺身や塩焼き、ムニエル、ホイル焼きにするとサーモンをおいしく食べられる
魚の種類はもちろん、味や見た目に特徴があるアトランティックサーモンとトラウトサーモン。好みに合わせてそれぞれのサーモンを楽しんでくださいね。
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