カビのパンを食べてしまった!カビが生える条件や種類(白カビ・黒カビ)を解説

パンを食べていたら、裏側にパンのカビを発見・・・「やばい。カビを食べてしまった・・・」と思って、どうなるか検索している方もいるのではないでしょうか?カビの種類は豊富で、すぐに下痢や嘔吐などの症状が出る種類や大量に食べていないのであれば無症状の種類のものもあります。カビが生えているパンを見つけたら食べずに捨てるようにしましょう。

今回は

  • パンのカビをたべてしまった!どうなる?
  • パンにカビが生える条件
  • パンにカビが生えるカビの種類と見分け方
  • カビの生えたパンの対処法・使い道
などについてご紹介していきます。

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パンのカビを食べてしまった!どうなる? 

パンのカビを食べてしまったら、体の症状が気になりますよね?

カビの中には、チーズやみそ、しょうゆ、かつお節などを作る際に有効活用されている体に良いカビがある一方、ヒトや動物の健康を害してしまう悪いカビがあります。パンに生えるカビは、赤カビや青カビなどがあります。

食中毒で下痢をする

パンのカビで、下痢の原因になるのが赤カビです。赤カビは、パンの原料であるムギ類や米、トウモロコシに発生します。パンやご飯にも発生することがあります。赤カビは、消化器系に障害を起こし、下痢や嘔吐、腹痛、めまい、出血などの原因になります。

また、青かびを食べて下痢などの症状がある場合は、アレルギー症状の可能性があります。いずれも症状が出たら病院を受診しましょう。

何時間後に症状が出る?  

赤カビに汚染されたものを食べると、食後5分から30分と比較的短い間に、吐気や嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が現れる可能性があります。

加熱後に食べた場合も危険?

カビ毒の中には、熱に非常に強いものがいます。通常、食中毒菌の場合、加熱すると死滅してくれるイメージですが、カビは、本体が死滅をしてもカビの産生した毒素は残っています

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パンにカビが生える条件

カビが生えやすい条件は、温度や水分、空気、養分などがあります。

  • 温度:カビが生えやすい温度の範囲は、20~30℃です。特に25℃前後で活発となります。4~10℃の冷蔵状態でも全く生えないわけではありません。時間はかかりますが、生えてきます。反対に30℃以上では、カビの発育は落ちていきます。
  • 水分:カビが生えるには、水分が必要です。水分がないところには発生しません。
  • 空気:カビにとって酸素は不可欠です。酸素のない状態では、発育できません。
  • 養分:カビが成長にするためには、エネルギー源となる栄養素が必要です。糖分やたんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミンなどがそろうとさらに生えやすくなります。一方で、糖分や塩分が多すぎてるとかえってカビは、生えにくくなるようです。

この条件から、梅雨の時期から秋にかけて、カビの発生が多くなり、冬場はカビが生えづらい季節になります。

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パンに生えるカビの種類・見分け方  

「白カビ」「青かび」「赤カビ」などは、見た目の色から表現されています。

赤カビ

赤カビは、「マイコトキシン」という非常に危険性の高いカビです。

畑など土壌に多く生息し、麦やトウモロコシなどに寄生します。赤カビは、桃色や村彩、薄黄色、赤など様々な色で現れます。古くなったパンやご飯に生えてくる赤色のものが赤カビです。

白カビ  

白カビは、「コウジカビ」です。パンやとうもろこしなどの穀類に良く生えます。麹菌と言われ、しょうゆやみそを作るときに使用されます。

しょうゆやみそに使用されているから平気と勘違いされやすいですが、白カビの中には発がん性があるものがあります

青カビ・緑カビ

青かびは、パンや餅、腐りかけているみかんに生えやすいです。青かびの種類は、「アオカビ属」または「ペ二シリウム属」に属するカビの総称です。見た目は、青色をしており、よく観察するとふさふさとしたものが生えています。

毒性は、あまり強くありません。少量であれば、体への害はないと考えられています。吐き気や下痢、蕁麻疹を起こしている場合は、アレルギーの可能性があります。

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カビの生えたパンの対処法・使い道  

同じ袋のパンには注意  

カビは、多数の菌糸と菌糸の発育によってつくられる胞子から構成されています。食品に付着しているカビは胞子のことが多いです。胞子は、非常に離れやすい構造をしているため、同じ袋のパンには胞子が付着している可能性があり、注意が必要です。

また、胞子は、菌糸を伸ばしていくため食パンに生えたカビは奥深く食い込んで養分などを吸収しながら伸びていっています。そのため、カビが生えたところだけ切って食べることはやめましょう。

カビの生えたパンの捨て方

カビの生えたパンは、袋のまま捨てましょう。袋から出してしまうとカビの胞子が飛んで他の食品に付着してしまう可能性があります。

カビを見つけたら、そおっと袋を閉めそのまま捨てましょう

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まとめ

パンのカビについてご紹介しました。

この記事をまとめると

  • パンのカビには、赤カビ、青カビ、白カビがある。
  • 赤カビは、下痢や嘔吐などの症状が5分から30分で発症される。
  • 白カビや青カビは、毒性は弱いが発がん性物質のものもあるので注意が必要である。
  • カビの発育条件は、温度、水分、空気、養分で、梅雨の時期から秋にかけて多い。

いかがでしょうか?もしカビが生えている見つけたら、胞子が飛び散りやすいです。そのため、他の食品に移らないよう袋に入れてからごみ箱に捨てるようにしましょう。

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