「鮭」とはちょっと違った雰囲気が漂う名前のアトランティックサーモン。スーパーで普通に見かける食材でお値段もお手頃ですが、どんな魚なのでしょうか?
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今回は、アトランティックサーモンについて以下のテーマでご紹介します。
目次
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アトランティックサーモンとは?
アトランティックサーモンは北大西洋海域に多く生息している鮭の一種で、 日本で流通しているアトランティックサーモンのほとんどはノルウェー産 だそうです。一般的に「鮭」と言われるものは、日本をはじめ東アジア近海で捕獲される種類を差します。脂ののった柔らかな舌触りのアトランティックサーモンは、大人にも子供にも大人気です。
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タイセイヨウサケと呼ばれる
アトランティックサーモンの日本語名はタイセイヨウサケ(大西洋鮭)です。欧米では、英語でサーモン(salmon)と言うと一般的にこのタイセイヨウサケを差します。
日本の店頭で見かけるトラウトサーモンは、ニジマスを海水で養殖したものです。見た目がアトランティックサーモンと似ているので混同しがちですが、違う種類になります。 トラウトサーモンは、アトランティックサーモンと比べると淡白な味わいです。
「トラウトサーモン」と言う名前は養殖ニジマスの商品名で、実際にトラウトサーモンと呼ばれる種類の魚は存在しないのだそうです。
アトランティックサーモンは、トラウトサーモンよりも脂がのっていて甘みがあります。回転ずしで人気のサーモンは、通常アトランティックサーモンです。
特徴
アトランティックサーモンはサケ類の中では比較的大型で、 成魚の全長は平均90~110センチ程度ですが、大きいものになると全長150センチ、体重40キロになることも あります。
サケで懸念されるのは寄生虫の問題ですが、養殖することによって餌に寄生虫が入ることがないため、人に感染する寄生虫を排除することができます。日本で流通しているアトランティックサーモンのほとんどは養殖になりますので、まず安心して食べることができます。また、養殖のため比較的安価で価格が安定しています。
生で食べられる?
養殖で寄生虫を排除できるとは言うものの、サーモンに潜んでいることのある寄生虫「アニサキス」の話を耳にすることがよくあります。 寄生虫は24時間以上マイナス20度以下の状態にしておくと死滅 します。日本に輸入されるアトランティックサーモンは冷凍で輸送されるので、輸送中に自然とその環境になり、寄生虫の心配はほとんどないそうです。
ご家庭の冷蔵庫でも48時間以上冷凍すると寄生虫は死滅する と言われています。心配な方は、味は少し落ちそうですが、購入後さらにご家庭で冷凍してみるのもいいかもしれませんね。
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刺身用のアトランティックサーモンのレシピ
生のアトランティックサーモンはトロトロの舌触りがたまりません。生で食べる場合には、必ず刺身用(生食用)を使うようにしてください。
塩辛
刺身用アトランティックサーモンの切り身を日本酒と塩・砂糖でしめます。水分をよく拭き取ってから小さく切り、塩麹・みりんと混ぜて密閉容器に入れ、冷蔵庫で1日漬け込みます。お好みで唐辛子やいくらを少し混ぜても。ご飯やお酒との相性抜群です。
カルパッチョ
刺身用アトランティックサーモンを薄くそぎ切りにして、玉ねぎ・パプリカ・ミックスリーフなどと盛り合わせ、オリーブオイル・レモン汁・マヨネーズ・塩コショウなどをかけていただきます。
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加熱用アトランティックサーモンのレシピ
アトランティックサーモンは、和食から洋食までさまざまなメニューに大活躍です。刺身用(生食用)との表記のないものは、必ず火を通してから食べるようにしましょう。
塩焼き
油を薄くひいたフライパンに皮目を下にして並べ、塩コショウをふります。蓋をして中火で10分ほど焼き、下がこんがりカリッと焼けていたら、裏返して火が通るまで焼きます。カリッとふんわり、もうたまりません!
ホイル焼き
アルミホイルに、塩コショウ(クレイジーソルトだと尚可)をふった切り身を置き、バター、きのこ(しめじ・エリンギなどきのこなら何でも)、レモンの薄切りをのせてしっかり包みます。フライパンに入れて蓋をして中火にかけ、様子を見ながら火が通るまで10分ぐらい焼いてできあがり。バーベキューで焼いてもおいしいです。
フライ
きつね色にサクッと揚がったフライに、マヨネーズやタルタルソースをかけてどうぞ。
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まとめ
アトランティックサーモンの魅力と美味しい食べ方についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 英語でサーモン(salmon)と言うと 一般的にアトランティックサーモン を差す
- アトランティックサーモンとトラウトサーモンは違う
- 日本で流通しているアトランティックサーモンのほとんどは 養殖
- 寄生虫は24時間以上マイナス20度以下の状態にしておくと死滅する
とろける味わいで大人気のアトランティックサーモンは、お手頃価格で便利。生食からフライまでバラエティーに富んだ調理方法があります。新鮮なものには寄生虫の危険性があるので、生で食べる場合には必ず刺身用(生食用)を使うことが大切です。
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