あたりめは体に悪いの?良いの?食べるときの注意点や栄養素を解説

あたりめといえば噛めば噛むほど味が出ると言われている、スルメイカの干物のことですよね。あたりめが大好きな人もいればあまり食べたことがないという人もいるのではないでしょうか。

あたりめといえばビールのおつまみに提供されることの多い食材で、お酒を飲む時はあたりめが絶対必要という方も少なくないはずです、そんなあたりめですが実は少し注意しなければならない食材でもあります。

今回の記事では、

  • あたりめとは?
  • あたりめのカロリーや糖質
  • あたりめは体に悪いの?いいの?
  • スルメイカに含まれる栄養素

これらについて解説していきたいと思います。 

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あたりめとは?

あたりめは、イカの内臓をとり乾燥させたものになります。あたりめとするめは見た目も味も似ていますね。それもそのはずで、名前は違うけれど同じ製法で作られたものになるのです。

するめはするめいかを使うので、するめと呼ばれていました。けれど「する」という言葉には「お金がすられる」盗られる。「お金をする」なくなるという悪いイメージを連想してしまいますね。

するめはもともとは縁起物として、結納品などのハレの場で使われていました。なのでハレの日に「する」という縁起のよくない言葉を使わないように「あたり」という良い語源で言いかえるようになったのです。

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あたりめの味

あたりめはするめいかを乾燥させたものなので、イカの味そのものになります。乾燥しているので歯ごたえがあり、噛めば噛むほどイカの味が染み出てきますね。

あたりめのカロリー

あたりめのカロリーは100gあたり278kcalになります。

あたりめはよく噛んで食べるので、1回に食べる量は100gになることはあまりないでしょう。コンビニなどに売っている小袋は20g〜30gのものが多いです。あたりめ1袋のカロリーと栄養価は下記になります。

<あたりめ(20g/コンビニの小1袋)>

  • 栄養:63kcal
  • たんぱく質:14g
  • 脂質: 1g
  • 炭水化物:0.1g
  • 塩分:0.5g

あたりめは、カロリーが低い上に糖質も少ないので、ダイエットに適した食材といえるでしょう。

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あたりめは体に悪いの?

低カロリーで高タンパクなあたりめは体によい食べ物のイメージが強いと思いますが、実は一方で少し注意しなければならないことがあります。

食べ過ぎには注意が必要

あたりめは水分を吸収すると膨らむので、消化に時間がかかります。なので一度にたくさんのあたりめを食べてしまうと便秘になる可能性が高いと言われています。

一度にたくさんおあたりめを食べるとあたりめが腸に移動した時に、腸内の動きを阻害してしまい流れが悪くなってしまうことがあります。

これはあくまで食べ過ぎによる影響ですので適切な量を食べるなら全く問題ありません。むしろあたりめに含まれるタウリンという筋肉の収縮力を高めてくれる成分には、大腸の動きを活発化してくれるという作用もあります。

お酒と一緒に楽しむときに注意が必要

アルコールは体にあまり良い影響を与えないというのは、皆さんもご存知ですよね。あたりめはお酒のおつまみとして食べるのが一般的なので、あたりめをたべる=アルコールをたくさん飲んでしまうということにつながってしまいます。

アルコールは適量であれば体によいといわれていますが、実はその根拠は全く無くアルコールによる悪影響の方がかなり多いと言われています。

もちろんこれも適切な量であれば問題ないレベルかと思いますが、あたりめはゆっくり長く楽しむ食材ですのでどうしてもお酒の摂取量が増えてしまいがちです。お酒を飲む時はかなり少ない量のあたりめを用意して、飲むようにしたほうが良さそうですね。

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むしろあたりめは体によい!

そこまではあたりめが体に悪いと言う解説をしてきましたが、むしろあたりめに使われているスルメイカには非常に優秀な栄養素を豊富に含んでいるという特徴があります。

  • タウリン:タウリンは硫黄を含むアミノ酸の一種で、血液の高脂血症を改善する働きを持っています。コレステロールや中性脂肪の抑え、血圧を正常にする働きもあります。肝臓においてはアルコールの分解含めた解毒の働き助け、脂肪肝の予防効果もあります。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
  • セレン:セレンは、その強い抗酸化力を活かした働きを持つ酵素を構成するミネラルです。加えて、免疫力を高め風邪をひきにくくする効果や甲状腺ホルモンの働きを良くすることも知られています。老化や動脈硬化にも効果があるという結果も報告されています。

タウリンやタンパク質、ビタミンを多く含むスルメイカは他の食材と比べてもかなり優秀な食材であることがわかります。ぜひ毎日の食事にスルメイカを取り入れてみてはいかがでしょう。

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まとめ 

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

  • あたりめとはスルメイカを干物にしたもの
  • するめとあたりめは同じもの
  • あたりめは低カロリーで高タンパクが優秀な食材
  • あたりめは食べ過ぎてしまうと便秘を引き起こす可能性がある
  • あたりめ自体は身体に良いがお酒と一緒に食べることが多いので、アルコールの影響を受けやすい
  • お酒と一緒にあたりめを楽しむ時はあたりめの量を少なくして、お酒を飲む量を減らそう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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