ネギとよく似たあさつき。万能ねぎと間違えられますが、更に細いのが特徴です。そのため「エゾネギ、糸ネギ、千本ネギ」とも呼ばれます。主に薬味として使われ、刺身に添えるのは殺菌作用があるからとも言われます。そんな薬味として使用されることの多いあさつきについて、
- あさつきはどんな野菜?
- あさつきはどんな食べ方がいい?
- あさつきは食べるとどんな効能がある?
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目次
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あさつきとはどんな野菜?
あさつきは、ヒガンバナ科ネギ属の球根性多年草です。ネギよりも色が薄く、食用ネギの中では最も葉が細い。もともとは山に自生していた山菜で、東北の特に山形県では酢味噌和えやおひたしで食べる伝統野菜です。
見た目はネギやわけぎとよく似ていて、ぱっと見ただけでわけるのは難しいほどです。関東でよく見かける、葉ねぎを若取りした青ネギタイプと、春に新芽の部分を収穫したエゾネギの変種タイプの2種類に分けられます。
太さもネギとは異なり、ネギは5mmくらいに対して、あさつきは約半分の2~3mm程度です。
どんな味?まずい?辛い?
あさつきの味の特徴としては、ネギのような香りがあり、辛みが強いことが挙げられます。香りが良いため、麺類や冷ややっこなどの薬味として使われることが多いです。
生で食べられる?
あさつきは生のままで薬味として食べるのが一般的です。辛さが得意な方はそのまま味噌をつけて食べるのもおすすめです。
あさつきの球根は食べられる?
あさつきは球根も食べられます。あさつきの球根はシャキシャキした食感で、葉や根っことはまた違ったピリッとした辛さが楽しめます。
ひげ根は食べる?
あさつきのひげ根を捨てる方がほとんどだと思いますが、実はひげ根も食べられます。腎臓と肝臓の薬にもなるので、捨てずに食べましょう。ひげ根は生ではなく炒めたり揚げたりして食べるのが一般的です。
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あさつき球根の食べ方
甘酢漬け
材料(2人分) あさつき(球根)20g/みりん25cc/リンゴ酢75cc/砂糖大さじ1/塩ひとつまみ
⇒作り方は楽天レシピへ
天ぷら
材料:あさつき お好きな量/てんぷら粉/卵
⇒作り方はCOOKPADへ
三杯酢和え
材料:あさつき適量/酢:しょうゆ:みりん=1:1:1
⇒作り方は食の和音へ
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あさつきに含まれる栄養と効能
あさつきは薬味として食されることが多いため、あさつきからのみ栄養を摂ることは少なく、他の栄養素と食べ合わせることで能力を発揮してくれる食材と言えます。
栄養成分
主な栄養成分は以下の通りです。
カリウムをはじめとしたミネラルや、ビタミンB群・ビタミンKが豊富です。高い抗酸化作用のあるβ-カロテンもたくさん含んでいるため、癌や動脈硬化などの疾患や老化を防ぐためにも積極的に摂取しましょう。
効果効能
強い香り成分の硫化アリルには、
- 消化液の分泌を促す働きがある
- ビタミンB1の吸収を高める
- 利尿や発汗作用があるため、玄米や豚肉、うなぎや大豆と一緒に食べるとより効果的
- 血液の凝固を防いで血栓ができにくくし、血中コレステロール値の上昇を抑える
- 血液サラサラ効果により、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞の予防に役立つ
- 血行をよくし疲労物質である乳酸を分解する作用があると言われ、肩こりや疲労回復にも効果が期待できる
その他、葉酸・カリウムも含まれていて、葉酸は貧血予防や改善に、カリウムはナトリウムの量を調整してくれ高血圧の予防に役立つと言われています。あさつきには特にビタミンB6が多く含まれ、脂質の代謝を促し肝臓に脂肪がつくのを防ぎます。
あさつきに含まれる硫化アリルは刺激の強い成分のため、生のままで過剰に摂取すると胃腸の調子を崩す場合があります。基本的にあさつきは薬味で使うことが多いと思いますので食べ過ぎる可能性は低いと考えられますが、体調がイマイチの時は気をつけましょう。
まとめ
今回は、メインの食材というよりは薬味で大活躍するあさつきについてご紹介しました。
この記事をまとめると
- あさつきはネギよりも色が薄く、食用ネギの中では最も葉が細い
- あさつきは辛みが強いことと香りが良いため、麺類や冷ややっこなどの薬味として使われることが多い
- あさつきに含まれる硫化アリルは動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞の予防に役立つ
あさつきは他の食材を引き立たせてくれますので、毎日の食卓に加えてみてはいかがでしょうか。
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