疲れている時などに、リラックス効果を求めてアロマオイルを利用する人も多いはずです。アロマオイルはさまざま効果を与えますが、使い方によっては体に悪影響を与えることもあります。
- アロマ・精油でアレルギーになることもあるのか?
- アロマアレルギーの症状とは
- アロマアレルギーの対処法
- 精油の効果について
アロマオイルは使い方次第で、効果も異なります。正しい使い方と、アレルギー反応が出たときの注意点などを紹介していきます。
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目次
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アロマ・精油でアレルギーになる?
アロマオイルは使うことによって、癒しなどの効果を得られますが、アレルギーを起こしてしまう理由は何なのでしょうか?
なりやすいハーブ
アロマの使い方としては、精油をアロマポットなどで拡散させ顔路を楽しんだり、肌に塗り込んだりしてマッサージを行います。香りを楽しむ・ストレス発散に利用する場合は問題ありませんが、薄めてマッサージに利用するなど、肌に利用するときには十分な注意が必要です。
- キク科のハーブ
- ブタクサ・マリーゴールド
- ラベンダー・ティーツリー
これらのハーブには気を付けましょう。キク科のハーブとして挙げられるのは、カモミール・エキナセア・カレンデュラなどが有名です。
ブタクサ・マリーゴールド、ラベンダー・ティーツリーなども同様ですが、これらでアレルギー症状を持つ人は秋に花粉症を発症することが多いので注意が必要になります。
その他のハーブでもアレルギー症状を起こすことがあるので、アロマを使っている時になんらかの異常が見られる時は、アロマ・精油でのアレルギーを疑ってみる必要があります。
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アロマアレルギーの主な症状
アロマアレルギーは誰にでも起こりえるものです。そのアレルギー症状は、どのような症状なのでしょうか?
咳
アロマアレルギーの症状の1つとして、咳を引き起こします。ホルムアルデヒド・石油蒸留物・アルコールなどの「揮発性有害物質」を含んでいることが多く、咳などを誘発させてしまうのです。アロマポットなどでアロマを拡散させている時、吸い込んでしまうのが原因です。
自分では気づきにくいかもしれませんが、違和感を感じたり、アロマを使う時に咳が出る場合は注意をしましょう。
皮膚の痒み・蕁麻疹
咳などの他には、アロマオイルを肌に塗りこんでマッサージをすることで、皮膚が痒くなったり蕁麻疹が出たりします。キク科のハーブやラベンダー・ティーツリー、かぶれを引き起こすことがあるので注意が必要です。
この場合、精油でのアレルギー反応を起こしている可能性もあります。直接肌に触れなくても、空気中を漂うアロマオイルでかぶれることもあるので気をつけましょう。
くしゃみ
キク科のハーブなどは、花粉症の人がアレルギー反応を起こしやすく、その症状は花粉症と同じようにくしゃみなどを引き起こします。においをかぐだけでもくしゃみが止まらないといったこともあるので、アロマオイルでアレルギー反応を疑う場合は使用を中止してください。
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アロマオイルでかぶれた時の対処法
アロマオイルでかぶれなどの症状が見られた時、どのような対応をすれば良いのでしょうか?
病院での治療は?
アロマオイルなどで肌に異常を感じた場合、まずは皮膚科で相談をしましょう。肌の症状がなく、咳やくしゃみなどだけの症状でもパッチテストをすることで、原因物質を特定することが可能です。
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精油には抗アレルギー効果もある
アレルギーを引き起こす原因のある精油ですが、抗アレルギー効果もあります。抗アレルギー効果とは、アレルギー症状を抑えたり和らげてくれる作用のことであり、精油でも種類によって抗アレルギー効果の高いものがあります。
カモミールはアレルギー症状を起こすこともありますが、抗アレルギー作用もあります。アンジェリカルート・レモンバーム・ラベンダー・レモングラスなどにも抗アレルギー効果を得ることができます。
アロマの他の効果
アロマの効果は抗アレルギー効果だけではありません。癒しだけではなく、消毒・殺菌・鎮静作用、免疫刺激効果などもあります。
女性の場合、月経前症候群(PMS)などの自律神経系の症状にも効果があるといわれています。アロマの香りは、脳に直接届くので、感情を司る機能へ直接働きかけるので、不調を調整することが期待できます。
まとめ
アロマオイルでアレルギーを起こしてしまう理由と、原因・対処法について紹介しました。
この記事をまとめると
- ハーブの種類や精油によってアレルギー症状を起こす場合もある
- 主な症状は、咳・くしゃみ・肌の痒みやかぶれなど
- 症状が出た時は皮膚科などでパッチテストなどを受けるようにする
- 精油には抗アレルギー効果もある
アロマオイルはハーブの種類や精油などによってアレルギー反応を起こすこともあります。しかし、自律神経系の症状や消毒・殺菌などの効果もあり、マイナス面ばかりではありません。もしアレルギーのような症状が出た時には病院で調べてもらい、治療するようにしましょう。