アロエベラの保存方法は?シロップ漬けは冷凍しても大丈夫?

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アロエベラを知っていますか?アロエと言えば、洗顔料や化粧水などスキンケア商品によく使われています。また、キダチアロエは、やけどや切り傷の治療に使用されています。そして、今回ご紹介する「アロエベラ」にも健康維持に必要な栄養素がたくさん含まれており、栄養補助食品、化粧品、医療品など幅広い分野で使われています。食べて良し、飲んで良し、塗って良しのアロエベラ!今回は、その保存方法をまとめてみました。

  • アロエベラとは
  • アロエベラの保存方法
  • 漬けてる場合の保存方法は?
というテーマでお送りします。

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アロエベラとは

アロエベラ (Aloe vera) はアロエ属に属する多肉植物の一種です。原産地は、アラビア半島、北アフリカ、地中海地方です。

特徴

アロエベラは、葉肉が厚く、粘り気が強いのが特徴です。分厚い葉を切ると、中からゼリー状の葉肉が詰まっています。このゼリー状の部分が食用です。アロエベラがもつ栄養素は、ミネラル類、酵素類、アミノ酸類、ビタミン類など。現在わかっているだけでも70種類以上にのぼります。ノンカロリーで貴重な栄養成分がバランスよく含まれているため、今では、医薬品、化粧品、食品と幅広い分野で使われています。

使い方

食べる

葉肉の部分は、下処理をした後、ヨーグルトゼリーに入れたり、サラダに混ぜたりして食べることができます。ノンカロリーなのでダイエット食としても注目されています。

飲む

アロエは外皮ごとおろし器ですりおろしてクッキングペーパーなどで濾すと、原液100%のジュースが出来上がります。お酒と相性がよく、飲酒前に飲むと二日酔いの予防になるとか。しかし、そのままでは苦みがあるので、水、ハチミツ、レモンなどで味を調えたり、野菜ジュースと合わせて飲むのもGOOD!ミキサーなどを使って、スムージーにして飲むのもおすすめです。

塗る

アロエベラは保水力に優れた植物です。歴史をさかのぼること、紀元前の古代エジプト時代。世界三大美人といわれるクレオパトラは、美容のためにアロエの液汁を全身に塗って使っていたという記述もあります。

スプーンで取り出したアロエの果肉をフードプロセッサーなどで裏ごしし、瓶などに詰めて保管します。それをローズウォーターや精製水で薄めると化粧水として使うことができます。また、市販のエッセンシャルオイルを大さじ1ほど混ぜると保湿液としても使えます。

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シロップ漬けやハチミツ漬けもおすすめ

アロエベラ表面の皮部分に含まれる成分には、強い苦みがあります。シロップ漬けやはちみつ漬けにすると食べやすく、また、長期保存ができておすすめです。

シロップ漬けの作り方

作り方レシピ
  1. アロエベラのトゲを切り落とし、緑色の皮をめくるように切る

  2. アロエベラの葉肉を角切りにする(1㎝角)

  3. 葉肉には、苦みの原因となる汁が付いているので、水を入れたボウルで洗う(洗うことで苦みとヌメリを落とします)

  4. 鍋に水を入れ、湯を沸かす

  5. 湯が沸いたら、アロエベラの葉肉を入れ1~2分間茹でる

  6. 湯を切って、氷水でしっかりと冷やす

  7. 別の鍋にシロップ(水600ml・砂糖180g・レモン汁少々)を作り、6のアロエベラを入れて10分ほど煮る

  8. 煮汁ごとボウルに移しかえて、粗熱を取る

  9. 冷めたら、清潔な保存瓶などに移しかえて冷蔵庫で保存する

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アロエベラの保存方法

アロエベラの保存に適した温度は15℃前後です。

常温で保存

アロエベラを新聞紙やキッチンペーパーなどに包み、冷暗所で保管します1か月ほど保存が可能です。夏場は温度が高くなり、傷みやすくなるのでカットして、冷蔵保存がおすすめです。1か月ほど経つと、変色することがありますが、栄養や味に変化はありません。また、温度の変化に弱いため、外での保存はNG!室内の冷暗所で保存しましょう。

冷蔵で保存

アロエベラの切り口をサランラップで包み、野菜室で保存します3週間ほど保存が可能です。皮(緑の部分)をむいてしまうと、5日ほどしか保存ができないので、皮付きのまま保存するのがおすすめです。

冷凍で保存

ジュースや生食以外で使う場合は、冷凍保存がおすすめです。アロエベラの皮(緑の部分)を包丁などで剥き、角切りにして保存します。皮をむくので食感がなくなりますが、1か月ほど鮮度が保たれます。密閉の保存袋に入れ、アルミトレイなどにのせて冷凍しましょう。アロエベラを入れた保存袋に日付を書いておくと便利です。

干して保存

アロエベラを薄くスライスして、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。ザルに並べて天気が良い日に1~2日ほど天日干しします。湿度の関係で完全に乾燥するまで1週間ほどかかる場合があります。完全に乾燥してから、清潔な瓶に入れて常温保存します。天日干しをしたアロエベラは、半年ほど保存が可能です。

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漬けてる場合の保存方法は?

冷凍できる?

はちみつなどに漬けたアロエベラは冷凍保存できるのでしょうか?

結論から言えば、はちみつは冷凍庫に入れてもカチカチに固まりません。なぜなら、シロップ漬けやはちみつ漬けは、糖度が高く水分量が少ないため、凝固点は低くなるからです。つまり、糖度が高ければ高いほどマイナスの方法に作用し、固まらなくなるのです

業務用の冷凍庫の場合は、マイナス30℃まで下げられていますが、家庭用の冷凍庫はマイナス18℃以下に設定されています。ですから、砂糖やはちみつに漬けたアロエベラを冷凍保存しても、固まらず、トロトロの状態のままです

しかしながら、冷凍保存しておくと劣化を防ぐことは可能です。長期間、保存したい場合は冷凍庫を利用するのもいいかもしれません。

保存方法

砂糖やはちみつに漬けたアロエベラは、基本的に冷暗所で保存するのが一般的です。

冬は、直射日光の当たらない涼しい場所(15℃前後)で常温保存。梅雨時期や夏は、冷蔵保存、長期間、保存したい場合は冷凍庫を利用しましょう。

ただし、はちみつに含まれているブドウ糖が一番固まりやすい温度は0~14℃程度です。冷蔵庫で保存した場合は、はちみつのブドウ糖が結晶化し、白く固まったように見えることがあります。瓶のままお湯に入れると結晶化は戻ります。

保存期間

砂糖やはちみつに漬けたアロエベラは、常温で1か月ほど、冷蔵保存で3か月~半年ほど、冷凍保存で1~2年ほど保存が可能です。糖度が高いので保存期間は長く保たれますが、時々、傷んでいないか確認しましょう。

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まとめ

今回は、アロエベラの保存方法についてまとめてみましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • アロエベラは、栄養補助食品、化粧品、医療品など幅広い分野で使われている
  • アロエベラの使用方法は、食べる・飲む・塗る
  • 保存方法は、常温・冷蔵・冷凍・日干しが可能
  • シロップやはちみつ漬けは、常温・冷蔵・冷凍で保存可能(冷凍保存しても固まらない)

アロエベラは、歴史を見ても分かるように、民間療法のアイテムとして私たちの健康をサポートしてくれる植物です。ぜひ、活用してみてはいかがでしょうか?

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