あんずは生で食べるイメージがあまりない果物ですが、生で食べることは可能なのでしょうか?また食べ方にはポイントがあるのでしょうか?
あんずがどのような果物なのか詳しくは知らないという方も多いかと思います。そこで今回は…
- あんずってどんな果物?
- あんずはそのまま食べられる?
- 生食用のあんずの食べ方
についてご紹介をいたします。
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目次
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あんずってどんな果物?
まずはあんずがどのような果物なのかご紹介をしていきます。
梅や桃と近い果物
あんずはバラ科の樹で、梅や桃、スモモなどと遺伝的にも近い果物です。青森県で生産されるあんずには梅との交雑種である「八助」という品種も作られています。
日本では青森県の他、長野県など、冷涼な地方で栽培がされており、青森県と長野県で全国の98%が生産されています。また6月下旬~7月中旬が最盛期となります。
特徴は?
形は桃とよく似ており、小粒の黄桃のような見た目をしています。大きさは品種にもよるようですが、梅くらいのものから、スモモくらいのサイズのものがあるようです。
表面は産毛が無く、果皮の色は黄色から橙で、日光に当たっていた部分がほんのり赤く色づいています。
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アプリコットとはちがうもの?
アプリコットは日本でいう「あんず」のこと。英名にすると「アプリコット」となります。呼び方はちがっても同じものを指しているのですね。
あんずはそのまま食べられる?
はじめにもお伝えしたように、あんずは生で食べるイメージがあまりない果物かと思いますが、生のままでも食べられるのでしょうか?
生のあんずはとてもすっぱい
あんずは梅に似た酸味があるのと独特な芳香が特徴です。あんずは酸味が強く生食には向かないのですが、 品種によっては糖度が高く生で食べられるあんずもあります 。
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甘い味付けの加工品で食べるのが一般的
酸味が強いものはジャムやドライフルーツ、洋菓子などに加工して食べるのが一般的です。
生食用のあんずもある
カナダ生まれの品種で、 「ハーコット」という生食向けのあんず もあります。
あんずの中では大きく、1個80g~100gある品種です。形は円形からやや縦長に扁平しており、日本のあんずよりも酸味が少なく、糖度は桃と同じくらいと、甘みの強いのが特徴です。
あんずはどの品種も傷みやすく繊細です。ハーコットも果肉が柔らかく傷みやすいことや、日持ちしないことから、高級フルーツとして百貨店などの限られた場所のみで販売されています。
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生食用のあんずの食べ方
それでは生食用のあんずの食べ方を一緒にみていきましょう。
たねを取り除く
まず種を取り除くのですが、 桃と同じようなやり方 となります。
- 熟したあんずの縫合線にそって種までくるりと一周ナイフを入れます
- 上下をひねると簡単に2つに割ることが出来ます
固めのあんずの場合には、溝に沿ってナイフを入れて、種をよけながら半分にカットし、そのあと種をくりぬきましょう。
そのまま冷蔵庫で冷やして食べるのはもちろん、刻んでヨーグルトと合わせて食べるのも美味しいですよ。
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皮は食べることもできる
皮は食べることもできますが、剥く場合は種を取り除いたあとに剥きましょう。
酸味が苦手な人は注意
先ほどご紹介をしたハーコットなどの生食向けの品種であれば甘みも強く感じられますが、そのほかの品種のあんずは酸味が強いですので、生食には不向きとなっています。
酸っぱいのが苦手な方は注意するようにしましょう。生食用ではない品種のあんずは、 コンポートやジャム にして食べると美味しく召し上がることができます。
保存方法
お伝えしてきた通り、あんずは日持ちしない果物ですので、 なるべく早く食べ切る ようにするのがベストです。
保存する場合には乾燥しないようラップに包むか袋に入れて、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
長期保存をしたい場合には、皮と種を取り除きミキサーなどでピューレ状にして冷凍しておくのもおすすめです。
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まとめ
あんずの特徴や、生のあんずの食べ方についてご紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか。
◎あんずとは
- あんずはバラ科の樹で、桃や梅に遺伝的にも近い果物
- 主に長野県と青森県で栽培されている
- 形は桃と似ていて、梅やスモモくらいの大きさの赤味のある黄色をしている
- 日本名で「あんず」英名で「アプリコット」という
- あんずは酸味が強く独特な芳香がある
- 「ハーコット」は糖度が高く、生で食べることができる生食向けの品種
- 生食向け以外のあんずは酸味が強いため、ジャムやドライフルーツなどに加工して食べるのが一般的
◎食べ方・保存の仕方
- 皮ごと食べることも可能で、桃と同じように種を取り除いてから食べる
- 日持ちしないためなるべく早く食べ切る
- 保存する場合はラップに包むか袋に入れて冷蔵庫で保存をする
- 長期保存したい場合にはピューレ状にして冷凍庫で保存をする
なかなか生で食べることができないため、生食向けのあんずも一度は食べてみたいものですね。みなさんも初夏の楽しみのひとつとして、ぜひ食事に取り入れてみて。
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