ふんわりとした磯の香りが食欲をそそる青のりを食卓に常備している家庭は多いですよね。
実は、青のりを食べることによってアレルギー症状が出てしまう子どもがいることをご存じでしょうか。
- 青のりアレルギーってどんなもの?
- 青のりを離乳食に与える際の注意点
- 青のりの離乳食レシピを紹介
今回は、こちらについて詳しく解説します。
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目次
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青のりアレルギーとは
結論から言うと、青のりを食べてアレルギー症状が出ることは極めて少ないようです。しかし、実際にアレルギー症状が出た場合は以下のような特徴があります。
症状
喉のかゆみ・発疹
食物アレルギーで、最も多い症状は皮膚に現れるものです。皮膚の一部がくっきりと赤く盛り上がって体のあちこちが痒くなる蕁麻疹は最も見分けやすい症状の一つです。
一度発症した蕁麻疹は、その後数時間で消えてしまうことがほとんどですが、重度になると喉の粘膜が腫れ上がり呼吸が困難になることもあるため注意が必要です。
嘔吐・下痢
青のりを食べて30分以内に嘔吐や下痢などの激しい症状が起きた場合も、食物アレルギー発症の可能性が高くなります。
なお、繰り返しになりますが青のりを食べてこのようなアレルギー症状が起きることは極めて少ないと言われています。
対処法
一般的に、アレルギー症状が軽い場合は抗ヒスタミン薬やステロイド薬を服用することが対処法となります。
ただし、対象が小さな子どもに上記のような症状が出た場合は、個人で判断することはせず早急に病院を受診して医師の診断を仰ぐようにしましょう。
アレルギーになる原因は?
海苔をはじめとした海藻類に多く含まれている「ヨード」という成分は、人間にとって必要不可欠な栄養素として知られています。具体的には、体の基礎代謝を高めたり、成長を促進する効果が期待できます。
しかし、 この「ヨード」にアレルギー反応を起こしてしまうと上記のような喉のかゆみを始めとしたアレルギー症状が発生すると言われています。
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青のりは離乳食に与えても大丈夫?
食物アレルギーの恐れが全くないと仮定した場合、赤ちゃんに青のりを離乳食として与えても問題はありません。ここでは、赤ちゃんに青のりを与え始めてもよい具体的な時期について解説していきます。
青のりは何歳から?
赤ちゃんに青のりを与えても良い時期は、一般的には離乳食中期となる生後7か月後以降がおすすめです。
もちろん、赤ちゃんの生育状態によって個人差がありますが、与え始める時期は7ヵ月より前にするのは避けた方が良いでしょう。
青のりはもともと形状が細かくなっているという特徴があるため、まだ器官が狭い赤ちゃんでも生後7ヵ月以降であれば喉に詰まらせることなく食べることが出来ます。
その一方で、いわゆる「板のり」を与える際はのりが喉に貼りつくことで赤ちゃんが呼吸困難となってしまう可能性があります。
- 煮込む
- ふやかす
などの加工を行ってから与えることを徹底しましょう。
なお、家庭で使用することが多い市販の青のりは、空気に含まれる水分を吸着することでカビが生えやすくなります。そのため、一度開封したら早めに使い切ることを意識しましょう。
どうしても使い切れない場合は、袋の中の空気をしっかりと抜いてから冷蔵庫の中で保存するようにしましょう。
青のりがうんちとして出てくることも
青のりは食べ物の中でも比較的消化がし辛い食べ物です。体内で完全に消化されなかった青のりは、うんちとして出てくることもありますが心配は無用です。
ただし、青のりを与えすぎるのは別問題です。青のりに含まれるヨードは過剰摂取が続くと
- 甲状腺機能低下症
- 体重減少
- 筋力低下
などの症状が出ることもあるので注意が必要です。
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離乳食の青のりレシピ
ここでは離乳食に最適な青のりを使用したレシピを解説します。
おかゆ
用意するもの:お粥 適量、 しらす 小さじ1から2、 青のり ひとつまみ
作り方:
- しらすに熱湯を掛けて塩抜きをし、細かく刻む
- お粥に刻んだしらすと青のりを適量掛ける
風味の良い青のりと優しい塩味のしらすを合わせたお粥です。優しい味わいは赤ちゃんの離乳食にもってこいです。
ポテト餅
用意するもの:じゃがいも 小1個、片栗粉 小さじ1、ごま 大さじ1、青のり 適量
作り方:
- じゃがいもの皮をむいて擦り下ろす
- 残りの材料を加えて混ぜる
- フライパンに油を薄く敷き、両面がこんがりするまで焼く
ジャガイモの優しい味わいが楽しめる離乳食です。少し塩を振りかければ大人でも楽しむことが出来ますよ。
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まとめ
この記事をまとめると
- 青のりアレルギーは、青のりを食べることで極まれに発症する食物アレルギーのことを指す
- 食物アレルギーの症状として喉のかゆみや激しい下痢などが発生した場合は、速やかに病院を受診して医師の診察を受けることが大切
- 青のりを赤ちゃんに与える時期としては、生後7ヵ月以降を目安として与え始めるとよい
- 与えすぎると逆効果になるため、赤ちゃんへの過剰摂取は控えるようにする
いかがだったでしょうか。
青のりにはミネラルやヨードなど、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。
離乳食に少しずつ加えることでも十分に栄養を摂取することが出来るので、今回のレシピを是非試してみてくださいね。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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