アニサキスの主な症状まとめ|下痢・胃痛・腸閉塞・嘔吐・蕁麻疹・血便・頭痛・発熱

アニサキスは海に住む魚介類に寄生する寄生虫ですが、食中毒症状にはどのようなものがあるのでしょうか?アニサキス食中毒の症状には、色々なパターンがあります。今回は、

  • アニサキスの主な食中毒症状
  • 潜伏機関・症状はいつまで?
  • 症状が軽い時は病院に行かなくてもいい?

これらのテーマについて紹介いたします。

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アニサキスの主な食中毒症状は?

寄生虫アニサキスによる食中毒症状には、どんなものがあるのでしょうか?起こり得るアニサキス食中毒症状について、一つ一つ確認していきましょう。

下痢

アニサキスによる食中毒症状の代表的なものの一つに、“下痢”があります。強い腹痛を伴うことが多く、アニサキスが町内の粘膜に刺入することによって起こります。正露丸で治そうとする人もいますが、市販薬は応急処置程度の効果と思った方が良いでしょう。

胃痛

アニサキスは人の体内に入ると消化器官の粘膜に潜り込みます。胃や腸に刺入するアニサキスですが、そのほとんどのケースが胃となっています。

胃にアニサキスが刺さった場合、“胃アニサキス症”と呼ばれ、激しい胃痛を伴います。早ければ食後数十分で発症するので、生の魚介類を食べてすぐに胃痛が起きた場合はアニサキスによる食中毒を疑いましょう。

嘔吐

胃アニサキス症の症状の一つに“嘔吐”があります。こちらも食後数十分ほどで発症するケースが多く、胃の粘膜にアニサキスが刺入したことで起こるものです。

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腸閉塞

アニサキスが腸の粘膜に刺入した場合、“腸アニサキス症”と呼ばれています。腸アニサキス症は、アニサキスが腸内まで到達して腸内の粘膜に潜り込むことで激しい腹痛や下痢を起こしますが、これが重症化すると稀に“腸閉塞”となります。

腸閉塞とは?

小腸や大腸が詰まり腸の内容物が停滞して腸管が拡張し、腹痛を伴う病気

アニサキスにより腸閉塞を起こした場合は、外科的処置をすることで治療されます。

血便

腸アニサキス症の症状には、“血便”もあります。血便が出ると大きな病気なのではないかと怖くなりますが、アニサキスによる血便の場合はアニサキスが自然に死滅するか、治療によってアニサキスを取り除けば治るものなので安心してください。

頭痛

アニサキス食中毒の症状としては意外なものですが、“頭痛”もアニサキス症状の一つです。頭痛だけを発症することは少なく、腹痛など他の症状に伴って頭痛を発症することが多いようです。

発熱

“発熱”もアニサキス食中毒による症状の一つで、こちらも腹痛など他の症状に伴って頭痛を発症することが多いです。

蕁麻疹

“蕁麻疹”は、 アニサキス食中毒とアニサキスアレルギーの場合に起こり得る症状 です。食中毒の場合は生きたアニサキスによって発症しますが、アレルギーの場合はアニサキスが死んでいても反応してしまう厄介者です。

加熱済み・冷凍済みのアニサキスの死骸によっても蕁麻疹が出るので、アニサキスアレルギーと気づかないこともあります。

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アニサキス食中毒の潜伏期間は?

 アニサキスを含む魚介類を食べてから腹痛や下痢などの症状が出るまので時間は、数十分〜十数時間 となっています。早ければ食後数数十分で症状が出ますが、遅い場合は翌日に症状が出ることもあるのです。胃に刺入する場合は症状までの時間が短く、腸に刺入する場合は症状発症までに時間がかかります。

 

アニサキスの食中毒症状はいつまで続く?

治療を受けない場合、アニサキスの食中毒症状が続く期間は、だいたい4〜5日となっています。魚など魚介類の体内では生き続けることができるアニサキスですが、人の体内は生息環境として合わないため、5日程度で死滅します。

死滅しない限りは症状が継続するので、激しい腹痛や下痢・嘔吐など症状が重い場合は医療機関で処置してもらう必要があります。

放置するとどうなる?

アニサキス食中毒を起きてそのまま放置した場合は、症状が継続し続けますが命に関わることはありません。アニサキスは危険な寄生虫というイメージが強いので、“放置すると死亡することもあるの?”と思うかもしれませんが、食中毒による死亡の心配はありません。

ただし、アニサキスアレルギーの場合は呼吸困難を起こして死亡する可能性もゼロではないので注意しましょう!

アニサキスアレルギーは特殊で、 本来食中毒にはならないアニサキスの死骸によってもアレルギー反応が起きてしまいます 。アレルギー症状として蕁麻疹や呼吸困難があり、食中毒症状とは異なります。

症状なしのケース

アニサキスによる食中毒には、症状がなく食べてしまったことに気づかずに終わるケースもあります。体質やアニサキスの状態によって異なるもので、知らない間に食べているけれど無症状のこともあるのです。

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症状は軽い時は病院に行かなくても

激しい腹痛を伴うアニサキス食中毒ですが、場合によっては症状が軽いこともあります。中にはアニサキスを食べても食中毒症状が出ないこともあるので、症状の重い軽いは人によって異なるようです。

我慢できる痛みなど症状が軽い場合は、病院に行かず自宅で自然治癒を待つことも可能です。自然治癒させる場合は、どのくたいの期間がかかるのでしょうか?

自然治癒までの期間

アニサキス食中毒の症状は、体内でアニサキスが生きている間続きます。体内に入ってからのアニサキスの寿命は4〜5日となっており、それを過ぎると死滅し症状も治まります。

自然排出される

死滅したアニサキスは他の食べ物とともに消化され、自然排出されます。症状が軽い場合、自然排出を待って自然治癒させることも可能です。

まとめ

この記事をまとめると

  • アニサキス食中毒の症状は、下痢・胃痛・腸閉塞・嘔吐・蕁麻疹・血便・頭痛・発熱など!
  • 潜伏期間は数十分〜数十時間!胃に刺入する場合は早い!
  • 症状が軽い場合は自然治癒も可能◎人によっては症状がないこともある

アニサキス食中毒の症状は人によって様々ですが、腹痛と下痢はたいていの人が発症します。これと合わせて蕁麻疹や頭痛・発熱などの症状が出ることもあるので注意しましょう。蕁麻疹が出た場合はアレルギーの可能性もあるので、病院で診てもらった方が安全でしょう。

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