甘夏の保存方法を期間別で紹介!正しい保存場所やおいしい食べ方も

甘夏はお好きですか?少し苦みがありますがさっぱりした甘みがあり、昔から初夏の果物として有名です。甘夏の元である「夏みかん」は、昭和10年頃に大分県の果樹園で植栽されていた夏みかんの中から、酸が抜けるのが早い品種として発見されたのだそうです。品種は「川野夏橙(かわのなつだいだい)」といい、夏みかんより酸味が少ないため「甘夏」と呼んだのだとか。そこで今回は、

  • 甘夏の保存方法・賞味期限は?
  • 甘夏の保存場所は?
  • 甘夏の栄養素って?
  • 甘夏のおいしい食べ方は?
といったテーマでご紹介します。

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甘夏の保存方法・賞味期限

甘夏の保存方法と賞味期限についてご紹介します。

1~2週間なら涼しい場所で保存

甘夏は他の柑橘類と比べると日持ちがいい方です。風通しの良い冷暗所へ置いておくと、1~2週間保存できます。

MEMO
1口食べて酸っぱいと感じたときは、数日おいておきましょう。酸味が抜けて食べやすくなります。

冷蔵庫なら3~4週間

ただ、甘夏の旬は4~6月で、特に6月頃は蒸し暑くなるときがあります。そういった場合は冷蔵庫で保存しましょう。ビニール袋へ入れて冷蔵すれば乾燥が防げますので、3~4週間日持ちします。

皮剥き冷凍で2か月保存可能

甘夏を長期で保存したい場合は冷凍しましょう。皮を剥いて薄皮も取り除き、保存袋に入れて中の空気をしっかり抜きます。この状態で冷凍すると保存期間は2ヶ月ほどになります。

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甘夏の保存場所

保存・日持ち

基本は暗くて涼しい場所

甘夏を常温で保存する場合は、直射日光の当たらない冷暗所を選びましょう。保存の際は、ヘタを下にして風通しの良いカゴなどに入れておくといいです。ただし、長く置きすぎると乾燥して実がパサパサしてしまうので、早めに食べ切りましょう。

また、箱買いしたときなど大量にある場合、段ボール箱に入れっぱなしにすると下にあるものから傷んできます。段ボール箱からは早めに取り出しておきましょう。カゴやザルなどの通気性のいい入れ物に入れ、できるだけ積み重ねないようにすると日持ちします。

蒸し暑い日は冷蔵庫へ

甘夏は常温でも日持ちしますが、気温が上昇すると傷みやすくなります。生のまま長く保管したい場合は、冷蔵庫の野菜室に入れると安心です。

ビニール袋で乾燥を抑える

甘夏だけでなく柑橘類は、時間が経つと表皮が乾燥しやすくなります。乾燥しないようにビニール袋へ入れて、口を縛ります。冷蔵保存なら3~4週間もちますが、3~4日に一度、ビニール袋の中の湿気を取り除くとより傷みにくくなります。

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甘夏の栄養素

栄養

ビタミン・ミネラルが豊富

甘夏はビタミンCを豊富に含んでいて、風邪の予防に効果があります。また、クエン酸も含んでおり、体内の酸性物質を減らす効果や、疲労回復と血液をきれいにする働きがあります。ビタミンCとクエン酸にはどちらも抗酸化作用があるため、甘夏を食べるだけでアンチエイジングや美容などに効果があると期待できます。

皮にも抗酸化作用がある

甘夏を食べる際には、外皮をむいて、薄皮を取り、果肉を取り出すのが一般的ですが、実は取り除いた皮にも栄養がたくさんあります。ヘスペリジンや食物繊維などが多く含まれていて、ヘスペリジンはポリフェノールの一種でビタミンCの吸収を高める・毛細血管を丈夫にする・血圧や中性脂肪を抑える効果があると言われています。

食物繊維は便秘や腸内環境の改善に効果があることは有名です。ダイエットにもいいですね。ただ、皮は果肉と違い固めで苦みもあるため、そのまま食べるのはハードルが高いと思います。皮ごとジャムにしたり、ピールにして食べるのがおすすめです。

甘夏のおいしい食べ方

簡単甘夏ゼリー♫

冷凍のまま食べる

皮をむいてそのまま冷凍した甘夏は、冷凍のまま、もしくは半解凍の状態で食べる方も多いようです。ミキサーに入れてシャーベット状にして食べると、真夏にピッタリなデザートになりますね!

ゼリーやジャムに加工

甘夏の、甘すぎず・酸っぱすぎない風味を生かすならゼリーがおすすめです。甘夏1つに対して砂糖大さじ1/2くらいを足してゼラチンで固めれば、お子様にも安心なおやつになります。

ジャムを作るなら皮ごと使うので、できれば無農薬の甘夏を使いましょう。甘夏は煮込むと水分が出てくるため、弱火~中火で調整しながら焦がさないように注意が必要です。煮沸消毒した清潔な瓶に温かいうちに移して保存します。ケーキやヨーグルトなどデザートにトッピングしたり、パンにのせたり。活用方法がたくさんあるので甘夏を存分に楽しんでください。

まとめ

いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 甘夏は風通しの良い冷暗所なら常温で1~2週間、冷蔵なら3~4週間、皮むき冷凍だと2ヶ月もつ
  • 甘夏は基本的には冷暗所で、暑い時はビニール袋へ入れて冷蔵庫の野菜室で保存する
  • 甘夏はビタミン・ミネラルが豊富だが、実は皮にも抗酸化作用がある
  • 甘夏は冷凍のままでも半解凍でも美味しい。ゼリーやジャムに加工するのも◎

初夏の訪れを感じる甘夏。夏バテ防止もアンチエイジング効果もあるので、正しく保存して甘夏を存分に楽しんでください。

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