甘夏の薄皮はシロップ漬けで食べるのがオススメ!皮の効能は?

夏の訪れを感じさせる柑橘「甘夏」は、品種名を「カワノナツダイダイ」と言うように大分県の川野豊さんによって発見された夏みかんの変異品種です。

甘夏は爽やかな甘味とほのかな苦味が大人な味わいで、甘夏を使用した大福やパウンドケーキなど人気ですよね。

今回は「甘夏」の栄養豊富な“薄皮”まで頂く方法をご紹介していきます。

  • 甘夏の薄皮は食べられるの?皮に含まれる栄養素とは!?あいうあ
  • 甘夏の皮まで、丸ごと頂きたい・・・!おススメの“甘夏シロップ漬け”をご紹介!
  • 甘夏の頂き方や、酸っぱい時の対処法などを詳しく解説!
甘夏の食べ方に悩まれていた方、たくさん甘夏が手に入ったけれど消費できないとお悩みの方など必見です!

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甘夏の薄皮は食べれる?  

甘夏には

  • 食物繊維
  • ビタミンC
  • クエン酸
  • カリウムなどのミネラル
  • ヘスペリジン(ポリフェノールの一種で、ビタミンPとも呼ばれる)

などの栄養素が豊富に含まれています。

どんな味?

甘夏の果肉部分は爽やかな甘味を強く感じられます

薄皮は少し苦味を感じやすい
です。

そのため薄皮を剝いて果肉部分のみを食べるのが主流ですが、薄皮ごと食べる方が栄養素を逃すことなく食べられると言えます。

皮の効能は?

甘夏の薄皮部分にも、栄養素がたくさん含まれています。薄皮を食べることで

  • 強い抗酸化作用により、有害な活性酵素の働きやコレステロールの増加を抑制し老化防止する
  • 免疫力をアップし、風邪予防・感染症予防・肌荒れ改善・髪のパサツキを防ぐ
  • 疲労回復効果や血行促進
  • ビタミンCの吸収を高める
  • 毛細血管を丈夫にする
  • 血圧・中性脂肪を抑える効果
  • 便秘改善、腸内環境の改善
  • 血糖値の抑制、ダイエット効果

などたくさんの“体にメリット”のある効能に期待できます。

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シロップ漬けがおすすめ!  

甘夏の果肉だけでなく“薄皮”も食べたい!といった方におススメの「シロップ漬け」を詳しくご紹介していきます。

作り方

「甘夏の皮ごとシロップ漬け」の作り方をご紹介していきます。

  1. 煮沸消毒しておいた瓶と、皮をよく洗った後に水分を拭き取った甘夏を準備します。
  2. 甘夏を水平に皮ごと薄き切りしていきます。その際、種とへたは取り除きます。
  3. 1の瓶に、甘夏と同じ重量分の氷砂糖と2の甘夏を4分の1ずつ重ねていきます。
  4. 蓋をしっかり締めて、毎日上下に揺すり氷砂糖を溶かすように寝かします。
  5. 1週間程度で、氷砂糖がほぼ溶けていたら完成です。

どんな味?

「甘夏の皮ごとシロップ漬け」

  • そのまま
  • お菓子作りの際に加える(ケーキなどなんでもOK)
  • トーストに乗せて
  • 炭酸水に入れて、ソーダにして
  • ヨーグルト、バニラアイスにトッピングして

など頂き方がたくさんあり、重宝すること間違いなしです。シロップ漬けにすること

甘夏に含まれる水分がたっぷりで、瑞々しい味わい
を堪能することができますよ。

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甘夏の食べ方  

ここからは甘夏の簡単な頂き方や、酸っぱい時に試したい方法などをご紹介します。

包丁で切る

甘夏は外皮が非常に厚く硬いため

包丁や果物ナイフ、皮むき器などを使用
して皮剝きを行います。

果肉を食べる際
種が多く、内袋も厚いため剝く
方が多いです。

  1. 皮に切り込みを入れて皮むきをし、内袋にも切り込みを入れてから手で剝いて頂く
  2. 半分に切り落とし、スプーンですくって頂く

などの方法が主流です。

酸っぱい場合は?

手に入った甘夏が酸っぱい!と感じる場合は

酸抜き
を行うと食べやすくなります。酸抜きの方法
直射日光を避けた冷暗所で、数日置いておく
と良いでしょう。

数日置いても酸味を感じる場合などは、調理をして頂くと良いです。

ジャムにおすすめ

「甘夏のジャム」外皮も薄皮も果肉も全て使って作る事ができ

栄養素も逃すことなく美味しく
頂く事ができます。

  1. 甘夏の外皮は千切り、重量を測っておく
  2. たっぷりのお湯で、外皮を3分程度茹でる(茹でることで苦味が和らぐ)
  3. 茹で上がったら水でサッと洗い、たっぷりの水に30分程度さらす
  4. 甘夏の果肉と薄皮を準備し、種を取り除いておく
  5. 外皮と果肉・薄皮の重量に対して4~5割の砂糖を用意し、3の水気を良く切っておく
  6. 鍋に全ての甘夏と砂糖を入れて、よくかき混ぜながら加熱する
  7. アクをとり除きながら、約10~12分程度煮詰めたら完成。

出来上がりは緩めのジャムですが

冷蔵庫に入れて冷ますことで、トロリと固まってくる
ので大丈夫です。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 甘夏の薄皮は少し苦味を感じやすいが、栄養素が豊富なためなるべく頂くと良い
  • 甘夏の外皮は非常に厚く硬いため、包丁・果物ナイフなどを使用して切り込みを入れてから剝くと良い
  • 甘夏が酸っぱいと感じる時は、直射日光を避けた冷暗所でそのまま数日置いておくと酸抜きできる
  • 甘夏の栄養素を逃すことなく頂きたい場合は、外皮・果肉・薄皮を使用して作るシロップ漬けやジャムにすると美味しく簡単に頂ける

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