明石焼きとたこ焼きはどっちが先?具材や作り方に違いはあるの?

皆さんは明石焼きとたこ焼きの違いをご存知でしょうか?どちらもよく似たものですが発祥の兵庫県や大阪の人からすると全く違うものなので、同じように考えられるのはちょっと気になる!という声も多くある食材なんですよ。

今回は明石焼きとたこ焼きがどちらが先に生まれた食材なのか、どのような違いがあるのかについて解説していきたいと思います。

今回の記事では、

  • 明石焼きってそもそも何?
  • 明石焼きのルーツは?
  • たこ焼きって何?
  • たこ焼きと明石焼きの特徴は?
  • たこ焼きは体にいい?

これらについて解説していきたいと思います。

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明石焼きってそもそも何?

 

明石焼きとはたこ焼きとは違い小麦粉だけでなく「じん粉」という小麦粉からでんぷん質のみを取り出して精製したものを加えて作ります。じん粉を加える事によって通常のたこ焼きよりもトロトロとした生地に仕上がるのが特徴とされています。

明石焼きはその名前以外にも玉子焼(たまこやき)とも言われています。

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明石焼きのルーツは?

明石焼きのルーツは1831年頃べっ甲細工職人の江戸屋岩吉が和服の袖にあるたもとに卵を入れていたところその卵が割れて卵白が固まったものをヒントに、卵の白身を接着剤として作られた、明石玉という装飾品が誕生し、その明石玉をつくるときに使う金型に小麦粉と近くでとれるタコを入れて作ったのが明石焼きです。

明石焼きを商売として始めたのは大正時代のことらしく、もともとは屋台を引いて販売をしていたそうです。

明石焼きはタコだけを入れる?

明石焼きの他の特徴として、具材はタコだけを入れるというところが挙げられます。そもそも小麦粉とじん粉で作られている非常に柔らかい明石焼きは、具材をたくさん入れてしまうとどうしても崩れてしまう恐れがあります。

ですので桑た好みで千枚通しなどの金属は使わずに菜箸なので丁寧に返していくのが明石焼きの特徴です。

たこ焼きと言えばソースをかけて食べるのが一般的ですが明石焼きはだし汁につけて食べるもの大きな違いですよね!明石焼きの特徴を以下にまとめると

  • 具材:タコのみ
  • 硬さ:非常に柔らかいが崩れもしない
  • 形:丸く平べったい
  • 食べ方:冷たいだし汁で冷やして食べる
  • 生地:卵が主な原料となっている

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たこ焼きって何?

たこ焼きとは小麦粉に薬味を入れてだし汁で溶いた生地を作り、真ん中にタコを入れて球体状に焼き上げた食べ物のことを言います。

昭和の初め頃、すじ肉を入れて丸く焼いたラジオ焼きを改良し明石焼きの影響からタコと卵を入れるようになり、それを「たこ焼き」と呼ぶようになりました。この情報から分かる通りたこ焼きと明石焼きがどちらが先にできたかという答えは明石焼きの方が先なんです! 

初期の頃のたこ焼きは生地に味がついているため初めは何もかけずに食べるのが主流でしたが、戦後とんかつソースが発明されたことによりお好み焼き屋やたこ焼き屋でも普及し現在のような形になったようです。

昭和30年頃には大阪市内で5,000件以上のたこ焼き屋ができるほどの人気となり大阪名物として現在まで知られるようになりました。

たこ焼き器について

たこ焼き器は、鉄板の上に球状のへこみがたくさんついていてそこにたこ焼きの生地や具材を流し込んで丸めて作ります。たこ焼きの直径は一般的なもので38〜40㎜程度になります。近年では直径が大きいジャンボサイズのたこ焼き器もあります。家庭用でも1,000円程度で手に入るたこ焼き器や、ホットプレートとセットになっているものも売られているため手軽に作ることができます。

たこ焼きの特徴まとめ

では明石焼きと同様にたこ焼きの特徴を以下に簡単にまとめてみますので参考にしてください。

  • 具材:タコ、ネギ、紅しょうが
  • 硬さ:明石焼きよりも硬めで団子状
  • 形:ボール型
  • 食べ方:ソースを塗ってマヨネーズをかけて鰹節や魚粉、青のりをかけて食べる
  • 生地:卵よりも小麦粉が主な原料になっている

このように明石焼きとたこ焼きは主な材料も形も全く違います。食べられてない人は明石焼きもたこ焼きもどちらも同じように感じるかもしれませんが、よく食べる人にとっては全然違うものに感じますよね!

しかしどちらも自身の特徴を生かしてとても美味しく食べられるように設計されています。ぜひ大阪に行った時はたこ焼きを食べて、兵庫県にいった時は明石焼きを食べてみてください! 

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たこ焼きは栄養豊富?

最後に余談になりますがたこ焼きは様々な具材を使う中で、非常に栄養価の高い食材を多く使います。ですのでたこ焼きはできるを食べると体によいと言われているんですよ!

ではどのような食材でどのような効果が得られるのかについて解説していきますね。

小麦粉

小麦粉は70%程度炭水化物で構成されていて、身体に必要なエネルギー源になっています。また食物繊維やビタミンB1も豊富で、腸内環境を整えて糖質を燃やしてエネルギーに変える働きを持っています。

タコ

タコは高タンパク低カロリーな上に栄養満点な食材です。主な栄養素は、タンパク質・ビタミンE・ビタミンB12・タウリン・アミノ酸・ナイアシンなどで構成されています。

特にタウリンは、疲労回復作用や動脈硬化の予防の働きを持っています。健康でいるためにはタコは積極的に食事に取り入れてもいいかもしれません。

卵も完全栄養食品と呼ばれるほど栄養豊富な食材です。ビタミン・ミネラルが豊富なことはもちろんですが、他にも良質なタンパク質が含まれておりその中でもアミノ酸の値がかなり優秀です。体づくりや健康維持のためには必要不可欠な成分をたくさん持っています。

青ネギ

青ネギには、主にアリシン・βカロテン・ビタミンB1・Cなどが豊富に含まれています。疲労回復や風邪予防になり、夏バテや食欲不信にも効果的な食材です。

紅しょうが

紅しょうがは、赤梅酢に生姜を漬け込んでできた漬物になります。漬け込んだだけのものはピンクになりますが、そこの赤の着色料を加えて真っ赤な紅しょうがが出来上がります。

しょうがの栄養は、ビタミンB1・B2・C・E・カルシウム・マグネシウム・カリウムなどが挙げられ他にも生姜ならではの成分が豊富に備わっています。免疫力を高め疲労回復や老化防止にはもちろんですが、冷え性やダイエットにも効果的な働きがあります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 明石焼きとたこ焼きは明石焼きの方が先にできている
  • 明石焼きはもともと明石玉という装飾品を作るために作られた金型がきっかけ
  • 明石焼きの方は小麦粉だけでなくじん粉という粉を使うためふわふわと仕上がる
  • たこ焼きの方は小麦粉をしっかり使うので程よい硬さがあり沢山の具を使うことができる
  • たこ焼きに使われる具材は基本的にとても身体に良いものばかりなのでぜひ食べていただきたい 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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