赤キャベツやパプリカなど、同じ野菜でも色が全く異なるものが売られていると思わず見入ってしまいますよね。
多くの人はオクラの色をイメージする際に緑色を想像するかと思いますが、最近は赤い色のオクラをちらほら見かけるようになりました。
- 赤オクラの特徴について
- 赤オクラを茹でるなんて勿体ない!
- 赤オクラを活かしたレシピはある?
今回は、こちらについて詳しく解説します。
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目次
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赤オクラは生食できる?
まずは赤オクラについて簡単に解説します。
赤オクラは別名「紅オクラ」とも呼ばれるオクラのことで、私たちが良く知る緑色のオクラを品種改良したものになります。
赤オクラとして知られる代表的なブランドとしては、以下のものが知られています。
- ベニー(タキイ種苗)
- レッドサン(フタバ種苗)
- 島の恋(フタバ種苗)
- 夏あかね(大和農園)
味も彩の生がおすすめ!
結論から言うと、赤オクラは生で食べることが可能です。赤オクラの身の大きさは通常の緑色のオクラとも大差がありませんが、特徴としては全体が産毛で覆われていることが挙げられます。
そのため、赤オクラを食べる際はこの産毛を処理する工程が必要になるのです。
また、オクラには豊富な栄養素が含まれていることも知られています。具体的には、以下の通りです。
ビタミン類
βカロチンや血液凝固作用があるビタミンKなどが豊富に含まれています。
ミネラル類
カリウム、カルシウムを代表とするミネラル類が豊富に含まれています。
たんぱく質
野菜としては珍しく、豊富なたんぱく質が含まれています。
食物繊維
オクラのネバネバした食感は、水溶性食物繊維によるもので便秘などの解消が期待出来ます。
野菜の栄養素は加熱することで失われがちですが、生で赤オクラを食べることで栄養素をまるまる摂取することができます。
アントシアニンとは
赤オクラの鮮やかな赤色は、アントシアニンと呼ばれる色素の働きによるものです。
アントシアニンはリンゴやブルーベリーにも含まれている色素のことで、眼精疲労の回復や老眼の予防にも効果が期待出来る栄養素としても知られています。
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赤オクラは茹でると緑色になる?
赤オクラは茹でたらいけない
赤オクラに含まれるアントシアニンは、熱を加えることで分解してしまいます。そのため、赤オクラを食べる際に熱湯で茹でてしまうとたちまち緑色に変化してしまうので注意が必要です。
しかし、赤オクラの表面には産毛がびっしりと生えているため、そのまま食べたのでは口触りが非常に悪くなってしまいますよね。そんな時は以下の手順で産毛を取り除くのがおすすめです。
茹でずに産毛を取る方法は?
オクラの産毛を簡単に取るには以下の方法がおすすめです。
用意するもの:赤オクラ オクラが入っているネット 流水
作り方:
- オクラの入っていたネットの紙の部分と透明なビニールを取り除く
- 水道水で流しながらオクラ同士が触れるように手でスリスリと擦り合わせる
こうすることで、簡単に赤オクラの産毛を処理することが可能です。
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赤オクラのおすすめレシピは?
ピクルス
用意するもの:赤オクラ 40g 酢50ml 砂糖大さじ1と1/2 塩少々 水70ml にんにく1片 ローリエの葉1枚 耐熱容器 保存用瓶
作り方:
- 耐熱容器に調味料と入れて良く混ぜる
- 加熱後水を入れて更に混ぜることでピクルス液を作る
- 産毛を処理した赤オクラのヘタを取る
- 清潔な瓶にピクルス液とオクラを入れる
- にんにく片とローリエの葉を加えてしっかりと封をする
- 冷蔵庫内で1日漬け込んだら出来上がり
鮮やかな色を保ったまま、ピクルスを作ることができます。加熱をしていないため、作ったピクルスは早めに食べきることを心掛けましょう。
サラダ
用意するもの:赤オクラ 適量 好きな野菜 適量 好きなドレッシング 適量
作り方:
- 産毛を処理した赤オクラを輪切りにする
- 好きな野菜を食べやすい大きさにカットする
- ボウルで赤オクラと野菜を混ぜ合わせてドレッシングを掛ける
- 冷蔵庫で30分ほど保存したら出来上がり
ドレッシングを掛けてから冷蔵庫で冷やすとオクラのネバネバがたっぷり出てくるので、更に美味しく食べることができますよ。
即席漬け
用意するもの:きゅうり1本 塩小さじ1/3程度 赤オクラ3~4本 にんにん 1欠片 塩昆布 3~5g うすくち醤油 小さじ1/2程度
作り方:
- 輪切りにしたキュウリに塩を振って水分を抜いておく
- 毛を処理して輪切りにしたオクラときゅうりを混ぜ合わる
- スライスしたにんにくや塩昆布で味付けする
- 冷蔵庫で30分ほど保存して出来上がり
一度冷蔵庫で保存することで全体に味が馴染むので、お酒のおつまみにも最適です。
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まとめ
この記事をまとめると
- 赤オクラは緑のオクラを品種改良して作られた野菜のことを指す
- 赤オクラの赤い色には眼精疲労を改善する効果が期待出来るアントシアニンが含まれている
- アントシアニンは加熱することで分解されてしまうため、赤オクラは生食がおすすめ
- 赤オクラの産毛が気になる場合は、ネットと水道水を利用して簡単に処理が可能
いかがだったでしょうか。
パソコンやスマートフォンなどを使用する機会が多い現代人にとって、アントシアニンを含んだ赤オクラは理想の野菜の一つ。
美味しく食べて、大切な眼をケアしていきましょう。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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