秋鮭って臭いけどそのまま焼いて大丈夫?臭み取りの方法を解説!

ご飯のお供としてもぴったりの鮭は、時期によってスーパーに並ぶ鮭の種類も違ってきます。特に9月〜10月ごろに出回ることの多い、秋鮭は脂が少ないのでさっぱりした味わいが楽しめます。

ですが、秋鮭を購入した時に臭いがしたことがありませんか。では、秋鮭って臭いけど、そのまま焼いて大丈夫なのでしょうか。この記事では、

  • 秋鮭が臭い…
  • 下処理の方法は?
  • 鮭が臭い時の対処法

以上のテーマについて解説していきます。購入した秋鮭が、臭み取りの対処法から、そのまま焼いても問題ないのかを詳しく知りたい方はぜひこの記事を参考にしてください。

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秋鮭が臭い…

9月〜10月ごろの産卵時期に、スーパーなどで売られていることの多い秋鮭。しかし、購入した秋鮭が臭い…ということがありませんか。では、生臭い原因はなぜでしょうか。

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生臭い原因は?

秋鮭が生臭い原因の一つ目は、トリメチルアミンによるものです。魚には、元々旨味成分と同時に臭いの原因になる、トリメチルアミンオキサイドという微生物が存在しています。

このトリメチルアミンオキサイドが、分解されてしまい生臭さが発生します。二つ目は、酸化によるものです。魚に入っている脂質が、時間が経過すると酸化するため臭いの原因になります。

そのまま焼いても大丈夫?

秋鮭は、そのまま焼いても問題ありませんが、生臭いままであれば食べても美味しく感じません。そのため、焼く前に付着している水気を拭き取った後に、秋鮭の両面に塩をかけて1時間ほど置いておきましょう。

その後、約10分ほど焼いたら臭いが抑えられます。また、臭いがする秋鮭の対処方法は他にもあるので、後ほど詳しくご紹介していきます。

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下処理の方法は?

鮭は、そのまま焼いたり揚げたりと幅広い調理方法があり活用できる食材です。また、鮭をそのまま焼いて料理に使用する前に下処理を行えば、旨味が出て美味しくなります。

  • 薄い塩水につける
  • 酒粕を混ぜる

一手間加えることで、そのまま焼いて食べるよりももっと旨味成分が出てくるので、ぜひ試してみてください。

薄い塩水につける

下処理方法の一つ目は、薄い塩水につけましょう。塩水につけることで、身が引き締まるだけでなく、余分な塩分がじっくり抜けて旨味を逃しません。また、薄い塩水につけるのは、塩分が少し残るためです。

薄い塩水でそのままつけても良いですが、「みりん」と「酒」を大さじ一杯加えるとより旨味成分を閉じ込められて、焼いた時に美味しくなります。

酒粕を混ぜる

下処理方法の二つ目は、酒粕を混ぜましょう。酒粕は、塩分を和らげる効果があるので、旨味が凝縮します。また、酒粕を混ぜた場合はそのまま強火で焼くと焦げる可能性があるため、弱火で時間をかけて焼きましょう。

ですが、アルコールが苦手な人は酒粕を下処理として使用するときは、取り除いてからそのまま焼いても大丈夫です。

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鮭が臭い時の対処法

先ほど解説した通り、秋鮭の臭いの原因は酸化やトリメチルアミンオキサイドが分解されて発生します。ですが、秋鮭は臭くても対処法さえ知っておけば、臭みが取れるので安心してください。秋鮭が臭い時の対処法はこちらです。

  • 牛乳につける
  • ハーブやスパイスを振りかける
  • 柑橘の香りを食わる

鮭の臭いに悩んでいる人は、このテーマを読めば疑問が解消されますよ!

牛乳につける

一つ目の対処法は、牛乳につけましょう。牛乳に含まれるタンパク質や脂質が、秋鮭に入っている臭いの原因であるトリメチルアミンオキサイドを吸収します。20分ほど漬け込んだ後に、洗い流せば完了です。

そのため、秋鮭の臭いに効果的ですがそのまま焼くよりも牛乳に漬け込んでいるので、ムニエルなどのバターや小麦粉をまぶして焼く料理の時にしましょう。また、秋鮭を牛乳に漬け込んでも臭いがつくわけではないので、安心してください。

ハーブやスパイスを振りかける

二つ目の対処法は、ハーブやスパイスを振りかけましょう。ハーブやスパイスが持つ香辛料により振りかけることで、臭み取りだけでなく香りづけにもなります。

また、ハーブなどをかける前に切った秋鮭を水で軽く洗った後に、キッチンペーパーで拭き取ります。その後、ローズマリーなどの香辛料を振りかけてそのまま焼きましょう。さらに、使用するスパイスによって風味が違ってきますよ。

柑橘の香りを食わる

三つ目の対処法は、柑橘の香りをつけることです。臭いの原因であるトリメチルアミンオキサイドは、アルカリ性なので柑橘類などに含まれている酸性と組み合わさり、臭みが取れます。

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まとめ

今回の記事で説明した内容をまとめますね。

この記事をまとめると

  • 9月〜10月ごろに産卵時期に出回ることの多い、秋鮭は脂質が少なくてさっぱりとした味わいが楽しめる
  • 臭いがする原因は、魚全般に存在するトリメチルアミンオキサイドという微生物が、分解されて発生する
  • そのまま焼いても問題ないが、薄い塩水や酒粕を混ぜる下処理を行うことで、旨味が閉じ込められて美味しくなる
  • 秋鮭を臭みを取るためには、牛乳を入れてたりハーブやスパイスを振りかけたりすると取れやすい

ぜひ、臭いが気になるときは今回の記事でご紹介した臭み取りの方法を試してみてください。

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