日本の食卓に欠かせない味噌汁ですが、味噌汁と言っても様々な種類がありますよね。今回は、汁ものの中でも人気の高い「豚汁」について紹介していきます。豚汁に使用する味噌はどの種類がおすすめなのでしょうか?
赤味噌や八丁味噌、麦味噌など、味噌と一言で言っても種類は豊富です。豚汁にお勧めの味噌について詳しく見ていきましょう。今回紹介するテーマは、
- 豚汁の特徴
- 赤味噌の豚汁がまずくなる原因
- 美味しい赤だし豚汁の作り方
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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豚汁の特徴
まずは豚汁とはどのような汁ものなのか詳しく見ていきましょう。相性の良い味噌の種類や、地域性などについても見ていきます。
豚汁の特徴
豚汁とはその名の通り、豚肉が使用されている味噌汁のことです。大根やニンジン、ゴボウや里芋といった根菜類と一緒に作られることが多いでしょう。食材を炒めてから煮込む派と、水から煮込む派など、家庭によって作り方も違います。
合う味噌は?
豚汁にはどの味噌が合うのか、せっかくなら最高においしい豚汁を作りたいものですよね。しかし結論から申し上げますと、使用する味噌は何味噌でも構いません。料理の正解は自分たちがおいしいかどうかです。
材料や作り方を一生懸命ネットで調べるのもよいですが、まずは作ってみることが大切です。失敗で学ぶことが大切です。
地域によって違う?
豚汁に使用する味噌は地域によって違いがあります。北海道、東北、北陸、甲信越、関東地方では辛口の赤い米味噌が有名で、逆に関西地方では甘口の白い米味噌が有名です。
他にも、東海地方では豆味噌が、中国・四国・九州地方では麦味噌などが有名です。豚汁の地域性というよりも、味噌の地域性の違いによる影響が多いように思えます。
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赤味噌の豚汁がまずくなる原因
豚汁に赤みそを使用するとあまりおいしくないという意見もあります。赤みそを使用するとどうしておいしくなくなってしまうのでしょうか。
赤味噌の味の特徴
赤味噌は、白味噌と比べると約半年~1年と熟成期間が長く、コクのある味わいが特徴的です。この熟成期間が長くなるにつれて、味噌の色が濃い褐色に変化していき、旨味も増していきます。
また、赤味噌は長期間の熟成を必要とし、保存性を高めるために塩分濃度が高くなっています。そのため、白味噌と比べると塩辛い味をしています。
赤味噌豚汁の評価・口コミ
赤味噌で作った豚汁の味はというと、「なんとも淡白な味わい」という印象を持たれる方も多いかもしれません。実際の口コミを見ても、「味が薄い・塩辛い味しかしない」といった意見も多いです。
これはそもそも、赤味噌の使い方が間違っているのではないかと推察されます。赤味噌の基本は合わせみそです。赤味噌のみで使用すると淡白な味わいに仕上がります。
白味噌・八丁味噌は美味しい?
白みそや八丁味噌が主流の地域もありますよね。白みそは甘みが強い、八丁味噌は豆味噌なので、豆本来のコクや風味を楽しむことができます。もちろんどちらの味噌で豚汁を作ってもおいしくできますので、味見しながら味噌の量を調節してみてくださいね。
失敗する原因・対処法
赤味噌で豚汁を作るとどうしておいしくないのかですが、これは赤味噌のみで豚汁の味付けをしているからではないでしょうか。赤味噌の基本は合わせみそです。だしやみりんなどを加え、味に奥深さを出すとよいでしょう。
合わせ味噌にしてみる
赤味噌で豚汁を作る際は、「赤味噌:味噌=7:3」くらいの割合で合わせみそを作ってみるとよいでしょう。ほかにも、みりんやだしを入れるなど、味の調節方法はいくつかありますので好みで変えてみるとよいでしょう。
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美味しい赤だし豚汁の作り方
赤だし味噌を使用しておいしく豚汁を作るためにはどういった点を意識するとよいのでしょうか?お勧めのレシピは¥や材料について紹介していきます。
材料
豚バラ肉 (スライス) 100g
里芋 (2個) 100g
にんじん 50g
大根 50g
ごぼう 40g
水 (アク抜き用) 100ml
こんにゃく 50g
水 (下茹で用) 300ml
長ねぎ 20g
水 500ml
顆粒和風だし 小さじ1
赤みそ 大さじ2
ごま油 小さじ1
作り方の手順
準備.里芋とごぼうはたわしでこすり洗いしておきます。
1.里芋とにんじんは皮を剥き半月切り、大根は皮を剥きいちょう切りにします。ごぼうは斜めに薄切りにし、水にさらします。
2.長ねぎは小口切りにします。
3.こんにゃくは表面を潰してから短冊切りにします。
4.豚バラ肉は4cm幅に切ります。
5.3を水と一緒に鍋に入れて中火にかけ、沸騰後1分したらザルにあげます。
6.中火で熱した鍋にごま油、4を入れ色が変わるまで加熱したら1と5を入れ1分程炒めます。
7.水と顆粒和風だしを入れ沸騰させたらアクを除き、蓋をして弱火で約10分煮ます。
8.赤みその半量を溶き入れ、蓋をして弱火で約5分煮ます。
9.仕上げに残りの赤みそを溶き入れ、2を加え火を止めます。
10.器に盛り完成です。
ポイント
ポイントはゴボウやこんにゃくの下処理の方法でしょう。ゴボウは包丁の背などで川をきれいにとっても良いですが、皮部分は特に風味が良いので取りすぎ注意です。こんにゃくは綿棒などでたたいたり、潰してちぎる方法もおすすめです。
味がしみこみやすくなります。赤味噌も2回に分けて入れると、味と風味のバランスが良くなります。
まとめ
今回は、赤味噌で作る豚汁はおいしいかまずいか、赤味噌で作る際のポイントなどについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- 赤味噌の基本は合わせみそ!
- 普通の味噌:赤味噌=7:3くらいの割合で作るとおいしくできる。
- 赤味噌は肉の臭みとりにもなるので、赤味噌で作ってもとてもおいしい!
いかがでしたか?赤味噌や豚汁について少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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