赤カビを食べてしまったらどうなる?食中毒症状・取り除けばOK?

梅雨の時期に悩まされるもの、その一つに「カビ」もあるのではないでしょうか。

梅雨の時期は湿度が高く、気温も上がるので、食べ物にカビが生えやすくなってしまいますよね。

私たちを悩ませる「カビ」ですが、カビを食べてしまうとどうなるのでしょうか?

食中毒になってしまったりするのか、取り除けば大丈夫なのか、気になる方は多いようです。そこで今回は、

  • カビが生える原因は?
  • カビが生えた食品は食べられる?取り除けばOK?
  • 食べるとどうなる?カビの種類は?
についてご紹介いたします。

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カビが生える原因は?

湿度が高くなり気温も上がってくると「カビ」が生えやすくなりますよね。

お酒や味噌、チーズなどの発酵食品はカビ菌を利用して作られますが、それとはまた別物です。

そもそもどうしてカビは生えてしまうのでしょうか。

カビが生える原因や、カビの特徴についてご紹介いたします。

カビの特徴

湿気と気温が高くなると悩まされる「カビ」。

気付かない内に食品にカビが生えてしまいよく悩まされるという方も多いのではないでしょうか。

意図せず食品に生えてしまう青カビ・黒カビ・赤カビは気を付けたいところですよね。

カビは、食品を腐敗させるだけでなく、下記のような危険性もあると言われています。

注意
  • カビが持つ毒素から食中毒やアレルギーを引き起こしてしまう
  • 発がん性の危険性もあると言われている

このように、食品に生えてしまうカビには、特に注意が必要です。

カビが生える原因は?

カビが生える要因は主に下記の5つだと言われています。

  • 湿度が70%以上ある60%以上から活発に活動、80%以上で一気に繁殖
  • 15~30度の気温  :25~28度がもっとも生育に最適
  • カビの栄養分がある:食品の食べカス、ホコリ、汚れ、ダニなど

上記のような条件がそろってしまうと、カビは生えやすくなってしまいます。

MEMO
ちなみに、下記のものはカビ予防に最適な食品保存法です。

  • 冷蔵保存
  • 冷凍保存
  • 乾燥保存
  • ジャムなどの高糖度加工
  • 漬物などの高塩蔵加工

カビの発育を抑制したいときは、上記の保存方法がおすすめです。

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カビが生えた食品は食べられる?取り除けばOK?

カビが生えた食品を食べるとどうなるのでしょうか?

また、食べることはできないのでしょうか?

カビが生えてしまった場合についてご紹介いたします。

取り除けば大丈夫?

カビが生えているのを発見してしまったとき、「カビが生えてしまった部分だけ取り除けば大丈夫かな?」と思いますよね。

ですが、一度カビが生えてしまったものは残念ながら食べることはできません。

MEMO
表面だけでなく内部にまでカビが広がっている状態であることがほとんどです。

どこまで浸食しているかは目に見えないので、その部分だけ取り除いてもカビを完全に取り除くことはできないのです。

加熱すればOK?

加熱すれば大丈夫?と考える方も多いのではないでしょうか。

ですが、これも残念ながら、加熱調理しても食べることはできません。

MEMO
一般的にカビ毒は、通常の調理温度(100~210℃)、時間(60分以内)では完全に分解することができないと言われています。
一度でもカビが生えてしまった食品は、もったいないと感じるかもしれませんが、廃棄するようにしましょう。

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食べるとどうなる?カビの種類は?

人の体に有害な影響を及ぼすと言われているカビは、いくつかの種類があります。

青カビや黒カビの他に、危険性が高いと言われる赤カビも。

それぞれの特徴についてご紹介いたします。

青カビ

青カビは一番認知度が高いかもしれませんね。

柑橘類やパン、お餅、乳製品に生えることが多いカビです。

MEMO
見かけることが多い青カビですが、実は青カビ自体に強い毒性のあるものは少なく、食べてもすぐに被害はないと言われています。

発がん性のあるカビ毒ではありますが、長期間食べ続けた場合です。


とはいえ、体に良い物ではないのでやはり食べない方が賢明といえるでしょう。

黒カビ

次に良く見かけるのは黒カビではないでしょうか。

野菜に生えることが多いカビで、下記のような特徴があります。

  • 湿気が多いところに生える
  • 繁殖力が強い
  • 乾燥に強い

また、黒カビはアレルギーの原因にもなると言われています。

赤カビ

赤カビはマイコトキシンという危険性の高いカビ毒を作ることが特徴です。

赤カビに汚染された食べ物を食べると、下記のような症状を引き起こす可能性があるので非常に危険です。

注意
  • 嘔吐や下痢
  • その他食中毒の症状
  • 免疫低下

ちなみに、マイコトキシンの一種であるアフラトキシンは、天然の物質の中で最も発がん性が高いものです。

赤カビが生えていたらすぐに廃棄し、アルコールで消毒するのがおすすめです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

赤カビやその他カビの特徴についてご紹介いたしました。

この記事をまとめると

  • カビは食品を腐敗させるだけでなく食中毒や発がん性の危険性もある
  • 赤カビは特に危険な毒性があり食中毒を引き起こす可能性がある
  • 一度カビが生えてしまうと取り除いても意味がないので破棄するしかない!

湿度が高くなったり気温が上がってくると食品の管理は難しくなりますよね。

いつも以上に気を付けた方がいいかもしれません。

カビは生えないようにすることが一番です。

梅雨時期は、一度に大量に買い込むのは避け、必要な分のみ購入した方がいいかもしれませんね!

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