かつては保存食としての用途しか無かった缶詰も、今やお酒のおつまみ用として販売されているものも数多く存在します。
その中でも、特に人気の高い缶詰と言えば赤貝の缶詰が有名ですよね。
- 赤貝の缶詰ってどんなもの?
- 赤貝の缶詰は美味しい?まずい?
- サルボウ貝ってよく聞くけどどう違うの?
今回は、こちらについて詳しく解説します。
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目次
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赤貝の缶詰とは
赤貝の缶詰について解説する前に、まずは原料である赤貝についても解説します。
赤貝とは
赤貝はフネガイ科の二枚貝として知られています。その名前の通り、身が赤色に近いピンク色をしており、日本では北海道南部から九州地方までの広範囲に生息しています。
また、赤貝の特徴としては人間と同じ「ヘモグロビン」を含んだ血を持っています。
赤貝を開けると赤い液体が出るのですが、これは赤貝の血液です。このことも「赤貝」という名前が付けられた由来となっています。
日本では主にお寿司のネタに使用されることが多くなっていますが、近年では赤貝にA型肝炎ウイルスを所有したものが確認されています。このことから、赤貝の生食によるリスクが高くなっているため、出来る限り火を通して食べることが推奨されています。
美味しい食べ方は?
一方でしっかりと加熱及び殺菌が行われている缶詰であれば安心して赤貝を楽しむことが出来ます。缶詰を開けてそのまま食べるのも良いですが、少しアレンジを加えるだけで更に美味しく食べることが出来ます。
赤貝の缶詰 まるごと炊き込みご飯
用意するもの:白米1合 赤貝の缶詰1缶 人参20g 生姜少々 酒大さじ1 塩少々
作り方:
- 事前に米を洗っておき炊飯器にセットする
- 赤貝の缶詰を開けて調味液ごと炊飯器に投入する
- 酒を加えてから水加減を調整する
- 人参と生姜を加えて蓋を閉じ炊飯をスタートする
- 炊きあがったら良くかき混ぜて蒸らしたら出来上がり
とても簡単に炊き込みご飯を作ることが出来ます。水加減と塩加減は好みの量で調整するのがおすすめですよ。
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まずい?おいしい?口コミは?
赤貝の缶詰は、貝の中でも好き嫌いが分かれやすい食べ物です。インターネット上の赤貝の缶詰に対する評価を調べてみました。
まずい?
貝も小さいので、(あさり並み)食べにくいです。そして何と言っても味が美味しくない!
赤貝は小さくて食べにくい、味も美味しくないという声がありました。お寿司のネタとしての赤貝は大振りなイメージがありますが缶詰用としては小さなものが使用されているのかもしれませんね。
思っていたより味が甘かったです。タレの量が多くて貝の量が少なく感じました。
赤貝自体の味よりもタレの味に不満を持つ人が多く見られました。缶詰メーカーによって当然味付けは変わってくるため、これは個人の好みの部分が大きいのではないでしょうか。
おいしい?
貝類の栄養が簡単に取れて美味しいです、なかなか貝類は日頃食べないので
日頃、処理が大変な貝類を食べることはあまりありませんよね。赤貝の缶詰なら簡単に貝類の持つ栄養素を摂取出来るのが嬉しいという声がありました。
温めたらより美味しい。昔ながらの赤貝の味。柔らかいです
缶詰は開けたらそのまま食べるという印象がありますが、温めることで更に美味しく食べられるという声がありました。
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サルボウ貝との違い
赤貝の缶詰を解説する上で、避けられないサルボウ貝との関係性について解説しています。
サルボウ貝とは
サルボウ貝という貝をご存じでしょうか。サルボウ貝は、フネガイ目に属する二枚貝で漢字では「猿頬貝」と書きます。その名の通り、猿が食べ物を口に含み頬を膨らませる様から由来しています。
古くは縄文時代から食用として親しまれていますが、貝の見た目は非常に小さいです。
赤貝との違い
何故、急にサルボウ貝の解説を行ったかというと、もちろん理由があります。実は一般的に流通している赤貝の缶詰の原料はほとんどがサルボウ貝なのです。
サルボウ貝は、身が小さいこともあり本物の赤貝に比べて値段も安価なため缶詰用の原料として広く流通しています。
また、消費者にとって製品名をわかりやすく伝えるために敢えて赤貝の缶詰という言葉を使用しているのです。
サルボウ貝が実際に使用されているかどうかは缶詰の側面に記載されている原材料表示欄を確認するとわかります。気になった方は一度確認してみてくださいね。
なお、サルボウ貝と赤貝の違いについて以下の通りまとめてみました。
名前 | 値段 | 大きさ | 殻の溝の数 |
赤貝 | 高い | 大きい | 40本以上 |
サルボウ貝 | 安い | 小さい | 30本前後 |
このことから、貝の値段は一般的には大きさに比例して高くなるということがわかります。
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まとめ
この記事をまとめると
- 赤貝の缶詰は普段食べる機会の少ない貝類の栄養を気軽に摂取できる食べ物
- 赤貝の缶詰の味は、缶詰に使用されているタレの味に大きく左右される
- 赤貝の缶詰は非常に好き嫌いの分かれやすい食べ物である
- 市場に出回っている赤貝の缶詰には原材料としてサルボウ貝が使用されていることが多い
- 原材料表示欄を確認することで、原料が赤貝かサルボウ貝かを判断することが出来る
いかがだったでしょうか。
赤貝にはタウリンやビタミンB12などの栄養素が豊富に含まれているだけでなく、調理不要ですぐに栄養を摂取できる缶詰は理想の食べ方とも言えます。
是非、赤貝の缶詰を食べて体の内部から健康になりましょう!その際は、缶詰の原材料表示欄を確認することをお忘れなく。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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