揚げ銀杏の食べ過ぎは危険っていうけど何個まで?銀杏の効果効能を解説!

少し変わった秋の味覚とも言える揚げ銀杏。家庭で素揚げにして作った熱々の揚げ銀杏はお酒によく合いますよね。

しかし「銀杏の食べ過ぎは危険?」「何個まで食べられるんだろう。」「銀杏って健康にいいの?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで、今回は以下のことについて解説します。

  • 銀杏の食べ過ぎは銀杏中毒を引き起こす。
  • 子供なら7個、大人は40個程度が目安。
  • 銀杏には疲労回復効果や高血圧予防、癌予防に効果が◎

銀杏中毒の危険性を知り、栄養たっぷりの銀杏を適量楽しめるようになりましょう。

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揚げ銀杏の食べ過ぎは危険?

家で作っても、パックで買ってもおいしい揚げ銀杏。ついパクパク食べてしまいがちですが、揚げ銀杏の食べ過ぎは非常に危険です。そこで、銀杏中毒と銀杏の適量について解説します。

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銀杏中毒

揚げ銀杏を食べすぎると、銀杏中毒を引き起こします。これは、銀杏に4′-メトキシピリドキシンという成分が含まれているためです。

4′-メトキシピリドキシンの構造はビタミンB6に似ており、本来ビタミンB6が結合する場所に誤って結合してしまいます。その結果、体に必要なビタミンがうまく摂取できず、ビタミンB6欠乏症を引き起こします。

主な症状は、下痢や腹痛、嘔吐などです。ひどい場合はめまいやふらつき、痙攣にも繋がります。銀杏中毒を避けるためにも、銀杏の食べ過ぎは禁物です。

何個までなら食べて大丈夫?

銀杏は、子供なら7個、大人は40個程度までにしておきましょう。なぜなら、年齢や体調によって銀杏中毒になる量が異なるためです。

例えば、大人でもダイエット中や偏った食事生活をしていると、元々体が持つビタミンB6の量が少ないため、銀杏中毒になりやすいと言えます。

また、体が小さいほど銀杏中毒になりやすいため、5歳以下の子供に銀杏は与えないほうがいいでしょう。最悪の場合、命に関わる銀杏中毒を避けるためにも、必ず適量食べるようにしてください。

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銀杏の効果効能を解説

栄養

食べ過ぎはよくありませんが、銀杏には栄養素がたっぷり含まれており、体にうれしい効能や効果があります。そこで、銀杏の栄養や疲労回復効果、高血圧、癌予防効果について解説します。

栄養

銀杏には体にいい栄養素がたくさん含まれています。というのも銀杏は、カリウム鉄分ビタミンCビタミンEなどが豊富であるためです。

漢方としても使われており、咳止めや夜尿症の改善に効くと言われています。花言葉にも長寿と付けられるほど、健康にいい食料です。

ただし、先述した通り、銀杏は食べすぎると銀杏中毒を引き起こすので、食べ過ぎない程度に上手に栄養摂取しましょう。

疲労回復

銀杏には疲労回復効果があります。なぜなら、ビタミンB群が豊富に含まれているためです。

ビタミンB群はエネルギー代謝を円滑にする補酵素です。人間の体は食べ物をエネルギーに変えて活動していますが、エネルギー生産が十分に行われなくなると疲れを感じます。

そこで、ビタミンB群でエネルギー代謝を活発にすると、疲労回復効果が期待できます。

銀杏にはエネルギーの元となる、炭水化物や脂質もたくさん含まれているので、手軽にエネルギー補給したいときには、銀杏がおすすめです。

高血圧

銀杏は高血圧予防にも効果的です。これは、銀杏に含まれるカリウムが血中ナトリウムのバランスを整えてくれるためです。

高血圧の原因は塩分の摂り過ぎで血中ナトリウムの量が高くなることです。カリウムは水分と一緒に余分な塩分を排出してくれるので、高血圧予防になります。

癌に効果は?

銀杏は癌予防も期待できます。なぜなら、銀杏にはアルカロイドβカロテンが含まれているからです。アルカロイドは免疫力向上に効果があり、癌細胞の増加を抑制する作用があると考えられています。

また、βカロテンは活性化酸素を抑える作用があるので、癌予防に効果があります。この2つの栄養素は免疫力を高めるため癌予防だけでなく、風邪予防にも効果的ですよ。

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銀杏ダイエットは効果ある?

カロリー

栄養素が豊富に含まれている銀杏ですが、ダイエット効果があるのか疑問に思う方もいるでしょう。そこで、銀杏のダイエット効果について解説します。

効果

銀杏をダイエット中に食べることはおすすめできません。なぜなら、カロリーも糖質も高いためです。

銀杏100gあたりに含まれるカロリーは187kcal、糖質は36.7gです。ご飯100gのカロリーが168kcal、糖質は38.1gなので、主食とほぼ変わらないカロリーと糖質量と言えます。

そもそも銀杏中毒の恐れがあるので、100gも食べることはおすすめできませんが、銀杏はダイエット向きの食品ではないでしょう。

むくみには有効

銀杏はむくみ改善には有効です。というのも、銀杏にはカリウムが含まれているから。

むくみの原因は塩分の取りすぎで体が余計な水分を溜め込むことです。しかし、カリウムは余分な塩分を尿として排出してくれます。

むくみ解消のカギとなるカリウムは銀杏で補えるので、積極的に食べていきたいですね。

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まとめ

食べすぎると銀杏中毒を引き起こしてしまいますが、体にいい栄養素もたくさん含まれているんですね。

この記事をまとめると

  • 銀杏中毒を引き起こすので食べ過ぎは禁物。
  • 銀杏は子供なら7個、大人は40個程度までなら食べても問題ない。
  • 疲労回復効果や高血圧予防、癌予防、むくみ改善に効果が◎
  • 糖質とカロリーが高いのでダイエットには向かない。

食べ過ぎには気をつけて、おいしい銀杏を旬のうちにたくさん楽しんでくださいね。

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