ゼリーなどを作る時には「凝固剤」を使わなければいけません。そんな凝固剤の1つに「アガー」というものがあります。有名な凝固剤のゼラチンよりも高温で固まるため、常温保存のゼリーにピッタリの凝固剤なのです。そんなアガーが「うまく固まらない時」もあります。
一体どうしてアガーが固まらないのでしょうか?今回は、アガーについて以下のような事を解説していきます。
- アガーが固まらない原因とは?
- アガーをきちんと固める方法とは?
- アガーを使った美味しいゼリーの作り方とは?
こんな内容になっています。記事を最後まで読んで頂き、アガーを上手に扱えるようになってしまいましょう。
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目次
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アガーが固まらない原因は?
まずは、普通通りにアガーを使ったのに固まらなかった。という時の原因として、どんなことが考えられるでしょうか?アガーの特徴なども含め解説しておきましょう。
アガーの特徴
アガーとは「スギノリ」や「ツノマタ」などの海藻から採れる「多糖類」を原料にした凝固剤です。牛のコラーゲンから作られるゼラチンは「20℃以下」でなければ固まらない性質がありますが、アガーは50℃以下で固まる性質を持っています。
なので、常温保存したりするゼリーには、アガーを使うのがピッタリなのです。アガーを使ってゼリーを固めると、非常に透き通った仕上りにもなるので、見た目にもかなり美しいのが特徴です。そんなアガーですが、うまく扱わないときちんと固まらないというトラブルもあるようです。
一体どうして固まらないのでしょうか?
完全に溶けていない
アガーは液体全体に満遍なく溶けないと固まらない性質があります。なので、液体に溶かすときに、うまく満遍なく溶かし入れなければいけません。また、液体を沸騰させてしまうと、アガーの凝固力が落ちてしまいます。液体を加熱する時には、沸騰させないように液体を過熱させましょう。
液体に満遍なく溶かすことが出来れば、常温ですぐに固まっていくでしょう。
ダマになるため
アガーは、液体に投入する時に「一度に沢山いれてダマになると」固まりにくくなります。ダマにならないように、少量ずつ投入し、しっかりとかき混ぜて、液体とアガーが上手く混ざり合うようにしましょう。
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アガーが固まらないときの対処法は?
では、アガーを使って、うまく固まらない時には、どうやって改善すればいいでしょうか?アガーを固まりやすくするコツをご紹介していきます。
砂糖を使う方法
砂糖を使ったスイーツを作る時、アガーは「砂糖と混ぜて一緒に液体に投入」していったほうが、満遍なく投入できます。なので、甘いゼリーなどを作る時には、砂糖と一緒にアガーを投入するようにしてみてください。事前に砂糖と混ぜ合わせておくのがポイントです。
砂糖を使わない方法
砂糖を使わない食べ物に、アガーを使っている時は、「ゆすらないこと」でアガーの凝固力をキープすることが出来ます。アガーは常温で凝固し始めますが、この凝固している最中に器をゆすってしまうと、固まりにくくなるのです。
さらにゼリーの形状に仕上げた後でも、アガーは「形状を崩すと離水する性質」があります。なので、アガーを使って凝固させるときは、外部からの刺激をあまり与えないように注意してみましょう。また、レモン汁などの酸性の物質と一緒にアガーを投入しても固まりにくくなります。
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アガーを使った簡単果物ゼリーの作り方!
では、アガーを使って作る簡単な果物ゼリーの作り方を解説します。
果物ゼリーを失敗無く作るには?
果物ゼリーを失敗なく作るには、アガーをダマにさせないことが重要です。ゼリーは砂糖を使って作る食べ物なので、前述した通り事前に砂糖とアガーをよく混ぜておきましょう。それだけで失敗する可能性をグッと下げられます。
果物ゼリーの材料
アガーで果物ゼリーを作る際の材料はこちらです。
- お好きなフルーツ
- 水
- 砂糖
- アガー
実はシンプルにこの材料だけで簡単にアガーのゼリーは出来てしまうのです。
ゼリーを作る手順
では、アガーを使ったゼリーを作る方法をご紹介していきましょう。
- よく乾いたボウルの中に砂糖とアガーを入れ、丁寧に混ぜておく
- フルーツは一口大の食べやすいサイズにカットする(キウイ、チェリー、パイナップルなどがおすすめ)
- ゼリーの型になる容器にカットしたフルーツを入れる
- お鍋にお湯を沸かし、砂糖とアガーをかき混ぜながら入れる(一旦沸騰させた後に、段々と温度を下げながら粉を入れると上手に溶ける)
- 砂糖とアガーがお湯にきちんと溶けたら、固まらないうちにフルーツを入れた容器にアガー液を注いでいく
- アガー液を入れた容器を冷蔵庫で冷やし固めると完成
こんな感じで、アガーをお湯に溶かすだけで簡単に作れるので、あなたも是非チャレンジしてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「アガーがうまく固まらない時の対処法」をご紹介してきました。最後に記事内容をざっくりと振り返っておきましょう。
この記事をまとめると
- アガーが固まらない時はダマになっている可能性がある
- アガーが固まらない時は、砂糖と一緒に液の中に投入するといい
- アガーは外部からの刺激で崩れてしまいやすい
こんな内容になっていました。あなたも早速アガーを購入して、美味しいゼリーを作ってみてはいかがでしょうか?
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